こんばんは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
私も執筆者の1人として参加させていただいている本が今年の2月に出版されたことは、このブログでも報告させていただきました。出版イベントなどがコロナウイルスの影響で次々と中止になったにもかかわらず、たくさんの方々に買っていただきました。大阪に住んでいる方だけでなく、関東や中部地方などからも注文がたくさんあったようです。こうして多くの方々に読んでいただけることはとても嬉しいことですし、さらに本の感想を送ってくださったり、「気持ちが少し楽になった」や「とても共感できた」などという声もいただいたりし、ますますこれからの活動に力をもらえました。
先日本を読んでくださった方の1人から連絡がありました。この方も私と同様、数年の「ひきこもり」の経験があり、現在は大学院で勉強されているのですが、その一方で不登校やひきこもりの子たちのサポート機関に関わったり、立ち上げたりしているような、とても行動的な方です。
私に連絡をくださったのは、「大学院で「ひきこもり」についての論文を書かれていて、そのテーマの軸となるのが当事者とその家族との間の「ズレ」や社会との「ズレ」だそうです。そこで私に、「学生時代~ひきこもり時代~現在」までの流れや、そのときそのときの気持ちや、家族や周囲とのかかわり方などについて詳しくインタビューさせていただきたいということでした。
私は本の中にも書きましたが、家族との「ズレ」を感じたことがほとんどなく、「家族のこういう言動によって傷つけられた」などという経験がほとんどないため、参考になるかどうかわかりませんとお伝えしましたが、それでもぜひお話を聞きたいと言っていただいたので、私も喜んでインタビューを受けることになりました。
約1時間半の予定でしたが、インタビューのされ方が上手なのと、私がまたつい調子に乗ってしまったこともあり2倍の3時間ほどペラペラと話してしまいました。途中からはインタビューというより、私の独演会みたいになってしまい、ご迷惑をかけてしまいました。こういうところ、本当に気をつけないといけないですね。
冒頭にも書きましたように、コロナの影響でたくさんのイベントが中止になったこともあって、塾で生徒たちに勉強を教えたり、いろんな雑談をすることはさせていただいていましたが、「ひきこもり」というテーマについて話す機会がありませんでした。しかし今回ガッツリと思い存分話をさせていただけましたので、頭の中がずいぶんと整理された感覚になりました。常日頃から、塾に来てくださっている生徒たちのことはもちろん、不登校のことやひきこもりのことについても考えることが多いです。そしてときどき競馬のことも(笑)
ただやはり、考えるというインプットだけでは整理がうまくできなく、話すというアウトプットの重要性を改めて感じました。相手に伝えようと話すことで、考えがまとまっていき、自分自身の本当の気持ちに気づいたり、新しい発見があったり、話す前と比べてインタビュー後はまったく異なった感覚を得ることができました。
ブログなどで書くこともアウトプットのいい方法だと思いますが、やはり話すこと、特に相手にわかってもらおうと話すことが一番いい方法だと思います。勉強もそうですよね。授業を聞いて、ノートを写すというインプット作業だけだは効果が薄い。この授業で習ったことを誰かに教えようとして授業を聞き、そして実際に誰かに教えてみる。教えるためには自分は100%理解していなと相手に伝わりくいのです。だからこういう勉強方法の方が効果が高いとよく言われます。
不登校やひきこもりの子で話す機会がない子たちは毎日インプットだけをしているため、頭の中が混乱状態になっていることが多いです。あまり整理できずに、本当の自分、自分が本当は何で悩んでいるのか、本当にやりたいことはなんなのか、そういうことも気づくことができないかもしれません。だからこそアウトプットの場が必要なんだと思います。これまでの生徒の中にも、1時間や2時間ぶっ通しで話す子もいました。でも彼らはその後すっきりした表情になり、気持ちも落ち着きます。ひきこもりの子たちが集まる場所でも、いろんな気持ちを話すことで本当の気持ちに気づいてホッとする子たちもいます。
そういう意味では様々な種類の場所が必要なんだと思います。たとえば塾のように勉強する場所も必要でしょう。たくさん自分の話ができるところも、逆に他の人の話を聞くところも必要です。体を動かしたりする場所や、社会に出るために必要なスキルを身につける場所も大切です。これらはだれか1人では作ることはできません。たとえばフリースクールを開校するにもどれほどたくさんの費用と人が必要か。だからこそ、より多くの人たちが協力し合って、より大きなネットワークをつくっていく、その中には行政も必要かもしれません。民間と行政を分ける必要なんてないんです。いいものを作るためには協力しあわないといけないのですから。
今回私にインタビューしてくださった方もいろんな活動をされています。いろんな情報を共有することに喜んで賛同してくださりました。また近いうちにお話しできることを楽しみにしております。貴重な経験を本当にありがとうございました。
ONE-SのHP
私も執筆者の1人として参加させていただいている本が今年の2月に出版されたことは、このブログでも報告させていただきました。出版イベントなどがコロナウイルスの影響で次々と中止になったにもかかわらず、たくさんの方々に買っていただきました。大阪に住んでいる方だけでなく、関東や中部地方などからも注文がたくさんあったようです。こうして多くの方々に読んでいただけることはとても嬉しいことですし、さらに本の感想を送ってくださったり、「気持ちが少し楽になった」や「とても共感できた」などという声もいただいたりし、ますますこれからの活動に力をもらえました。
先日本を読んでくださった方の1人から連絡がありました。この方も私と同様、数年の「ひきこもり」の経験があり、現在は大学院で勉強されているのですが、その一方で不登校やひきこもりの子たちのサポート機関に関わったり、立ち上げたりしているような、とても行動的な方です。
私に連絡をくださったのは、「大学院で「ひきこもり」についての論文を書かれていて、そのテーマの軸となるのが当事者とその家族との間の「ズレ」や社会との「ズレ」だそうです。そこで私に、「学生時代~ひきこもり時代~現在」までの流れや、そのときそのときの気持ちや、家族や周囲とのかかわり方などについて詳しくインタビューさせていただきたいということでした。
私は本の中にも書きましたが、家族との「ズレ」を感じたことがほとんどなく、「家族のこういう言動によって傷つけられた」などという経験がほとんどないため、参考になるかどうかわかりませんとお伝えしましたが、それでもぜひお話を聞きたいと言っていただいたので、私も喜んでインタビューを受けることになりました。
約1時間半の予定でしたが、インタビューのされ方が上手なのと、私がまたつい調子に乗ってしまったこともあり2倍の3時間ほどペラペラと話してしまいました。途中からはインタビューというより、私の独演会みたいになってしまい、ご迷惑をかけてしまいました。こういうところ、本当に気をつけないといけないですね。
冒頭にも書きましたように、コロナの影響でたくさんのイベントが中止になったこともあって、塾で生徒たちに勉強を教えたり、いろんな雑談をすることはさせていただいていましたが、「ひきこもり」というテーマについて話す機会がありませんでした。しかし今回ガッツリと思い存分話をさせていただけましたので、頭の中がずいぶんと整理された感覚になりました。常日頃から、塾に来てくださっている生徒たちのことはもちろん、不登校のことやひきこもりのことについても考えることが多いです。そしてときどき競馬のことも(笑)
ただやはり、考えるというインプットだけでは整理がうまくできなく、話すというアウトプットの重要性を改めて感じました。相手に伝えようと話すことで、考えがまとまっていき、自分自身の本当の気持ちに気づいたり、新しい発見があったり、話す前と比べてインタビュー後はまったく異なった感覚を得ることができました。
ブログなどで書くこともアウトプットのいい方法だと思いますが、やはり話すこと、特に相手にわかってもらおうと話すことが一番いい方法だと思います。勉強もそうですよね。授業を聞いて、ノートを写すというインプット作業だけだは効果が薄い。この授業で習ったことを誰かに教えようとして授業を聞き、そして実際に誰かに教えてみる。教えるためには自分は100%理解していなと相手に伝わりくいのです。だからこういう勉強方法の方が効果が高いとよく言われます。
不登校やひきこもりの子で話す機会がない子たちは毎日インプットだけをしているため、頭の中が混乱状態になっていることが多いです。あまり整理できずに、本当の自分、自分が本当は何で悩んでいるのか、本当にやりたいことはなんなのか、そういうことも気づくことができないかもしれません。だからこそアウトプットの場が必要なんだと思います。これまでの生徒の中にも、1時間や2時間ぶっ通しで話す子もいました。でも彼らはその後すっきりした表情になり、気持ちも落ち着きます。ひきこもりの子たちが集まる場所でも、いろんな気持ちを話すことで本当の気持ちに気づいてホッとする子たちもいます。
そういう意味では様々な種類の場所が必要なんだと思います。たとえば塾のように勉強する場所も必要でしょう。たくさん自分の話ができるところも、逆に他の人の話を聞くところも必要です。体を動かしたりする場所や、社会に出るために必要なスキルを身につける場所も大切です。これらはだれか1人では作ることはできません。たとえばフリースクールを開校するにもどれほどたくさんの費用と人が必要か。だからこそ、より多くの人たちが協力し合って、より大きなネットワークをつくっていく、その中には行政も必要かもしれません。民間と行政を分ける必要なんてないんです。いいものを作るためには協力しあわないといけないのですから。
今回私にインタビューしてくださった方もいろんな活動をされています。いろんな情報を共有することに喜んで賛同してくださりました。また近いうちにお話しできることを楽しみにしております。貴重な経験を本当にありがとうございました。
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