個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

相談される立場として

2017-08-31 13:20:03 | 教育問題
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

不登校やひきこもり、成績や勉強の方法のことなど、悩みを持たれいる方はたくさんいますし、そういった問題に対して相談できる場所も増えています。もちろん私も、できるだけ多くの人の悩み事や苦しんでいることの相談に乗ることで、共に考え共に探していきながら、少しでも楽になってほしいな、少しでも役に立てればと思っています。そのためにも、私自身まだまだたくさんのことを学び、経験していかなければなりません。

私が相談されたときに気をつけていることはいくつかありますが、その中の1つとして「政治的な発言はしない」というものがあります。

これまで実際に教育相談などをされてきた方々とお話させていただく機会が何度かありましたが、その中にはすぐに「政治が悪いから」「〇〇党があかんから」という人もいました。相談されたときの答えとして、政治のせいにするのはとても簡単で楽なのですが、相談者はそんな答えを必要としていないのです。

実際に、私もおかしいと思った教育制度や学校の先生の指導の仕方に対して批判はしますし、不満は山ほどあります。しかし、それは特定の政党のやり方のすべてが間違っているのではなく、現在の教育制度も「良いものもあるし、悪いものもある」のです。ですから、相談者が「学校でこんなことがありまして、そこから学校に行きたがらないのです」と言ったとして、それに対して「〇〇の政治が悪いから。こんなことでまともな教育ができるはずがない」なんて言ってはだめなんです。

もちろん私も政治に無関心なわけではありませんし、それぞれの政治的な問題に対しても自分の意見はあります。ですが、それと教育相談はまったく別なものです。「政治が悪いから」と広くとらえすぎると個々の細かい問題が全く見えてこなかったり、気づかなかったりしてしまいます。

「先生と相性が悪いようで、学校に行きたがりません」「学力が低く、授業もわからないのに先生は何もしてくれなくて困っている」「いじめられているみたいなんです。学校には言いましたが特に何もしてくれません」「理由はわからないのですが、ずっと不登校なんです」など相談内容はさまざまです。先生に問題があるかもしれないし、学校全体の体質のせいかもしれません。また、もしかすると本人や家族に何か問題があるかもしれません。そういったいろんなケースがある問題を「政治が悪いから」の一言で終わらせることができるはずもありませんし、それを相談者に伝えなくても、そういう気持ちでいるかぎりは根本的な解決の道は見つかりません。

以前のブログでも書きましたが、子どもを指導するときに、「偏らない柔軟な頭であること」に気をつけています。相談されるときも同じです。物事を偏った見方をしてしまうと本質が見えにくくなり、何を聞いても〇〇が悪いという決めつけた考え方になってしまいます。子どもたちや相談に来られる方は、私を信用して私を頼りにしてくれているのです。しかも、子どもにしろ保護者の方にしろ必死なんです。そういった必死な気持ちに応えるためにも、まずは私自身がいろんな周りの意見に左右されずに、いつもニュートラルな頭と立場で自分を磨いていきたいと思っています。

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先のことを考えると不安になりますか?

2017-08-29 11:42:37 | 不登校
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

現在はストレス社会といわれ、本屋などに行ってもいかにストレスをためないで生きていくか、どんな考え方をすればいいのかなどの本がたくさんあります。。確かにストレスによって体調を悪くしたり、心が傷ついてしまったりして病院に通われている人もかなりいます。

物事を前向きにとらえて、くよくよしないでポジティブな思考をとよく本には書いてありますが、なかなか実践するのは難しいですよね。外国人はわかりませんが、日本人というのはどちらかというとネガティブな考え方になる人の方が多いのかもしれませんね。これから先の未来のことを考えたときに、みなさんは楽しみと不安のどちらが大きいですか?

仕事のことや健康のこと、家族のこと、お金のこと、世界情勢のことなど、それぞれに楽しみと不安はあるかと思いますが、自分の置かれている状況によってこれは大きく変わってくるでしょう。

私が大学卒業した後、ひきこもりになったとき、時間だけは十分にあるので何度も何度も自分の将来について考えました。そのうち1回も明るい将来を想像できたことがありませんでした。仕事もお金も健康も何もかもが不安だらけで、考えれば考えるほど悪い未来になっていき、それが怖いから考えるのをやめようと思うのですが、時間がありすぎるため嫌でも考えてしまうのです。そこから逃げたくて、ひたすらゲームに没頭したりして、我に返った時に「こんなことしててはダメだ」と思い、また不安になるという泥沼のような悪循環でした。まだ起こっていないことを不安に感じ、恐れてしまっていました。

現在は、心から楽しいと思える仕事に出会い、さまざまな面で落ち着き、不安はないと言えばウソになりますが、自分の未来については期待や楽しみの方が圧倒的に大きいです。

不登校の子どもたちにとっても、私のひきこもり時代と同じか、あるいは年齢が若い分だけもっと不安が大きいかもしれません。10代というのは、生きてきた年数があまりにも短く経験が浅いため、将来のこととなってもなかなか想像できません。ですから、小さい子どもたちは、自分の将来の夢をおっきく語りますよね。現実を知らない分だけ、それを目指すための苦労やあれこれがわからないので、本当にしたいこと、なりたいものを目指すのです。でも夢っていうのはこれでいいのだと思います。そして、だんだんといろいろな経験を積んでいき、現実との境界線の中でみんな選択していくようになります。

しかし、不登校の子どもたちは、現在の自分の置かれている状況に不満を持ち、多くの場合それが自分のせいで、自分に何か欠点があるせいで、このような状況になってしまっていると思い込んでいます。自分にまったく自信を持てず、自分を責めます。私もそうでしたが、同年代の人たちが当たり前にできていることが、なぜ自分にはできないのだろう、やはり自分はあらゆる面で劣っている人間なんだ、社会に出れるはずもない、そんなふうに思っていました。同じような気持ちの不登校の子どもも多くいるかと思いますが、彼らはさらに人生経験が浅い分、社会や将来がとてつもなく大きなものと感じてしまっています。

「今の自分では、また学校に行ってもしんどくなるだけだ」「このままで、自分なんかが通用するはずがない」「もっと自分が成長してから、復学しなければ」と、どんどん自分を追い込んでしまう傾向があります。

本当は社会には、もちろん学校にも、私みたいに、かなり適当で、「まあ、なんとかなるやろな」と思っている人が多くいる…はずですよね(笑) でも彼らは、そういう人たちと接する機会もなく、とにかく学校社会という、すごく偏った狭い世界しか知らないため、不安になってしまうのです。

難しいのは、彼らにいくら言葉でそういったことを伝えても、なかなか実感がわかないことです。一度も社会に出たことがない、まだ10代の子どもですから当たり前ですよね。一歩踏み出すことができれば、「なんだ、意外と簡単なことだったな。深く考えすぎてしまっていたな」と気づくのですが、そこにたどり着くまでが大変です。

必ずいつか、それぞれのタイミングで動き出すときが来るのですが、本人やご家族はそういうときがずっとこないかもしれないという不安でいっぱいになっています。

私に何ができるか、何をするべきか、ずっと考えています。今、私ができることは、自分を飾ることなく彼らと向き合うことだと思っています。そこから、何かを感じ取ってもらえれば嬉しく思います。「阪大出て、塾の先生してるけれど、こんなええ加減で、アホなこと言う人いるんや」(笑)みたいなことでもいいんです。いっぱい話をして、いっぱい笑って、勉強したくなったら、めっちゃ真剣に教えます。彼らと信頼関係を築いていくことを第一に考え、彼らの不安が少しでもなくなるよう、ほんの少しでも明るい未来を想像できるように彼らと関わっていきたいと思っています。

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ありがとうを忘れずに

2017-08-26 13:23:02 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

ONE-Sには塾の近くだけでなく、かなり遠いところから来てくれている生徒もたくさんいます。電車で通っている生徒も多く、中には片道1時間以上かけて来てくれている生徒もいます。特に夏休み中は、めちゃめちゃ暑く、駅から塾に歩いてくるだけでも大変だと思います。

人って、同じ状況が続くとそれに慣れていき、これは環境に順応していくという人間のいいところなのですが、いつの間にかその状況を当たり前だと思いがちです。たとえば、子どものときは家に住んでいること、ご飯を作ってもらい食べさせてもらっていること、洗濯や掃除などをしてもらっていること、たまに手伝うことがあるにしても、ほとんどの子どもはそれを当たり前だと思っているのではないでしょうか。それが成長し、家を出て1人暮らしするようになると、その大変さに気づき、「ああ、今まで本当にありがとう。こんなにも大変なことを、ずっと自分のためにしてくれていたんや」とわかるのです。

仕事も同じです。一生懸命就職活動をして、何度も失敗を繰り返し、時には諦めそうになりながらも必死で頑張り、そうしてようやく就職が決まったときは、ものすごく嬉しく、そして自分を採用してくれたことに感謝し、その恩返しとして一生懸命働こうという気持ちで働き始めます。ですが数年経過すると、そういった気持ちもだんだんと薄れていき、仕事を惰性でしている人も多いのではないでしょうか。

私の場合も、ここで何度か書いているように、どちらかといえば仕事を見つけるのに苦労した方ですので、仕事を始めたときは言葉では表せないほど嬉しかったです。この時の気持ちをずっと忘れないでいようと、そのとき思いました。

ですが、私もときには今の状況が当たり前のように感じてしまうことも正直あります。この仕事でよかったと思えるのは、そういうときには必ず生徒たちが私に気づかせてくれるのです。

ONE-Sの通常授業は90分です。一番遠くから来てくれている生徒は往復で2時間以上かけて、90分の授業を受けに来てくれているのです。「時間はかかったけれど、今日も塾に来てよかったな」と絶対に思ってもらいたいという気持ちになります。

また、以前塾に来てくれていた生徒が、遠くに引っ越すことになりました。生徒も保護者の方も残念がってくださっただけでなく、ちょくちょくメールをしてくれたり、また大阪に用事があって戻られたときには、タイトなスケジュールの間にわざわざ塾に寄る時間をとって会いにきてくださったりしました。とっても嬉しく、ありがたかったです。

そして、ONE-Sではお月謝を直接手渡しでいただいています。保護者の方々が一生懸命働いて得たお金を、私を信じてお支払いしてくださっているのです。それがわかるからこそ、いただいているお月謝以上の成果を出していこうと強く思います。

こうして考えると、塾の講師という仕事は、お客様(生徒や保護者の方)との距離がとても近いため、有難さをたえず感じることができる仕事なんですね。

これからも、生徒や保護者の方との繋がりを大切にしていきたいと思います。そして、この仕事に誇りを持っているからこそ、子どもたちのことを考えていないような、教育制度や学校のあり方などがあれば、どんどん疑問や批判を訴えていきますし、より良い方向に変わっていくように活動していきたいと思っています。


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本当は役立つことが多いんですよ

2017-08-24 12:13:34 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

夏期講習も終わりが近づき、学校の宿題が残っている生徒は必死で仕上げているところです。私も手伝える範囲で生徒たちに協力しています。先日は理科の自由研究をしました。ネットで調べて、1日で簡単にできそうな(笑)「携帯用カイロ」に決めました。中2の理科の教科書にも載っている化学変化の実験ですが、実際に作ってみるのは初めてでした。

鉄粉や活性炭・オキシドールなどをそろえて、いざ作ってみたのですが、何分経ってもあったかくなりません。生徒たちから、「分量が違ってるんじゃない?」「材料はあってるの?」などいろいろな意見が出て、分量を変更したりしているうちに、ようやくあったかくなるカイロが完成しました。すると生徒から、「材料を変えて、コーヒーの粉でやってみたらどう?」など、またいろいろな提案があり実際にやってみました。

おそらく、この実験を一緒にした生徒は、カイロがなぜあったかくなるのかを完璧に理解しましたし、ずっと覚えているでしょう。やはり理科の化学分野は特に実験を取り入れるべきだろうなと感じました。授業で、「これとこれが反応して、黒色から白色に変わります」「これは酸性なので黄色に変化します」と言われても、実際に経験していなのでいまいちピンときませんし、ただ覚えるだけという作業になってしまっています。

話は少し変わりますが、ケヴィン・スペイシーが出演する「ラスベガスをぶっつぶせ」という映画があります。その中でこんな場面があります。大学の教授が授業中に1人の生徒に向かって「ここに、A・B・Cの3つの扉があります。そのうち1つの扉の向こうには新車があり、残りの2つにはロバがいます。さて、どれを選びますか?」という質問をします。生徒は「Aを選びます」と答えました。そこで教授は「君はAを選択したね。私はどの扉に新車が入っているのか知っている。それでは君にヒントを与えよう」と言って「C」の扉を開けました。中身はロバで「C」の扉は外れだったわけです。さらに教授は「残りはAとBの2つだね。君は今Aを選んでいるが、1回だけチャンスを与えよう。Bに変更してもいいよ。どうする?Aのままでいくかい? それともBに変更するかい?」ここで生徒は迷わず「Bに変更する」と答えて、教授がBの扉を開けると、見事に新車があったのです。これは、たまたまなのでしょうか?

この問題は、モンティ・ホール問題と言うらしいです。ややこしい説明は省きますが、この生徒がBに変更したのは数学的には正しいのです。Aのままより、Bに変更した方が新車が当たる確率が高くなるのです。3つのうちの1つが当たりなのだから、最初はA・B・Cのどれも確率は1/3です。そして外れのCを教授が開けることによって、残りの扉は2つになりますが、だからといってそこで残りの2つの扉の当たる確率が変わるとは直感では気づきませんよね。ですが、正解はAのままだと当たる確率は1/3でBに変えると確率は2/3になるのです。ですから、Bに変えた方が当たる確率はグンと高くなります。

この話を生徒たちとしたことがあります。少し難しい話ですので、完璧には理解できない生徒もいましたが、それでも「あっ、なんか面白い」と感じた生徒がほとんどでした。

そう思った理由の1つは、単純に確率のことを知っていたら、何か得することがあるのではないかと気づいたこと、または理解できてなくても直感的にこれは役立つ勉強かもと思えたことです。

「こんな勉強して将来なんの役に立つん?」という子どもの疑問を耳にしたことがない人はいないと思います。それに対して、子どもの納得のいく答えを出すことは難しいですよね。ですが、それが問題なんですよね。大人たちがわかっていないことを、子どもたちが理解できるはずもありませんから。具体的にはこの勉強は、こういうときに役立つとわかれば取り組みやすいですよね。

たとえば、スポーツの世界でも以前とはずいぶんと変わってきました。いわゆる根性論で練習させるのではなく、科学的により効果のある練習を取り入れるようになってきています。そのおかげで、記録や成績も良くなってきているのが現実です。この練習をすれば、こういう能力が伸びるということが、はっきりわかっていれば取り組む熱意も変わってくるのも当然でしょうね。

このように時代が変化するとともに、様々な分野でやり方が変わっています。学校の勉強だけがガラパゴス化してはいけないんです。「自分たちがしてきたことだから、子どもたちにも必要に決まってる。だから、させなければならない」なんてのは論外です。

極端な言い方をしていますが、これからの教育のあり方、教える内容や、教える方法など大きく変えていかなければならないとは思っています。求められるものも変化してきていますし、義務教育を終えても必要な学力の半分も身についていない子どもが、ますます増加しているからです。塾でも、できるだけこの勉強がどんなことに役立つか(説明できないほど役に立たないものもありますが)子どもたちにわかってもらえるように教えることを心がけています。

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発達障害についての講演

2017-08-21 13:14:15 | 活動報告
こんにちは。堺市西区上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

昨日は、狭山市でおこなわれた「発達障害や二次的症状の理解と対応」というテーマの講演会を聞きにいってきました。

最近では、大人の発達障害ということばを聞いたことがある方も多いと思うのですが、私をふくめて、それがいったいどんなもので、どういった対処をしていけばいいのかを理解できていないのが一般的ではないでしょうか。

今回講演していただいた先生のお話はとてもわかりやすく、2時間があっという間でした。

具体的には、発達障害といってもいろいろあり、それぞれの特性がどういったもので、それを周りが理解していないと、どういった二次的症状が出てしまうかなど。また、さまざまな事例をあげ、どういった対処を周りはするべきか、どういった言葉をかけるのかなどまで細かく説明していただきました。

以前から私が感じていた疑問が、今回でさらに大きくなりました。それは、学校の中でもとくに義務教育である小中学校の先生がまず、こういった問題を理解しなければならないのではないかということです。もちろん、私の知り合いの先生の中にも積極的に勉強されてる先生もいますが、まだまだ間違った認識を持たれてる先生はかなりいるのではないでしょうか。そういった先生の言動によって、子どもたちが傷つき、望んでいない方向に進んでしまうことは少なくありません。

そして、学校の先生だけでなく、当然親も知っておかなければなりません。どうしてこの子は、何度言ってもわかってくれないのだろう、どうしてこんな行動をしてしまうのだろう。それは子どもの特性を理解来ていないからです。そして、間違った怒られ方をした子どもは、ますます言動が悪化していき、親はさらに子どもを理解できなくなるという、どちらもが幸せになれない悪循環となります。

ですが、学校の先生はともかくすべての保護者が発達障害のことを学ぶには、時間や経済的なこともあって難しいでしょうから、少なくとも子育てや、子どものことで悩んでおられる方が、気軽に相談できたり、今回の講演会のように教えてもらえる場をもっと増やしていく必要があります。

また、これから将来のことを考えると、やはり学校で発達障害のことについて学ぶ授業を取り入れるべきだと思います。大学で専門の人だけが学ぶにものではなく、ほとんどすべての人が学べる中学校、それが無理ならせめて高校で教えていかなければならないと思います。

発達障害についての間違った認識によって、さらなる二次的症状が出てしまうのですから、みんなが情報や知識を共有することでそれを防げるはずです。せっかく研究が進んで、いろいろなことがわかってきたのですから、そういうものこそ学校で教えていくべきではないでしょうか。

さらに、子どもがどういった特性を持っているのかを、保護者や学校の先生は知っておく必要があると思います。そのためにも、5歳頃の子どもすべてを検査するような制度が導入されればと思います。こういう制度を導入している県もあるようですし、ぜひ広がっていってほしいと願います。発達障害という名称で、何か特別な病気のように感じられて、それに対する抵抗もあるでしょうが、そういった考えが子どもたちを苦しめているのです。得意分野や不得意分野、そしてどんな特性があるのかというものを保護者や先生、そして本人も知っておくことが、必ず子どものためになるはずです。

すべての子どもたちが、苦しむことなく、希望を持って生きていけるような明るい社会になっていければいいですね。

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