Autobianchi A112 (レストア)

朽ちかけたアウトビアンキに魂を!レストア生活のレポート

フィアット パンダ 温泉三昧の旅 (伊東温泉 東海館)

2013-09-02 08:28:55 | フィアット パンダ


9月1日(日)、亀石峠から宇佐美海岸に抜けて、太平洋を望みながらパンダは国道135号線を伊東に向かって走ります。



日本最大の道の駅・伊東マリンタウンを過ぎて、サンハトヤ(ホテル)に近づくと、椰子の木の街路樹が迎えます。



国道135号線を右折して、市街地(伊東駅方面)に入っていきます。
山野豆腐店が目印です。



市街地に入ってきました。
観光客が歩いていないような気がしますが、地元住民は「最近はお土産などのホテル内で買うので街には出てこない」との話でした。



これが本日の目的地。
伊東温泉・東海館です。
この建物は伊東市指定文化財です。
一度訪問してきたかったのですが、本日目的達成です。
宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」を観たとき、この旅館に似ているなぁ・・・と思いました。




創業者の稲葉安太郎氏が材木店を営みながら、国内外の高級な木材を集めており、この旅館ではそれらの形や木目などの美しく質の良い木材などがたくさん使われています。
昭和13年頃に建築された部分では3人の棟梁を各階ごとに競作させたこともあり、廊下の飾り窓や階段の手すりの柱などにそれぞれ違った職人の技と凝った意匠を見ることができます。
他にも、玄関の豪快で力強い彫刻や書院障子の組木のデザイン、照明器具などもみどころです。

東海館のみどころは多岐にわたりとてもこの場で紹介しきれるものではありません。
現在では入手することは困難であろう、ふんだんに使われた銘木、変木の数々は長年の手入れによって磨き込まれ、言いようのない味がでています。
いくらきれいに写真を撮り紹介しようとしても、その味わいまでも写し取ることは出来ないのです。

平成9年3月31日に70年近くにわたり、松川の川面に毎夜映し出された明かりは一旦消えたものの、伊東温泉観光・文化施設として生まれ変わった『東海館』の古き良き時代の味わいは、いまだ健在です。

当時のまま入浴が可能な風呂につかり目を閉じてみれば、ぱたぱたと廊下を行き交う足音が聞こえ、宴もたけなわの多くの陽気な声が聞こえてくるでしょう。

(Webの解説)

良い感じですよねぇ・・。



この欄間も豪華絢爛でしょうね。
この欄間を観察すると鶴と亀(奥の欄間)で、縁起が良いのです。




受付で「温泉に入れますか?」と聞くと、入館料込みで一人500円でした。
東海館の豪華な館内探訪は後にして、まずは温泉です。




時間帯で男風呂と女風呂が入れ替わります。
この時間帯は女風呂は広いとのことで、奥さんは大喜びです。
奥さん談では、天井もタイル張りでレトロな感じだったそうです。

この日は、男風呂も女風呂も独占でした。



この蛸のオブジェから温泉が湧き出てきます。
ユーモラスな表情が笑えますよね。

温泉もお湯が柔らかくて良いです。



温泉を出てから、甘味処で休憩です。
チケットを受付で買って、1F奥の甘味処に行きます。
障子を開けると、広間がありそこが甘味処ですが、当時のままの和室の部屋で、エアコンも効いていて最高です。

クリームあんみつをオーダーしました。
ん!美味い。
この甘味処も、奥さんと独占です。



休憩が済んで、東海館の館内探訪です。
この障子の帆掛け舟の細工もすばらしいですね。

ここから探訪はスタートです。



今は宿泊することができませんが、当時の客間の健在です。
昔の旅館は、こんな感じでしたよね。



廊下の灯りもレトロ感があって、雰囲気が最高です。
蛍光灯やLEDなどの冷たい感じではありません。



2Fのこの客間は良いですね。
いくつもの客間がありますが、それぞれが違いますが、細工などの装飾がすばらしい。
多くの文人がこの旅館に宿泊したようです。



これは3Fの大広間です。
当時、芸者さんが宴を彩ったでしょうね。



これは4Fの望楼です。
階段を登ると望楼に到着です。
お城の天守閣みたいな感じですね。



360度の眺望です。
風が抜けて、さわやかです。
しばらく、ここに腰掛けて奥さんとぼんやりしてました。



探訪も楽しんで、受付で「お湯も良かったし、部屋も最高ですね。こんな旅館に泊まりたいですね。」と言うと、「隣のks Houseは宿泊できるよ」との回答でした。



この建造物も、当時同じ棟梁が建てたそうです。
今はゲストハウスのようです。
外国人宿泊客が多いとのこと。



駐車場のパンダに向かうときに、川沿いから撮影した東海館とKs Houseです。
古き良き時代の建物に探訪できて、しかも温泉に入ることができて大満足です。



にほんブログ村 車ブログへにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ イタリア車へにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ フィアットへにほんブログ村

にほんブログ村 車ブログ 車 レストアへにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村