こんにちは。堺市西区上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
花粉の影響で毎日目がかゆくて、鼻も詰まって大変です。実は数年前まで花粉症の症状なんてまったくなくて、周りでみんなが「花粉症しんどい~」とか、ひどい人になればティッシュの箱を持ち歩いていて1日1箱使うほど苦しんでいるのを見ても「なんか大げさやなー」としか思いませんでした。それが3年ほど前から「あれっ?なんか目がショボショボするな、喉がイガイガするな、風邪でもひいたのかな」と異変を感じ、今年はこれまでとは比較できないほど酷く、特に目のかゆみで毎日悩まされています。
実際に経験してみないと、その辛さってわからないものですよね。
私は小学生の頃から勉強面ではそれほど苦労はしませんでした。もちろん学年が上がっていくにしたがって、勉強も難しくなっていきますのでその分勉強時間も増えていきましたが、高校はいわゆる進学校に、大学は国立大学に合格することができました。当然ながら私なんかより優秀な人たちや、もっと偏差値の高い高校や大学に行かれている人なんかいくらでもいます。そんなことはわかっていますが、それでも一般的には勉強でそれほど苦労してきていないグループに入ると思っています。
何が言いたいかというと、そういう人たちは、勉強がわからなくて苦しんでいる子の気持ちを理解することが難しいということなんです。
勉強を教える側の人というのは、学校の先生であったり塾の講師であったり、小中学校の勉強でつまずいた経験のない人たちです。だから「漢字なんて何回も書いたら覚えられるやろ」「プリントやワークを繰り返し練習したら理解できるやろ」と簡単に言います。学校のテスト範囲のプリントにもよく書いていますよね。「何度もノート・教科書を読みましょう。ワークを理解できるまで何度も解きましょう」って。それが難しいんですよ。それはそこで苦労していないから言えるんですね。
という私も塾を始めた頃は、何度か戸惑ったことがあります。説明しても理解してもらえないことがありました。「あれっ?この子イマイチ理解できていないな」「今の説明でもわかってないみたいやな」「どこが理解できないポイントなのかわからん」など、私自身が苦戦した経験のない部分はうまく教えることができませんでした。
それが5年、10年と塾の講師を続けていき、様々な学力の生徒たちに教えていくにしたがって、同じくらいの学力であっても考え方が異なったり、伝わりやすい言葉が違ったり、「ああ、教えるって難しいものなんだ」と気づきました。
中学生になると学力の差が大きくなっているのは事実です。もちろん能力による部分も大きいかもしれませんが、適切な教え方・勉強の仕方をしていないことが原因で伸びていないこともあります。学校の授業の内容があまりわかっていない状態で提出物などのワークを言われるがまま取り組み、わからないところは解答を写してそのまま提出する。英単語や漢字も何回も暗記するというよりは作業のように繰り返し書き続け、結局ほとんど頭には残っていない。そんな勉強をしている子はたくさんいます。だれが悪いという問題ではありません。学校の授業もどこかあるレベルを決めて授業をしなければいけないので、当然全員にとって効果的な授業にはなりません。
そう考えると塾の役割がはっきりします。1つは学校の勉強では物足りない子、もっと難易度の高い勉強を求めている子にその機会を与えて、向上心を刺激すること。これは多くの塾が取り組んでいることですね。偏差値の高い高校や大学への合格実績が大きな宣伝になるわけですから、ここに力を入れるのは当然と言えば当然です。2つ目はいわゆる中間層の子どもに対する指導です。学校の授業はだいたい理解できるけれども、テストとなると平均点前後しかとることができない。この子たちには学校のワークや教科書などを中心に疑問点を解決してあげて、もう少し勉強時間を増やしたくさんの問題に取り組んでもらえることで大きく飛躍する可能性があります。最後は学校の授業についてけず、テストでも平均点を多く下回っている子たちです。この子たちの問題は、まず学校のワークや塾のテキストのレベルが合っていない可能性が高いことです。学校のワークを解答を見ながらいくらやっても理解ができていないから点数に結びつきません。塾で使用しているテキストも学力に合っていないかもしれないので、説明を聞いてもいまいち理解できません。結果的にある程度勉強しているのですが努力が報われないという形になっているのです。ここを改善すればこの子たちの努力もきっといい結果となって現れるはずなんです。
つまり生徒の学力に応じで使用するテキストはもちろんですが、教え方も変えていかなくては効果的な勉強をすることはできないのです。経験が少ない講師はそのバリエーションが少なく、その生徒がどこで悩んでいるのか、どんな思考をしているのかがわからないから、同じ説明を繰り返すだけになってしまい、結局生徒は理解できないままになります。私も塾を始めた頃はそうでした。ですが、いろんな考え方をする子がいること、いろんな学力の子がいること、ちょっとした部分を修正してあげることで大きく伸びる力を持っている子がいることなど、当たり前のようですが、実際に自分自身が経験していないと意外と気づかないことを何百人という生徒のみんなと関わらせていただくことによって、気づくことができました。それが私の講師としての現在のスキルに大きく役立っています。ただマンツーマン指導することが個別指導のよさではなく、こうして子どもたちの能力や個性、思考の仕方・癖、可能性などを理解してあげ、その子にとってベストだと考えられる指導をしていくことこそが、本当の意味での生徒に寄り添った個別指導だと考え、その理想に少しでも近づいてけるように、これからもさらに経験を積んでいきたいと思っています。
ONE-SのHP
花粉の影響で毎日目がかゆくて、鼻も詰まって大変です。実は数年前まで花粉症の症状なんてまったくなくて、周りでみんなが「花粉症しんどい~」とか、ひどい人になればティッシュの箱を持ち歩いていて1日1箱使うほど苦しんでいるのを見ても「なんか大げさやなー」としか思いませんでした。それが3年ほど前から「あれっ?なんか目がショボショボするな、喉がイガイガするな、風邪でもひいたのかな」と異変を感じ、今年はこれまでとは比較できないほど酷く、特に目のかゆみで毎日悩まされています。
実際に経験してみないと、その辛さってわからないものですよね。
私は小学生の頃から勉強面ではそれほど苦労はしませんでした。もちろん学年が上がっていくにしたがって、勉強も難しくなっていきますのでその分勉強時間も増えていきましたが、高校はいわゆる進学校に、大学は国立大学に合格することができました。当然ながら私なんかより優秀な人たちや、もっと偏差値の高い高校や大学に行かれている人なんかいくらでもいます。そんなことはわかっていますが、それでも一般的には勉強でそれほど苦労してきていないグループに入ると思っています。
何が言いたいかというと、そういう人たちは、勉強がわからなくて苦しんでいる子の気持ちを理解することが難しいということなんです。
勉強を教える側の人というのは、学校の先生であったり塾の講師であったり、小中学校の勉強でつまずいた経験のない人たちです。だから「漢字なんて何回も書いたら覚えられるやろ」「プリントやワークを繰り返し練習したら理解できるやろ」と簡単に言います。学校のテスト範囲のプリントにもよく書いていますよね。「何度もノート・教科書を読みましょう。ワークを理解できるまで何度も解きましょう」って。それが難しいんですよ。それはそこで苦労していないから言えるんですね。
という私も塾を始めた頃は、何度か戸惑ったことがあります。説明しても理解してもらえないことがありました。「あれっ?この子イマイチ理解できていないな」「今の説明でもわかってないみたいやな」「どこが理解できないポイントなのかわからん」など、私自身が苦戦した経験のない部分はうまく教えることができませんでした。
それが5年、10年と塾の講師を続けていき、様々な学力の生徒たちに教えていくにしたがって、同じくらいの学力であっても考え方が異なったり、伝わりやすい言葉が違ったり、「ああ、教えるって難しいものなんだ」と気づきました。
中学生になると学力の差が大きくなっているのは事実です。もちろん能力による部分も大きいかもしれませんが、適切な教え方・勉強の仕方をしていないことが原因で伸びていないこともあります。学校の授業の内容があまりわかっていない状態で提出物などのワークを言われるがまま取り組み、わからないところは解答を写してそのまま提出する。英単語や漢字も何回も暗記するというよりは作業のように繰り返し書き続け、結局ほとんど頭には残っていない。そんな勉強をしている子はたくさんいます。だれが悪いという問題ではありません。学校の授業もどこかあるレベルを決めて授業をしなければいけないので、当然全員にとって効果的な授業にはなりません。
そう考えると塾の役割がはっきりします。1つは学校の勉強では物足りない子、もっと難易度の高い勉強を求めている子にその機会を与えて、向上心を刺激すること。これは多くの塾が取り組んでいることですね。偏差値の高い高校や大学への合格実績が大きな宣伝になるわけですから、ここに力を入れるのは当然と言えば当然です。2つ目はいわゆる中間層の子どもに対する指導です。学校の授業はだいたい理解できるけれども、テストとなると平均点前後しかとることができない。この子たちには学校のワークや教科書などを中心に疑問点を解決してあげて、もう少し勉強時間を増やしたくさんの問題に取り組んでもらえることで大きく飛躍する可能性があります。最後は学校の授業についてけず、テストでも平均点を多く下回っている子たちです。この子たちの問題は、まず学校のワークや塾のテキストのレベルが合っていない可能性が高いことです。学校のワークを解答を見ながらいくらやっても理解ができていないから点数に結びつきません。塾で使用しているテキストも学力に合っていないかもしれないので、説明を聞いてもいまいち理解できません。結果的にある程度勉強しているのですが努力が報われないという形になっているのです。ここを改善すればこの子たちの努力もきっといい結果となって現れるはずなんです。
つまり生徒の学力に応じで使用するテキストはもちろんですが、教え方も変えていかなくては効果的な勉強をすることはできないのです。経験が少ない講師はそのバリエーションが少なく、その生徒がどこで悩んでいるのか、どんな思考をしているのかがわからないから、同じ説明を繰り返すだけになってしまい、結局生徒は理解できないままになります。私も塾を始めた頃はそうでした。ですが、いろんな考え方をする子がいること、いろんな学力の子がいること、ちょっとした部分を修正してあげることで大きく伸びる力を持っている子がいることなど、当たり前のようですが、実際に自分自身が経験していないと意外と気づかないことを何百人という生徒のみんなと関わらせていただくことによって、気づくことができました。それが私の講師としての現在のスキルに大きく役立っています。ただマンツーマン指導することが個別指導のよさではなく、こうして子どもたちの能力や個性、思考の仕方・癖、可能性などを理解してあげ、その子にとってベストだと考えられる指導をしていくことこそが、本当の意味での生徒に寄り添った個別指導だと考え、その理想に少しでも近づいてけるように、これからもさらに経験を積んでいきたいと思っています。
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