こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
楽しく勉強することができればいいのですが、それが本当に難しいですね。ONE-SでのHPやチラシでも「楽しく勉強できるように」という言葉を使っていますが、私自身が学生時代に「楽しく勉強した」経験がないので、それを実践するのは難しいです。
勉強を楽しくといっても、その子の学力はもちろん、興味のあることなどは異なりますので、みんなにとって楽しい授業というのは無理でしょうね。
これまで学校の勉強がほとんどわからなかった子にとっては、何か一つでもできる問題が増えるのは楽しく感じるでしょう。数学の計算であっても、なぜこの方法で答えが出るのか、その理由がわからなくても、計算の手順とパターンを暗記して、教科書やワークの計算問題ができるようになれば十分喜びを感じることができます。とにかく自分の力で答えを導き出すことができる、その事実が嬉しいのです。
逆にとても学力が高い子にとっては、全体授業は退屈に感じたり、同じような計算問題の繰り返しは楽しくないでしょう。何度やってもできるとわかりきったことを続けるのは苦痛でしょうし、そこに意味を見出すことは難しいでしょうから。こういった子に対しては、より高度な問題にチャレンジしてもらったり、教科書に載っているような解き方ではなく、まったく別の解き方を説明したりすることで、「楽しさ」を感じ取ってくれる場合もあります。
ただ1つ言えることは、どんなタイプの子であっても、授業を面白いと思っている子はほんの一握りしかいないということです。勉強熱心な子も、面白いから熱心に聞いているわけではなく、簡単にいうとテストでいい点数をとりたいから聞いているだけなんですね。
私はたまにテレビで歴史の番組を見ています。学生のときに「信長の野望」というゲームがあって、そのゲームがとても面白く、おかげで多くの戦国武将を覚えることができ、歴史に興味を持つことができました。だからゲームをさせるべきたとかいう話ではなく、入り口はいろいろあるんだということを知るのは大事だということです。
ですがそんな歴史に興味があった私でも、学校の授業はやはり面白くありませんでした。年号を覚えたり、ただ事件や人名を覚えたりするだけで、なんのための勉強か当時からよくわかりませんでした。話が少しズレましたが、私が時々見ている歴史の番組はそんな勉強とは正反対で、あることが起きるまでの流れや、いろんな人の思惑、そして様々な説などを映像を交えて解説してくれます。別に覚えようと思って見ていませんが、自然に頭に入ってきますし、そもそもこれって覚えないといけないことなんだろうかと疑問が湧いてきます。
「社会は暗記科目だから」本当にそうなんでしょうか?暗記するために社会の勉強をしているのでしょうか。私はそうは思いません。暗記させるのであれば、もっと日常生活に必要なことなんて他にいくらでもあります。そっちを暗記させてテストすればいいんですよね。暗記のためだけの社会の授業なら、こんなもの早くなくしちゃえばいいと思います。
百歩譲って、人物名や年号などの暗記のテストを続けていくにしても、今の授業形式は決していい方法だとは思えません。学力も意欲も高い子は大丈夫でしょうが、そうでない子が簡単に覚えることができるはずもありません。どうしてかというと、教科書が絶望的につまらないからです。本が好きな子でも社会の本を読んで「おもしろい」とは感じないと思います。さらに限られたページ数の中に詰め込んでいくので、どうしても説明が中途半端でわかりにくい。予備知識がない子だったら読んでもちゃんと理解できないと思います。特に昔と違って、スマホが普及し本やマンガを読まない子がたくさんいます。そんな子たちに、あの絶望的につまらない教科書を読んで理解しろという方が無茶だと思います。
教科書の改訂のたびに、イラストや写真がどの科目も増えています。それで子どもたちを楽しませて興味がわいてくるはずだと思っている上の人の感覚を疑います。文の中身は何も変わらずイラストや写真だけが増えている。そして最悪なのは、イラストや写真が増えたせいで、それもテストに出題される可能性があるため、それらも暗記しないといけない。子どもたちのよけいは負担が増えているだけなんです。
理科も実験結果の写真とイラストを教科書に載せているだけで、実際に実験をしないことも多くあります。実験もしていないのに、「この物質は赤色に変化する」「発生する気体は刺激臭がある」「実験を続けていくと水溶液の色が薄くなっていく」ということだけを暗記していきます。これで覚えろというのが無茶ですし、実験結果がそうなる理由を考えることなんて不可能です。実験の目的や意味なんてだれもわかっていません。ただ覚えるだけの作業をしているのです。
少なくとも、社会や理科の教える内容をこのまま続けていくなら授業形式は変える必要があります。私が学生だった30年前と同じ授業をしていることの方が驚きです。せめて、もっと映像を利用した授業はできないものでしょうか。歴史の流れなども映像の方が伝わりやすいですし、理科の実験もするのは無理でもせめて映像で見せてあげた方が断然わかりやすいはずです。そうすることで、授業をする先生の負担も減るでしょうし、一石二鳥だと思うのですが、やはり難しいのでしょうかねえ。
ONE-SのHP
楽しく勉強することができればいいのですが、それが本当に難しいですね。ONE-SでのHPやチラシでも「楽しく勉強できるように」という言葉を使っていますが、私自身が学生時代に「楽しく勉強した」経験がないので、それを実践するのは難しいです。
勉強を楽しくといっても、その子の学力はもちろん、興味のあることなどは異なりますので、みんなにとって楽しい授業というのは無理でしょうね。
これまで学校の勉強がほとんどわからなかった子にとっては、何か一つでもできる問題が増えるのは楽しく感じるでしょう。数学の計算であっても、なぜこの方法で答えが出るのか、その理由がわからなくても、計算の手順とパターンを暗記して、教科書やワークの計算問題ができるようになれば十分喜びを感じることができます。とにかく自分の力で答えを導き出すことができる、その事実が嬉しいのです。
逆にとても学力が高い子にとっては、全体授業は退屈に感じたり、同じような計算問題の繰り返しは楽しくないでしょう。何度やってもできるとわかりきったことを続けるのは苦痛でしょうし、そこに意味を見出すことは難しいでしょうから。こういった子に対しては、より高度な問題にチャレンジしてもらったり、教科書に載っているような解き方ではなく、まったく別の解き方を説明したりすることで、「楽しさ」を感じ取ってくれる場合もあります。
ただ1つ言えることは、どんなタイプの子であっても、授業を面白いと思っている子はほんの一握りしかいないということです。勉強熱心な子も、面白いから熱心に聞いているわけではなく、簡単にいうとテストでいい点数をとりたいから聞いているだけなんですね。
私はたまにテレビで歴史の番組を見ています。学生のときに「信長の野望」というゲームがあって、そのゲームがとても面白く、おかげで多くの戦国武将を覚えることができ、歴史に興味を持つことができました。だからゲームをさせるべきたとかいう話ではなく、入り口はいろいろあるんだということを知るのは大事だということです。
ですがそんな歴史に興味があった私でも、学校の授業はやはり面白くありませんでした。年号を覚えたり、ただ事件や人名を覚えたりするだけで、なんのための勉強か当時からよくわかりませんでした。話が少しズレましたが、私が時々見ている歴史の番組はそんな勉強とは正反対で、あることが起きるまでの流れや、いろんな人の思惑、そして様々な説などを映像を交えて解説してくれます。別に覚えようと思って見ていませんが、自然に頭に入ってきますし、そもそもこれって覚えないといけないことなんだろうかと疑問が湧いてきます。
「社会は暗記科目だから」本当にそうなんでしょうか?暗記するために社会の勉強をしているのでしょうか。私はそうは思いません。暗記させるのであれば、もっと日常生活に必要なことなんて他にいくらでもあります。そっちを暗記させてテストすればいいんですよね。暗記のためだけの社会の授業なら、こんなもの早くなくしちゃえばいいと思います。
百歩譲って、人物名や年号などの暗記のテストを続けていくにしても、今の授業形式は決していい方法だとは思えません。学力も意欲も高い子は大丈夫でしょうが、そうでない子が簡単に覚えることができるはずもありません。どうしてかというと、教科書が絶望的につまらないからです。本が好きな子でも社会の本を読んで「おもしろい」とは感じないと思います。さらに限られたページ数の中に詰め込んでいくので、どうしても説明が中途半端でわかりにくい。予備知識がない子だったら読んでもちゃんと理解できないと思います。特に昔と違って、スマホが普及し本やマンガを読まない子がたくさんいます。そんな子たちに、あの絶望的につまらない教科書を読んで理解しろという方が無茶だと思います。
教科書の改訂のたびに、イラストや写真がどの科目も増えています。それで子どもたちを楽しませて興味がわいてくるはずだと思っている上の人の感覚を疑います。文の中身は何も変わらずイラストや写真だけが増えている。そして最悪なのは、イラストや写真が増えたせいで、それもテストに出題される可能性があるため、それらも暗記しないといけない。子どもたちのよけいは負担が増えているだけなんです。
理科も実験結果の写真とイラストを教科書に載せているだけで、実際に実験をしないことも多くあります。実験もしていないのに、「この物質は赤色に変化する」「発生する気体は刺激臭がある」「実験を続けていくと水溶液の色が薄くなっていく」ということだけを暗記していきます。これで覚えろというのが無茶ですし、実験結果がそうなる理由を考えることなんて不可能です。実験の目的や意味なんてだれもわかっていません。ただ覚えるだけの作業をしているのです。
少なくとも、社会や理科の教える内容をこのまま続けていくなら授業形式は変える必要があります。私が学生だった30年前と同じ授業をしていることの方が驚きです。せめて、もっと映像を利用した授業はできないものでしょうか。歴史の流れなども映像の方が伝わりやすいですし、理科の実験もするのは無理でもせめて映像で見せてあげた方が断然わかりやすいはずです。そうすることで、授業をする先生の負担も減るでしょうし、一石二鳥だと思うのですが、やはり難しいのでしょうかねえ。
ONE-SのHP