個別指導塾 ONE-S(ワンズ)のブログ

堺市上野芝にある個別指導塾です。進学から補習、不登校の子どもの学習サポートなど、さまざまな子どものニーズにこたえます

毎月のお手紙

2017-06-29 16:08:44 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

ONE-Sでは毎月末にすべての生徒の保護者の方にお手紙を渡しています。懇談もしていますが、できるだけ多くのことをお伝えしたいため、懇談とは別におこなっています。

その内容は、1ヶ月間の塾での勉強内容が中心で各科目どれくらい進んだか、よくできていたところと、苦戦していたところ、宿題をきちんとしてきていたか、現在の課題はどこにあって、今後それをどのように克服していくかなどをお伝えしています。塾での勉強の様子がよくわかると喜んでいただいております。

また勉強以外のことでも、生徒たちといろいろな話をした中で気づいたことや気になったことなどもお伝えしています。

「クラブが楽しい」「友だちと◯◯というゲームで遊んでいる」「学校の先生にこんなん言われてムカつく」「最近弟と仲が悪い」「嫌いな同級生がいる」「絵を描いたりするのが好き」など。そしてそれについて、私が思うことや私の考えなども合わせて書いています。

勉強の報告よりも、実はこういった内容の方が喜ばれることの方が多いです。中学生頃になると、親に自分の気持ちを伝えたり、学校であったことなどを話したりすることをしなくなる子が増えてくるため、子どもが何を考えているのか、何か悩んでいることはないのか、何に興味を持っているのか、友だち付き合いはうまくいっているのかなど、心配されている保護者の方は多いのでしょうね。

手紙を読まれて安心される方や、「この子にはこんな面があったんだ。じゃあ、こういうほめ方をしてあげよう」「そうか。いつもこんな気持ちになってたんやな。もっと気にかけてあげよう」などと、新たにいろいろなことに気づかれています。また逆に、ご家庭での様子を私に伝えてくださることにより、私が気づけてなかったことがわかったりして指導方法に役立てることができています。

小中学生の子どもは、日に日に成長し、たくさんのことを吸収しながら育っています。毎日接していても、すべてのことに気づいてあげることは難しい時期です。特に自分から話をしてくれないと、なかなか理解してあげることができません。ですが、理解してあげることができっれば勉強の面だけでなく、生活すべての面で子どもは安心しストレスを感じにくくなります。

ただ、大人に対して警戒する年頃でもありますので、信頼できる大人ではないとなかなか本音を語ってくれません。ですから、子どもたちとの信頼関係を構築することが勉強を教えていくうえでも非常に重要なことですし、家族以外で信頼できる大人が身近にいるというのは子どもたちにとってとても安心できる材料となりますので、そうなれるように子どもたちと向き合っていきたいと思っています。

社会人になってからも連絡をくれる卒業生は多くいます。今では先生と生徒という関係ではなく、私が相談にのってもらうこともありますし、大人同士の友達のような関係になっています。すべての生徒たちに「中学生の時、あの先生に出会えてとよかった。あの塾で勉強できてよかった」そう思ってもらえるよう日々努力していきたいと思っています。

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タイミングを逃さず

2017-06-26 13:46:17 | 教室から
こんにちは。堺市西区上野芝にある学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

今週から多くの中学校で期末テストが始まります。先週の土日は試験対策をしましたが、みんな一生懸命勉強に取り組んでいました。

今日からも引き続き試験対策授業が続きますが、定期テストは短期決戦ですので、テストにかける意気込みが結果を大きく左右しますね。

定期テストは範囲もせまくその気になれば、テスト一週間前から頑張るだけでも、もっといえは前日だけでも徹夜で頑張ればなんとかなるテストです。なんとしてでも範囲を全部覚えてやろうという気持ちで勉強するかしないかで、テストの点数は大きく変わります。

塾生の中でも、今年度に入って勉強に対する姿勢がずいぶん変わった生徒がいます。昨年度の終わりの方は、テスト前でも提出物をするだけで、いっぱいいっぱいだったのですが、今年の4月から「数学の予習したいから教えてほしい」と言って予習用のノートと教科書を持ってきました。とても嬉しかったのと同時に驚きもありました。授業中も、とても集中して、疑問点はどんどん質問してくれて、90分間があっという間に過ぎました。塾でこのような勉強を続けていくうちに、学校の授業がとてもわかりやすくなったようで、ますます調子が上がっていき、中間テストでは40点も点数が上がり自己ベストを出すことができました。

中間テストでの好結果がさらにやる気を引き起こし、今回も数学は十分理解できていますし、数学だけでなく他の科目の社会や理科なども暗記もすごく頑張っています。

どうしてこれほどやる気になったのかといえば、まずは行きたい高校が見つかったことです。その高校に合格するための基準点に到達したいという気持ちが出てきたこと、そしてこれまでの自分の点数の低さが悔しかったこと、それらが重なりこのような好循環になったのです。

生徒たちに、やる気を出してもらおうという指導はもちろん第一に掲げている目標で、そのためにいろいろと工夫しています。やる気というものにも段階があり、初期段階のやる気はほとんどの生徒から引き出すことはできます。しかし、より高いレベルのやる気というのは、本人が目覚めないと難しいもので、指導者がいくら頑張ってもそこまでには達しないです。ですから、私の仕事は、まずは生徒のやる気を引き出してあげること。そのやる気が少し出て来ると、みんなどこかで目覚めてやる気にあふれるタイミングがきます。そのタイミングを私が逃さず、そのときに最も効果的な方法で指導し、生徒たちを満足させ、さらにやる気を出してもらうという、非常に良い流れを作っていくことだと思っています。生徒1人1人と近い距離で接することで、生徒たちの細かい気持ちの変化に気づいてあげれることが大切でしょう。


みんな、今週も頑張って期末テストを乗り越えていきましょう!

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いわゆる おバカタレントについて

2017-06-24 22:28:33 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

最近はネットの普及が著しく、コンテンツも増えてきたためテレビ離れが進んできているようですね。テレビを見ている時間よりゲームやインターネットを利用している時間の方が多い子どもが増えてきました。生徒たちとの話題も、ひと昔前はテレビ番組のことが多かったのですが、最近ではYouTubeなどの動画やゲームの話の方が多くなった気がします。とはいえ、まだまだテレビの影響力は大きく、テレビ番組がきっかけで将来したい仕事が見つかったり、さまざまな情報を手に入れたりすることができます。

そこで今日はテレビでよく見る、おバカタレントについて書こうと思います。いつの頃からかクイズ番組などで珍解答を連発する人たちがテレビにたくさん現れるようになって、その人たちのことをおバカタレントと呼ぶようになりました。クイズといっても一般常識のようなもので、だれでも知っているような問題に対してとんちんかんな回答をするのです。その解答がおもしろく(私はおもしろくありませんでしたが)、出演してる人が大笑いし、世間でもそういったものがウケたのでしょうか、おバカタレントさんたちがぞくぞくとテレビに登場するようになりました。

この笑いの本質は、漫才やコントなどで練られた笑いではなくどちらかというと「えっ、そんなん知らんねや」「なんでこの問題でこんな解答になるんかいな」のようなどちらかというとバカにしたような笑いだと感じました。前者の芸人さんは視聴者を笑わせているのに対し、後者のタレントさんは視聴者に笑われているという差があると思います。もちろん、このおバカタレントさんの珍解答は、ガチンコではなくわざとそういう解答をすることによって笑いが生まれ、番組としても成立し、そしてますます需要が増えるいう計算されたものである可能性もあります。むしろ多くのタレントさんはそちらの方が多いかと思います。

ですが、私はテレビという公共の電波でこういったものを流すのはどうかと思います。それは子どもたちに「勉強なんかしなくても大丈夫」「知識がなかってもお金持ちになれる」という情報を植え付けてしまうからです。実はこれは間違った情報ではありません。勉強しなくて知識がなくても芸能界だけでなく、スポーツ界やいろいろな分野で成功している人はたくさんいます。そして学校の勉強が頑張ってもできない子どもの希望の星になっていることもあるでしょう。しかし、その人たちは学校の勉強以外の部分で優れた能力があり、そしてかなりの努力をされてきたはずです。ある程度の年齢になればそれは理解できるのでしょうが、幼い子供はそこまで考えることができません。勉強はしていなかったけど、こんなにも努力して、この世界にはこんな厳しさもあるんだということを伝えずに、おバカ解答だけをフィーチャーしてしまうと子どもたちは努力することが必要のないものだと思ってしまいます。

実際に将来社会に出たときに学校の勉強がどれほど役立つかはおいといて、確実に言えることは一般常識を知らないと損することが多いということです。お金の計算ができなかったら効率のよいお金の使い方はできませんし、言葉を知らなかったりすると、たとえば詐欺に引っかかりやすくなります。ですから、別に高等数学などを理解している必要はないでしょうが、小学校での学習や一般常識などを知らないと困ることが多いよという番組がないことが不思議です。視聴率をとるために、おもしろければ何でもいいというのは完全な停滞そして後退をうんでしまうと思います。

おバカタレントさんの珍解答は、出始めたときと比べても現在は度が過ぎています。「そんなん知らんかったらヤバいレベルやん!」というのが増えています。中途半端な珍解答だと、もう視聴者も慣れてきて驚きもしなくなってきたので、ますますエスカレートしているのだと思います。ですがこれがどれほど悪影響を与えているのかを自覚して番組を作ってほしいですね。

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社会に出る前に

2017-06-22 16:40:05 | 教育問題
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。


将来したい仕事や勤めたい会社があるという中学生はいったいどれくらいの割合でしょうか? 私の今まで指導してきた子どもたちで考えると、だいたい3割ほどだと思います。塾の卒業生からの相談でも高校3年生で「大学には行こうと思ってるけど、どの大学でどの学部を受験したらいいかわからん」というものが多いです。たとえば医者になりたいと決まっていれば医学部を受験すればいいのですが、特に何をしたいかわからない、でも大学には行っておきたいという子はここでまず迷います。

私自身も中学生の頃は将来の仕事などまったく考えていませんでしたし、高校生になってもなかなか見つからなかったです。高校3年生でようやく見つかって大学受験をしましたが、志望学部は不合格になり、結局工学部の材料学科を受験しました。ですが特に将来これをしたいなどは考えておらず、とりあえず理系だし昨年度の倍率が低かったから今年も他学科と比べて合格しやすそうかなとそんな理由で受験しました。こんな形で大学に入学してしまったので、以前このブログでも書いたように、大学の勉強にまったく興味が持てず勉強もわからず、いざ就職を決めないといけないときになっても、やりたい仕事を見つけることができませんでした。

高校や大学の同級生が「俺、将来〇〇になりたい。〇〇会社に就職したいねん」という言葉を聞くたびに、「どうやって見つけたんやろ? 何で決めれるんやろ?」と羨ましく思うと同時に不思議に感じていました。というのは、職業名や会社名は知っていても、具体的にどういった仕事をするのかわからないのに、決めることなんてできないと私は思っていました。

日本では小中高と同じような勉強を12年間もします。それで高3になったときに、「さあ、進路を決めなさい」といきなり言われます。社会にはどんな職業があり、どんな仕事をするのかわからないのに決めれるはずもありません。テレビドラマで見るような医者や警察、弁護士などの知名度の高い職業や、家族など身近な人の職業などは、だいたいこんな感じだろうということはわかりますが、それ以外の職業はどんな仕事をするのか、それどころか存在すら知らない職業も多くあります。社会に出て、同級生の友人やいろいろな人から話を聞いて、「こんな職業があるんや」「営業の仕事ってこんなことをするねんな」などとここで初めて仕事のことがわかるのです。

この仕組みって、どこかおかしくないでしょうか?よく学校は社会出るための準備期間であると言われますが、その社会の世界をほとんど学校では教えずに、ひたすら国語・数学・英語・理科・社会の勉強ばかりしています。ほとんど情報を与えられないまま高3で進路決定させられて、よくわからないけど、とりあえずどこかで働く、よくわからないからとりあえず大学に行ってみる、大部分はこのどちらかではないでしょうか。そしてさらに厳しいのは、一度就職してしまったら次の転職が難しくなってしまうことです。もちろん、特別な技術や能力がある人は別ですが、そうでない人の多くは「自分には合っていない」「自分のやりたいことではない」と思ってもリスクが大きくなるため辞めることができずにいます。「仕事ってそんなもんやろ」という意見もありますが私は「そんなもんではない」と思っています。高校や大学を卒業して定年までのおよそ40年、人生の約半分を費やすわけですから、「そんなもん」で片づけてしまうにはあまりにも、もったいないと思います。

より多くの人が、「自分に合った仕事」「自分のやりたい仕事」を見つけて働けることこそが大切なのではないでしょうか。そのためには、学校での教育内容は大きく変えるべきだと私は考えます。一般常識など基本的な学力はほとんどの仕事でも必要でしょうから、小学校や中学校の勉強はある程度必要だと思います。ですが、高校はそうじゃなくていいのではないでしょうか。もっともっと選択授業や専門学校を多くして、世の中にはどんな職業があり、具体的にはこのような仕事をし、それを教えたり経験させたりする場が必要です。そしてもっと学校間の行き来を自由にするべきです。そうすることによって、本当に自分がやりたいことが今よりはもっと見つかるはずです。現在の高校の勉強が必要ないのではなくて、それよりももっと別のことを知りたがっている高校生は多いのです。一方で学校の勉強に興味を持った子は、今まで以上に勉強する環境を整えてあげて、大学進学を目指しやすくすればいいのです。今の高校(大学もそうですが)では、無駄とは言いませんが、非常にもったいない時間を過ごしてしまっている子が多いように感じます。日本人の80%ぐらいが、今の仕事に満足しやりがいを感じるという世に中になればいいですね。

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スマホ依存について

2017-06-20 14:02:57 | 教室から
こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。

スマホ依存については以前から言われていますが、子どもだけでなくすべての世代に関わる問題ですよね。


私は基本的に移動は車ですが、信号待ちでふと周りを見るとおよそ半分くらいのドライバーがスマホを触っています。よく、私の前の車が信号が青になっているにもかかわらず、スタートしないことがあります。「ああ、またスマホさわってるんだな!」とわかるので、けっこう大きめにクラクションを鳴らします。信号待ちのときはまだ許せる範囲かもしれませんが、運転中に見ている人も時々みかけます。「あれっ、なんかふらついてるな」と思ってその車の横を通り過ぎるときにチラッとみると、スマホみながら運転しているんです。車の運転は大きな事故につながり、自分だけが事故を起こしてけがをするのでしたらいいのですが、多くの場合他の関係ないドライバーも巻き込んでしまいます。飲酒運転と同じくらい厳しくしてほしいと強く願います。

自転車に乗りながら、歩きながらのスマホはもう当たり前のようになっていますね。自動車ほどではないにしても、危険なことですから何か対策をしてほしいと思います。少し話がずれてしまいましたが、何を言いたいかというと大人であってもこれほどスマホには夢中になってしまうのです。こう言っている私も、朝起きたらまずスマホを触りますし、夜寝る前や少し休憩するときなどはスマホの時間になっています。ついつい夢中になってしまって、夜寝る時間が遅くなってしまうことも確かにあります。SNSをそれほどしていない私でもこうですから、している人はスマホの時間が増えるのは納得です。

私たち大人の場合は、しなければならないこと、例えば仕事であったり、家事であったり、多くの人はそれを優先して、残った時間でスマホを使用していると思います。ですが子どもにそれができるでしょうか?最低限の宿題や課題をすれば、残りの時間はずっとスマホの時間になっている子どもは多いのではないでしょうか? 「スマホばかりせずに、勉強しなさい!」と怒っておられるお母様方は多いでしょうか、怒っても子どもは勉強しないでしょう。テレビと違って、見たいものが好きな時間に見れます。テレビゲームと違って、それこそ布団の中でもゲームはできますし、友だちと会話ができます。一度使いだしたらもう手放すのは困難です。だからといって、今や小中学生のかなりの割合でスマホを持っている時代ですから、子どもたちが欲しがる気持ちはよくわかりますし、親御さんが子どもに与える気持ちもわかります。

学校の勉強のことだけを考えると、スマホはマイナス面が圧倒的に大きいと思います。勉強時間が少なくなるのは当然ですが、勉強していても横にスマホを置きながらですと、全然集中ができていません。勉強と勉強の間に休憩として使うという考え方もありますが、スマホを使っているときは多くの場合頭の休憩にはなっていません。逆に疲れてしまうことが多いので、休憩どころか疲労がたまり、ますます勉強できなくなってしまいます。実際にスマホを使いだしてから学校の成績が大きく下がってしまった生徒を何人か見てきています。

ですが、一方ではスマホを使っていても成績が下がらず、どんどん伸びていきスマホの悪影響をまったく受けていない生徒もいます。この差はどこにあるのでしょうか? 「あの子はもともと頭がいいから」という人もいますが、決してそれだけではありません。成績の良い子は頭の良い子、成績の悪い子は頭のよくない子という見方は私は絶対に反対です。なぜなら、中学生頃までの学校の成績は頭の良さというよりは、努力の差によるものが大きいと思うからです。もちろん、能力の差はあります。ですが、成績の良い生徒はやはりその分勉強しています。勉強時間も長ければ、集中して勉強をしています。成績のよくない子は勉強時間も短く、テスト前であっても普段と同じ時間に平気で寝てしまうほど努力が足りていないのです。その努力不足を、もともとの能力のせいだと考えている限りは成長する可能性はありません。

では、成績のよくない子どもからスマホを取り上げると成績がよくなるかといえば、これもまたそうならないことが多いのです。原因は明確で勉強の必要性を子ども自身が気づいていないためです。というのも、子どもからスマホを取り上げたところで勉強時間はまず増えません。それまでスマホに使っていた時間がテレビや漫画に変わるだけで、勉強には向いていかないのです。つまり、スマホを使用するから成績が悪いのではなく、もともと勉強に対してやる気のない子どもに、勉強と対極にあるスマホを与えることでますます勉強しなくなっているのです。勉強の必要性を理解している子どもは、きちんと自分で制限することができ、それどころかスマホを勉強に活用できている生徒さえいます。

結論をいいますと、高校生か大学生になるまではスマホは持たない方がよいと思います。しかし時代の流れもあり持たないと学校生活がうまくいかないこともでてくるでしょう。ですから、いつから子どもに与えるかは各家庭の判断でするしかありません。ただ、持たせるときは「何時間以上してはいけない」や「勉強しないと取り上げるよ」などという約束をさせるのもいいのですが、先ほど述べたように、いつどこで使っているかは親は把握できないので、この約束は破られてしまうことが多いです。それに、スマホを取り上げたところで勉強時間が増えるわけではないのですから、まずはなぜ勉強しなければならないのかを子どもにしっかり伝え理解させてあげることが大切です。道具は使い方次第でプラスにもマイナスにもなるものですから、しっけりとしたぶれない軸を作ってあげることが大切だと思います。そう考えると、その軸を作るのが難しい幼い段階でスマホを使わせてしまうのは、やはりとても危険なことかなと思います。今後、より多くの科学的なデータを検証していき、どのようにスマホと付き合っていくかの議論が深まることを期待しております、

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