こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
7月と9月に、ひきこもり問題に取り組んでおられる先生からお誘いがありました。どんなお話かというと、今現在ひきこもっている当事者、その家族、またひきこもりのことをよく知らない一般の人、そういった様々な人に対して、ひきこもりの当事者や、元当事者が何か発信できるものがないのか、それを話し合う場に誘っていただいたのです。
具体的には、元当事者で現在は社会に出ることができている私のような人や、今現在ひきこもっている人たちの、いろいろな想いを本で出版しようか。ひきこもっていることの辛さや苦しかったこと、ひきこもりになった原因、どうやって社会に戻ったか、振り返って見てどう思うか、今どれくらい苦しいのか、それぞれの立場や状況によって、伝えたいことも異なってくるでしょうし、話したくないこともたくさんあるでしょう。ですから、こういった内容を書いてくださいではなくて、一言でも何か言いたいことがある人には自由に書いてもらおうという主旨です。
ただ本を出版といっても、それほど簡単にはいきません。自分の気持ちを書くこと、それも苦しかったことや苦しいこと、それらを本の出版のために書くとなると、いったいどうやって書いてくれる人を集めていくのか。そもそも、今の時代本を出版したとして、それが読んでもらいたい人たちに届くのかどうか。
これから何度もミーティングを重ねて、その方向性を話し合い、細部まで詰めていかなければなりませんので、いつ頃出版できるのかわかりません。
それでも私はできるだけこのプロジェクトに関わっていきたいと思っています。
私はONE-Sを立ち上げてから、有難いことに講演などを依頼されることが増えましたが、基本的にはそういったオファーがあれば全部受けていこうと思っているのです。
それは私なんかよりも、もっと話も上手で経験が豊富な方なんてたくさんいる中で、私に声をかけてくださった。その気持ちにできるだけ応えたい。そして、何かを経験していくことは、私自身の成長につながり、きっとこれからの私の人生の大きな財産になる。また、今現在、ひきこもりや不登校で苦しんでる本人やその家族が私の話を読んだり聞いてりしてほんの少しでも気持ちが楽になれば、これほど嬉しいことはありません。そんな理由から私は参加させてもらっています。
ひきこもりや不登校という言葉は、ネガティブな印象でしょう。ですから今現在そういった状況の人やその家族は元気もないでしょうし、明るい未来を想像できないかもしれません。もともとひきこもっていたり不登校だったりした人も、それは思い出したくもない過去であったり、他人にそのことは絶対に話したくないという人も当然多いでしょう。だってそのことをカミングアウトしたとたんに変な目で見られたり、同情されたりすることもあるからです。
私自身はひきこもりの過去をそれほどネガティブなものと考えていません。もちろんその頃にもう一度戻りたいなんてことは思わないですし、できれば戻りたくありません。あの頃の苦しみは今もはっきりと覚えています。ですが、その道を通ってきて今の私があるわけですし、あの頃の自分を否定したり隠したりすることは今の自分を否定するような気がして、基本的に当時のことは何でも話すことができます。だから「ひきこもり時代の話をしてください」と言われても、無理をすることなく話すことができます。
ですがだからといって、みんな同じようにしてくださいなんてことは私には言うことはできません。「ひきこもり」や「不登校」という言葉で表すとみんな同じカテゴリーに分類されるのでしょうが、ひきこもった年齢やその理由、どのようにそれを自分の中で処理しているのか、人生においてどの程度の存在だったのかは、1人1人まったく異なっているのですから。
そういう意味では、私が本で書いたり、話をしたりしたところでそれが、他の人の参考になんてならないかもしれません。「じゃあ伝えても意味がないし、やめとこか」
いや、そうじゃないんです。1時間話をしたとして、何も伝わらなくて当たり前なんです。しかし、話を聞いてくれた人たちの中の1人でもいい、その1人が私が1時間話したうちの、たった一言でも心に響くものがあったり、何か参考になったり、何か元気を出してもらえるきっかけになったり、そんなことが10回に1回でもあればとても嬉しく幸せなことなんです。
「何ができるのだろうか?」「こんなことしても意味ないかもな」などと考える前に、まずは行動をおこすことが大切です。動いてみてわかることってたくさんあります。動いたからこそ得ることができるものもたくさんあります。人の役に立つということはそういうことではないでしょうか。
来月も講演の依頼をいただいております。今からすでに緊張していますが(笑)、私が経験してきたこと、私が今考え感じていることを素直に話してこようと思っています。何か1つでも、安心や元気をお送りできることができるように一生懸命話してきます。
ONE-SのHP
7月と9月に、ひきこもり問題に取り組んでおられる先生からお誘いがありました。どんなお話かというと、今現在ひきこもっている当事者、その家族、またひきこもりのことをよく知らない一般の人、そういった様々な人に対して、ひきこもりの当事者や、元当事者が何か発信できるものがないのか、それを話し合う場に誘っていただいたのです。
具体的には、元当事者で現在は社会に出ることができている私のような人や、今現在ひきこもっている人たちの、いろいろな想いを本で出版しようか。ひきこもっていることの辛さや苦しかったこと、ひきこもりになった原因、どうやって社会に戻ったか、振り返って見てどう思うか、今どれくらい苦しいのか、それぞれの立場や状況によって、伝えたいことも異なってくるでしょうし、話したくないこともたくさんあるでしょう。ですから、こういった内容を書いてくださいではなくて、一言でも何か言いたいことがある人には自由に書いてもらおうという主旨です。
ただ本を出版といっても、それほど簡単にはいきません。自分の気持ちを書くこと、それも苦しかったことや苦しいこと、それらを本の出版のために書くとなると、いったいどうやって書いてくれる人を集めていくのか。そもそも、今の時代本を出版したとして、それが読んでもらいたい人たちに届くのかどうか。
これから何度もミーティングを重ねて、その方向性を話し合い、細部まで詰めていかなければなりませんので、いつ頃出版できるのかわかりません。
それでも私はできるだけこのプロジェクトに関わっていきたいと思っています。
私はONE-Sを立ち上げてから、有難いことに講演などを依頼されることが増えましたが、基本的にはそういったオファーがあれば全部受けていこうと思っているのです。
それは私なんかよりも、もっと話も上手で経験が豊富な方なんてたくさんいる中で、私に声をかけてくださった。その気持ちにできるだけ応えたい。そして、何かを経験していくことは、私自身の成長につながり、きっとこれからの私の人生の大きな財産になる。また、今現在、ひきこもりや不登校で苦しんでる本人やその家族が私の話を読んだり聞いてりしてほんの少しでも気持ちが楽になれば、これほど嬉しいことはありません。そんな理由から私は参加させてもらっています。
ひきこもりや不登校という言葉は、ネガティブな印象でしょう。ですから今現在そういった状況の人やその家族は元気もないでしょうし、明るい未来を想像できないかもしれません。もともとひきこもっていたり不登校だったりした人も、それは思い出したくもない過去であったり、他人にそのことは絶対に話したくないという人も当然多いでしょう。だってそのことをカミングアウトしたとたんに変な目で見られたり、同情されたりすることもあるからです。
私自身はひきこもりの過去をそれほどネガティブなものと考えていません。もちろんその頃にもう一度戻りたいなんてことは思わないですし、できれば戻りたくありません。あの頃の苦しみは今もはっきりと覚えています。ですが、その道を通ってきて今の私があるわけですし、あの頃の自分を否定したり隠したりすることは今の自分を否定するような気がして、基本的に当時のことは何でも話すことができます。だから「ひきこもり時代の話をしてください」と言われても、無理をすることなく話すことができます。
ですがだからといって、みんな同じようにしてくださいなんてことは私には言うことはできません。「ひきこもり」や「不登校」という言葉で表すとみんな同じカテゴリーに分類されるのでしょうが、ひきこもった年齢やその理由、どのようにそれを自分の中で処理しているのか、人生においてどの程度の存在だったのかは、1人1人まったく異なっているのですから。
そういう意味では、私が本で書いたり、話をしたりしたところでそれが、他の人の参考になんてならないかもしれません。「じゃあ伝えても意味がないし、やめとこか」
いや、そうじゃないんです。1時間話をしたとして、何も伝わらなくて当たり前なんです。しかし、話を聞いてくれた人たちの中の1人でもいい、その1人が私が1時間話したうちの、たった一言でも心に響くものがあったり、何か参考になったり、何か元気を出してもらえるきっかけになったり、そんなことが10回に1回でもあればとても嬉しく幸せなことなんです。
「何ができるのだろうか?」「こんなことしても意味ないかもな」などと考える前に、まずは行動をおこすことが大切です。動いてみてわかることってたくさんあります。動いたからこそ得ることができるものもたくさんあります。人の役に立つということはそういうことではないでしょうか。
来月も講演の依頼をいただいております。今からすでに緊張していますが(笑)、私が経験してきたこと、私が今考え感じていることを素直に話してこようと思っています。何か1つでも、安心や元気をお送りできることができるように一生懸命話してきます。
ONE-SのHP