ローマに住む塩野さんからみた日本についてのエッセイ的な話だと思っていたが違った。古代ローマが王政から始まり共和政を経て帝政成立くらいまでをざっと紹介しつつ、古代ローマ人の生き方を現代日本人も参考にできますよって感じの話のようです。それにしても、塩野さんのですます調にどうしても違和感を感じてしまう。最後の付録の英雄たちの通信簿も面白い。
なんか世界とか救いてえ。とかなんとか言って始まる近未来SF。かつてのウィーンである犯罪都市ミリオポリスにて繰り広げられるハードボーイルドで悪ふざけのストーリー。登場するのは涼月:黒犬(シュバルツ)、陽炎:紅犬(ロッター)、夕霧:白犬(ヴァイス)の義肢装着の少女たち。3人はそれぞれに暗雲たる過去を持ち特殊兵として生きていくのです。冲方丁さんの本を初めて読んだのだが、最初に読む本はこれでよかったのかちょっと不安になった。いや、初めてではなかったですね。マルドゥック・スクランブル読んでた。