個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

ポスティング開始しています!

2022-03-14 15:21:22 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

ようやく春が訪れて、ずいぶんと暖かくなってきましたね。花粉には苦しめられていますが、やはり春の到来は嬉しいものです。外を歩くのも気持ちいいですね。最近は塾のチラシをリニューアルしましたので、ポスティングをしています。初めの2日間は、すさまじい筋肉痛におそわれましたが、少しずつ体もなれてきて、肩こりや腰痛などの症状も軽くなったような気がします。

前回のチラシは6年前に作ったものです。この6年間の間に、多くの生徒が来てくれ、そしてたくさんの方と知り合うことができました。生徒との授業は一方的に授業をするわけではなく、対面で教えていますので毎回新鮮で、新しい発見があります。「このタイプの問題は解けるようになったな」「このあたりの分野は苦手かな」「今の説明はわかりにくそうだな。別の説明のしかたでいこう」など、勉強面での変化はもちろんですが、「今日は調子がいいな」「今日は元気がないから何か悩み事があるのかな」といった気持ちの状態もよくわかります。

また、教育関連で知り合えた人たちとは様々な情報を交換することで理想とする塾の形が具体化していき、、不登校やひきこもりの支援団体の方や当事者の子とも関りを増やすことで、塾としてどういったことができるのか、どういった形のサポートが必要とされているのか、そういった考えや知識が蓄積された6年間になりました。

こういった生徒たちとの間の日々の関りや、教育関連に携わる多くの方たちとの出会いによって、6年前に考えていた塾の方針や理想が少し変化し、そしてONE-Sという塾の目指すところがはっきりと見えてきましたので、今回チラシを新しく作ろうと思ったのです。

もちろん基本的な方向性は変わらず、「生徒全員を同じ方法で勉強してもらのではなく、それぞれ学力も将来の夢も勉強への取り組み方も違っているのだから、1人1人にあった勉強の仕方や塾との関わり方があるはずです。それらをまず見つけることを優先して、「今日も塾に来て勉強してよかった」「今日も先生と話ができてよかった」と思ってもらえるような塾を目指しています。

学力が高くてもそうでなくても、学校に通っていても不登校でも、そんなことはONE-Sでは関係がありません。すべての生徒に対して同じ熱量で指導したり、一緒に考えたりします。

ポストにONE-Sのチラシが入っていたときには、一度目を通してくだされば嬉しいです。そして少しでも興味を持っていただいたり、何かご質問などがございましたら、いつでもお気軽にご連絡くださいね。授業中で電話に出られないときがあるかもしれませんが、そのときはEメールでお問合せいただきましたら、その日のうちにお返事させてもらいます。どうぞよろしくお願い致します。

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人と関わることの大切さ

2022-03-09 09:56:26 | 教室から
おはようございます。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

今日は公立高校の入試です。コロナの影響で休校になったりして不安になったこともあったでしょうが、最後までよく頑張ってくれました。みんなが力を出し切ることができるように、今日1日祈っています。

先日卒業生から連絡があり、進路の相談をしてほしいとのことでした。高校卒業後、大学進学はあまり考えておらず、できるだけ早く働きたいので専門学校に行こうと思う。でも、どんな専門学校があって、将来どういう仕事をするのかイメージがわかないし、自分では決めることができないので、一緒に考えてほしいといった内容でした。

これまでも何人もの卒業生の進路相談や人生相談はしてきましたが、私にはどこか会社で働いたという経験がありません(2週間だけ警察学校に行きましたが(笑)。詳しくは過去のブログを見てください)ので、私の方こそどんな職業があり、どういった内容の仕事をするのか知識がありませんので、的確なアドバイスをできたかどうかは自信がありません。ですがせっかく頼ってきてくれているし、何か少しでもヒントになればと思い、いつも私が考えていることや私の意見をそのまま伝えるようにしています。

彼とは1回ではなく、何度か塾に来てもらい、いろいろと2人で話を重ねた結果「建築関係に進んでみたい」という結論がでました。ですが、ここでまた問題が。建築関係といっても私にはその知識がまったくなく、あるとすればドラマの「結婚できない男」で阿部寛さんが演じていた建築士のイメージくらいで(笑)、彼に具体的なアドバイスなどできませんでした。そこで、以前知り合った建築士の方に連絡をとり、いろいろと質問させてもらえる時間を作ってもらいました。

こんな時期ですから、直接お会いして話をするのはひかえて、ZOOMで話をしました。忙しい時期にもかかわらず、何の知識もない私と私の生徒からの質問に1つずつ丁寧に、わかりやすく答えてくださり、2時間以上つきあってくれました。とても面白い話で、生徒よりも私の方が建築という仕事に興味を持ったくらいでした。知らなかった世界を知るって、やっぱり楽しいですね。おかげで生徒は自信を持って進路を決めることができ、私もその後送っていただいた建築雑誌を毎日読むなど、この世界に少しはまっています。

人と関わり、そして話をすることで今回のように新しい世界をすることができ視野が広がります。また会話することは、「ああ、そうか。そういう考え方もあるんだな。」と自分が思い込んでいた偏った考え方を改めてくれたり、頭を柔軟にしてくれます。その結果、知識・視野が広がるので人生が豊かに、そして自分と違う意見があっても、いちいち腹を立てず穏やかな日々を送れるようになると思います。

以前、中学生から不登校になり、10年ほど引きこもっている子と話す機会がありました。2時間ほど話をして、お互い少し慣れてきたときに、急にその子が人種差別発言をしました。一瞬聞き間違えたかと思ってもう一度聞き直したのですが、やはり同じことを言いました。怒りや悲しみの感情ではなく、ただただ驚きました。発言自体もそうですが、初対面の相手にそんなことをどうして言うのか、相手がどう思うのかわからないのか‥。どう返事するか悩みましたが、聞き流すべきではないと判断して、じっくりと話し合うことにしました。

彼の当時の状況は、他人とは何年も話しをしていない。家族とも、日常会話程度は少しはするけれども、ほとんど話さない。YouTubeやネットの掲示板を見続けているという日々を過ごしていて、それらの中にかなり偏った主張をしている人や、意見を述べている記事があったようです。そしていつの間にか、彼はそれらを信じるようになり、それらがあたかも常識で一般社会でも、みんながそう思っているものだと考えていたようです。

よく言われることですが、ネットの世界だけで、しかもそれが一方通行のツールであれば、考えがどんどん狭くなっていき、極端に偏った思考しかできなくなってきます。これは不登校やひきこもりの子たちだけに限らず、私たち社会に出てる人間もそうですよね。だれとも関わらなかったり、関わったとしても他人の意見など無視したり、意見の違う人を遠ざけたりすると、どんどん視野の狭い偏った頭になってきますよね。

また、そこまで難しく考えなくても、やはり会話って大切だと思うんです。直接話すことで、自分でも意識していなかったことに気付いたり、気持ちが楽になったり。そしてそれは多くの場合、いい結果につながります。ですから、私は塾での指導方針の大きな柱として、生徒のみんなとのコミュニケーションを大切にしています。いい距離感を保ちながら、一緒に勉強していくという姿勢を忘れずに続けていこうと思っています。


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