なんか、ライトな雰囲気の表紙とタイトルに惹かれて読んでみる。なんか分からんけど凪島という三角形の島に3つの高校があって、灯台を守る高校と探偵を育てる御盾高校と怪盗を育てる黒印高校がある。そんな設定まではまあいいのだが、謎の怪盗が現れていろんなものを盗んでいくのです。一つ目の話では次元を盗んで二次元にする。二つ目はスマホという存在をみんなの記憶から盗む。三つ目は顔を盗んで入れ替えたりする。んー、よく分からない。そんで、三つ目の話がまあまあいい感じで終わった後、「続く」となっていた。本当だろうか…。
タイトルが気になり手に取ると、解説も何もなく、でもなんだか気になって購入。どうも自費出版らしき感じの本だった。
アンドロイドや宇宙移民などが進んだ未来の話らしいが、主人公のエトリが喫茶店で働くところから物語は始まる。女性型アンドロイドであるエルフィアや、友人のカルーダ、恋人のリィファ、宇宙コロニーに行ってから親友になったロイーユなどとの交流が語られる。
主題があるようなないような、ふわふわした感じのストーリー。今の地球とはちょっとだけ違う未来の設定に違和感を覚えつつ、それが特徴でもあり面白かったです。