個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

日常に感謝です

2025-01-09 16:46:39 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

無事に退院できました!

新年を病院のベッドの上で迎え、腕は点滴だらけで自由に動けず、寝返りもできないから腰もどんどん痛くなり、Wi-Fiがないためスマホもほとんど使えず、テレビを見る気にもならず、これまで経験したことがないような不自由な生活でした。周りに人がいると眠ることはもちろん、くつろぐこともできないタイプですので、ストレスもどんどんたまっていきました。耳栓をもっていってなかったらと思うとゾッとします。

たったの1週間でしたが、めっちゃ長く感じました。

家に帰ってきたときの解放感といったら言葉では表せないほどのものでした。両手を動かすことができて、自由に歩き回れて、自分のタイミングでトイレや洗面所にも行くことができるなんて幸せ。そんな退院の日でした。

次の日も休みをとらせていただき、その次の日から授業を再開しました。久しぶりの授業は楽しくもありましたが、1週間ほとんど頭を使っていなかったので、多少頭の回転が鈍くなっているのがショックでした(-_-;)

休講になった分、しっかり取り戻せるように教えていこうと思い、気合を入れて頑張っております。
体調も日に日によくなっており、ほぼ万全の状態になってきました。

仕事ができる喜び、食べられる喜び、話ができる喜び。大げさかもしれませんが、生きている喜びを感じることができています。

今後はもっと自分の体のことに気をつけながら、無理をしてしまうと結局は迷惑をかけてしまうことがわかったので、自分の健康を第一に考え、その中でできることを一生懸命全力で取り組んでいこうと思いました。

いよいよ受験です!受験生のみんな、心配かけてごめん。必ず君たちの力を最大限引き出すことができるようにするので、一緒に頑張っていこうな。
そして心配してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
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今年も本当にありがとうございました

2024-12-31 12:34:00 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

毎年この日には、塾の大掃除をしながら、いつ終わるのかわからない絶望を感じ休憩したとき(笑)、ブログを書いているのですが、今年は塾ではなく病院にいます。

12/25の夜から翌朝にかけて腹部に激痛が続き、たまらず病院に行き、検査した結果胆嚢炎でした。手術をするべきという医師のお話でしたが、冬期講習真っ最中でどうしようかと悩みました。

受験生もたくさんいるし、その他の生徒さんもテストがあります。みんな塾が休みになったら不安になるだろうなあと思いながらも、痛み止めで騙し騙し授業を続け、それこそ一番大事な時期に症状が悪化して休んでしまうことが一番迷惑をかけてしまうと考え、まだ少し休みのある年末年始に手術&入院すれば最小限で抑えられると決め、29(日)に手術をしました。

無事に手術は終わり、今はじっくりと回復を待っているところです。1週間ほどは休みにしなければいけないでしょうが、早く万全の状態に戻したいと思っています。

今回、手術することになり、生徒や保護者の方々にその連絡をしたのですが、大事な時期の休みにもかかわらず、みなさん本当に優しくて、有難くて、感謝の気持ちでいっぱいです。必ずそのお気持ちに応えるよう、復帰すればこれまで以上に必死で頑張ることをお約束します!

今年は本当にいろいろありました。
今、私がいる病院は父が手術をした病院です。もしかしたら病室も一緒かもしれません。父の面会に来たときのぼんやりとした記憶ですが、位置的によく似ています。父も、手術後はここで私よりずっと不安で毎日を過ごしてくれていたんだなあと思っていると、お父さん、頑張ってくれてありがとうって自然に言葉が出てきますね。

来年は、生徒のみんなや卒業生、保護者の方々、ブログを読んでくれてる方々、私の家族、友人、大切な人々、みんなにとって、あたたかくて優しくて幸せな一年になることを心から祈っております。来年もよろしくお願いします。
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左を制する者は

2024-12-04 14:50:39 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

突然ですが私は格闘技が好きなんです。若いころはよく格闘技の大会を見にいってました。プロレス・総合格闘技・ボクシングなどです。また、見るだけではなく自分でやってみるのも好きでした。高校のときは柔道をしていましたし、30代にはボクシングジムに通っていて、それなりに筋肉質で引き締まっていました。それも今となっては見る影もありませんが(^_^;)

私がこうして格闘技に興味を持つようになったのは、やはり中学校の影響が大きいのでしょうね。以前から書いているように、私の通っていた中学校はヤンキーが支配していた学校で、正直怖かったですし、毎日学校に行くのも嫌でした。先生たちも味方になってくれそうになく、自分の身は自分で守らなければなりませんでした。といっても、私にそんな度胸も腕力もなかったので、ひたすら目立たないように、適当に愛想笑いをしながらやり過ごすしかありませんでした。そんな自分が情けなく、なんとかしたかったので高校から体を鍛えるようになりました。筋力もつき柔道も学んだことにより、おそらく強くなったとは思いますが、幸いにもそういった場面に出くわすこともなく、またもともと気が弱いので実践で使うことはありませんでした。ただ、心のどこかで、なにかめんどくさいことが起きても、今ならなんとかなるだろなという自信のようなものはあったと思います。

ついつい、自分の話をしてしまいましたが、今日は私のことではなく卒業生の話をしたいと思います。

ある卒業生からボクシングの世界戦の前座の試合に出場することが決定し、そしてトランクスに入れる企業のロゴにONE-Sを入れさせてほしいという連絡がありました。

彼は中学生のときに不登校になったのですが、高校は全日制の学校に見事に合格しました。しかし、1学期の早い段階で学校に行くことができなくなり、通信制の高校へ転入しました。そこで彼のペースでゆっくりと過ごしていましたが、2年生の半ばだったと思います。大学受験をしたいからと塾に来てくれました。彼は理系の大学に進学したかったのですが、高校では数学や物理、化学などの授業がほとんどなく、独学で勉強しなければならなかったのです。ですから、彼は非常に優秀な子でしたが、大学受験ということを考えると、あと約1年間でどうにかなるような状態ではありませんでした。

早い段階で受験科目を絞って勉強しようと話し合って決め、数学や物理を中心に勉強を始めましたが、理解力も高く、予想以上に順調に進んでいきました。ですが、精神的な不安定さは常に彼にはあり、塾に来ることができないこともあったし、家庭での学習はほぼできない状態でした。塾に来ても、気持ちが沈んでしまっていて、とても勉強ができる状態ではなく、2時間ほどずっと話をして授業が終わる日も何度かありました。

もともと勉強もできて、彼もそれなりに自信があったのでしょう。それが、どこかでずれてしまって、勉強の自信を失い、勉強の自信がなくなるとそれ以外のことすべてにおいても、自信をなくしていったように感じました。どうしたら彼が元気になっていくか、そのことばかり考えていましたが、よく考えるとそんな力が私にあるはずがありません。もっと言えば、彼自身が自分の力でこれを乗り越えるしか方法はないのです。では私に何ができるかといったら、彼と一生懸命向き合うことでした。悩みを解決したり、自己肯定感を高めたりはできないけれど、彼の話を一生懸命聞いて、私の意見や気持ちを正直に伝えていきました。

こんな感じでなんとか受験勉強を進めていった結果、無事に彼は大学に合格してくれました!彼の能力ならば、もっと偏差値の高い大学も狙えたでしょうし、彼自身もそういう気持ちはあったと思います。ですが、彼も力を使い果たし、これ以上受験勉強を続ける余力はなかったですし、なにより次のステージにようやく進めるという安心感が大きかったと思います。

塾を卒業してからは、彼の弟も塾に来てくれていて、その子から彼の様子をときどき聞いていました。「今、バイトしてるんやで」「えっ!マジで?すごいやん!」
「髪の毛金髪にしてるで」「えっ!マジか?なんか楽しんでそうやな」「最近ボクシング始めたらしいで」「うそやろ?まったく想像できんわ」
そんなやりとりがあって、だいたいの状況はわかっていたつもりでしたが、実際は予想をはるかにこえるほど、彼はりっぱになっていました。

彼の試合は東京で行われるため見にいくことはできず、試合もテレビ放送がなかったので見れずに残念だったのですが、試合後彼から連絡があり、試合の動画を送ってくれました。リングに立っているのは、まぎれもないプロボクサーでした。彼はプロのライセンスも取得しており、完全にプロボクサーの動きでした。動画を見ながら私も興奮してきて、思わず何度も声をだして応援していました。

後日、彼が塾に来てくれました。実際に会うと動画で見るより、さらに体もがっちりしていて、4年前の彼とは体つきはもちろんですが、表情や雰囲気もまったくの別人のようでした。試合で拳を骨折していて痛々しかったですが、試合で使用したONE-Sのロゴが入ったトランクスを持ってきてくれました。めちゃ嬉しかったですね。久しぶりに話した彼はもう完全に大人で、自信にあふれていましたし、もう何も心配ない様子でした。春からは見事に希望の就職も決まり社会人となります。

彼は何度も言ってくれました。「松下先生と出会わなかっら、僕の人生はたぶん終わっていた。もうこの世にいないか、今も引きこもっているか。塾に来て松下先生と話して、力をもらい、また家に帰るとエネルギーがなくなっていくので、次に塾に来たときに力をもらって、そういう繰り返しでした。先生がいつも『お前は大丈夫だから。』と言ってくれていたので踏ん張れた」そんなことを言ってくれました。

そうか、知識がなくカウンセラーでもなく専門家でもないけれど、一生懸命向き合って伝えていけば、引っ張ってあげることはできなくても、支えたりすることはできるのかもしれないな。きっと何か役に立つことはできるはずだ、そんなことをもう一度彼には教えてもらえたような気がします。でも最後は彼自身が「ここで自分は変わろう!いろんなプライドを捨てて、もう一度歩いていこう!」という強い決意があったからこそ、今の彼があるのです。一度大きな山を乗り越えた彼にとっては、これまで悩んでいたことなどが、とてもちっぽけなものに見えているでしょう。それほど大きく成長したのです。

生徒や卒業生が元気で頑張っている姿は、私に大きな元気と勇気を、そして経験も与えてくれます。受験勉強を頑張っている子、学校の成績を頑張って上げようとしている子、学校に行けず悩んでいる子、何も目標がなく苦しんでいる子、いろんな子がいます。彼らと一生懸命向き合っていき、私も彼らとともに成長していき、そして少しでもどんな形でも役に立つことができるように、全力で関わっていきたいと思います。

ONE-SのHP

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これから歩いていく道

2024-10-04 16:27:35 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

先月中旬に、父が天国へと旅立ちました。

昨年手術を終え、その後も父は一生懸命生きるために頑張ってくれていました。

毎朝・毎晩、父の様子を見にいき、できるだけたくさん話しかけて、なんとか元気になってほしいと願っていました。
だんだんと弱っていく父を見るのも日に日に辛くなりましたし、父を1日中付きっきりで介護する母の体も心もボロボロになっていく姿を見るのも悲しく自分の無力さを感じ、なんとも言えない気持ちにもなりました。
しかし、今辛いのは父であり、そして母であるのだから、私が弱い気持ちになってはいけない、私ができることをしっかりして二人を支えていこうと私なりにやってきました。

私たち家族の願いとは逆に父は回復することはありませんでした。その日も私はいつも通り22時まで授業があり、片づけをしていたときに母から連絡がありました。あわてて実家に向かい、ベッドの父と対面したときにはかなり危険な状態でした。母と2人で「お父さん!頑張って!」と声をかけながら、しばらくして弟もかけつけてくれ、3人で力を送り続けましたが、父は眠るように息を引きとりました。

ほとんど苦しまなかったと思います。私と弟がかけつけるのを待っててくれたかのように、3人がそろってすぐに亡くなりました。信じたくない、信じられないという思いからか、ずっと現実のものとしてとらえることができず、夢の中にいるようでした。

私は母とそのまま朝まで起きていて、そこから生徒の保護者の方々に5日ほど授業が休みになることのご連絡をさせていただきました。テスト中やテスト前の方も多くいらっしゃいましたが、どの方もあたたかく優しいお言葉をかけてくださり、完全に沈みかけている私の気持ちを元気にさせてもらえました。本当にありがたかったです。こうしていろいろとご迷惑をおかけした分、これまで以上に一生懸命頑張っていこうと思いました。

父は人として立派であったとか人格者であったとは思いません。ただ薄情な人ではなく、情に厚い人でした。家族のだれかが困っていたりピンチの時にはいつどんなときでも、かけつけてくれました。家族以外であっても、自分のことのように一生懸命でした。

父のいろいろなエピソードがありますが、一番古い記憶では、私がまだ5歳くらいだったと思いますが、家族でどこかにでかけたときに、そこに池があり大勢の人たちが騒いでいました。子どもが池で溺れていたのです。すると今まで私の横にいた父が躊躇することなく池に飛び込み、無事に子どもを救いました。それから何十年も父のところに、その子とご両親から御礼の手紙が届いていました。

今の私があるのも父のおかげです、こうして私が仕事をできているのも父のおかげです。以前のブログでも書いてきたように、ひきこもって絶望している私を見捨てず、背中を押してくれ、応援してくれ、心配してくれ、この仕事に出会わせてくれました。

私の仕事がある程度軌道に乗ってからも、父はいつも私の心配をしてくれていたそうです。弟から聞いたのですが「〇〇(兄)も△△(弟)も安心や。あとは英治だけや。どうにか英治を一本立ちさせたらな。それまではお父さんも頑張らないと!」と父は話していたそうです。

私が頼りなかったんでしょうね。いつも、ずっと心配してくれていたんですね。ありがとう。何か頼みごとをしたら嫌な顔一つせずに、いつも手伝ってくれました。
自分の病気のことをなかなか話さなかったのも、私がしっかりしていなかったから、父が病気だとわかれば私が焦燥してしまうと思っていたんですね。ごめんね、頼りない息子で。病気のことを家族の誰にも話さずに、一人で病気と闘っていたんだよね、怖かったよね、辛かったよね。

父が天国からも私たちを見守ってくれていると思っています。そんな父を安心させてあげたいです。私も「できた人間」にはなれそうにありません。ですが、父のように情に厚い人、だれかのために一生懸命になれる人、そんな人になりたいと思います。父が「あれが俺の息子やで!」と自慢してもらえるように。

父から与えてもらったたくさんの愛情、優しさ、そして教えてらったたくさんの大切なこと、それらを心の大事なところに入れておいて、私はこれからより多くの人に喜んでもらえるよう頑張り、そして多くの人に恩返しをしていけるよう生きていきたいと思います。きっと父も喜んでくれるでしょうから。

お父さん、本当にありがとう。お父さんの息子で俺は幸せだよ。長い闘病生活お疲れさま。今は好きなものたくさん食べて、大好きだった仕事いっぱいしてや。俺もお父さんが安心できるように一生懸命頑張るからね。本当にありがとう。

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今年はポスティングしています!

2024-04-02 20:14:06 | 教室から
こんばんは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

いよいよ新年度が始まりました。

3月の中旬頃からポスティングを開始しています。なかなか毎日はできませんが、週に2回ほどチラシをポストに入れさせていただいています。冬の間はウォーキングもほとんどいていなかったので、いい運動になります。気候もちょうどいい感じですのでとても気持ちいいですね(花粉症で目が辛いのと、やはり運動不足からくる筋肉痛がひどいですが(^-^;。

ポスティングを始めてから毎週お問い合わせがあり、面談や無料の体験授業をおこなっています。入塾を決めてくださった方も何人かいらっしゃって新しいご縁に感謝しております。

先日、午前中にポスティングをして、いい汗をかいて運動したのでお腹が減り、塾に戻る途中でお店で昼ご飯を食べていました。そのとき「松下先生!」と声をかけられたので、そちらを見ると、若い男の子が立っていました。「うん?どこかで見た顔だけど、うーん誰だっけ?」と一瞬戸惑っていたら、すぐに名乗ってくれました。私がONE-Sを開校してすぐに入塾してくれた子で、約8年間塾に通ってくれました(そんな長いこと来てくれた子の顔がすぐにわからないなんてひどい!…と思われるかもしれませんが、言い訳をすると若い子は1年や2年でめっちゃ変わるんですよね(^_^;)

入塾したときには、まだ小学生でで中学校や高校でうまくやっていけるかな?と少し心配になるほどおとなしい子だったのですが、もうそれはそれは立派になっていて、とても頼もしく見えました。こうして声をかけてくれるって嬉しいですね。勉強を中心としてコミュニケーションを重ね、信頼関係を築いていき、そして勉強面以外のことでも話をしたり相談に乗ったり、そしてまた絆が深まっていく。私からすると生徒というよりは、卒業した子たちは年齢の大きく離れた友人に近い感覚です。だから卒業しても何かあれば力になりたいと思いますし、役に立てれば嬉しいです。こういった1人1人との縁が有難いですね。

引き続き塾に来てくれている生徒、そして受験が終わり高校生になってからも来てくれる生徒、そして新しく入塾してくれた生徒。すべての子たちにとって信頼できる大人になりたいと思っていますし、役に立つことができるように日々頑張っていきます。

もうしばらくポスティングを続けますので、ポストにチラシが入っていましたらぜひ読んでみてくださいね。何かご不明な点やご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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