こんにちは。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
前回の続きです。
日本の子どもの学力低下が問題になって、英語の改革や入試制度や全国学力テストの実施、授業のやり方の見直しなどされています。ですがこのテスト前の課題を与えるというのは完全にこの流れに逆行しているように感じます。学力を上げたいのなら、まずこんな成績のつけ方はは廃止するべきです。
たとえば塾で勉強するときに、すべての生徒に対して同じテキストを使いません。簡単に全部正解できるような問題集や、逆にほとんど間違ってしまう問題集を使うなんて効率が悪すぎますし、生徒たちもそんな勉強楽しくないでしょう。それぞれの学力にちょうど合った問題集を使うことで、チャレンジしようという意欲が湧いたり、理解できる喜びを得ることができるのです。
学校にそれを求めるのは難しいでしょうが、せめて何種類かレベルの異なった問題集を用意して、生徒に選ばせるようにしてあげてほしいと思います。いくら成績のためとはいえ、ほとんど理解できない問題集の解答を赤ペンで写し、何時間もかけて仕上げている生徒を何人も見てきました。赤ペンだらけで出来上がった問題集を見て、彼らは「よく頑張った!」と満足する出でしょうか?「これに何の意味があるのだろう?」という疑問しか湧いてこないでしょうし、「勉強全然わからん、おもんない」となってしまうでしょう。彼らの頑張りは確かに学校の成績には反映されるのでしょうが、学力面においてはほとんど身についていません。もし可能なら私が代わりに全部写してあげて、彼らには彼らの学力に合った問題を説明したり練習したりする時間を少しでも多く作ってあげたいといつも思います。
こんなことを中学校の3年間も続けていれば、さすがに途中で疲れてしまって「もう勉強はやらなくてもいいかな」と諦めてしまう子も出てきますし、ある程度学力が高い子にとっては「課題だから仕方なくするけれども、とにかくめんどくさいな」と勉強に対してもテストに対してネガティヴな感情を持ってしまい、もっと学力の高い子にとっては「効率わるいなあ。とっとと適当に終わらせて塾のワークでしっかり勉強しよう」と、どの学力の子に対しても決して良い効果をもたらしているとは言い難いのが現状です。
私は極端に言えば、こんなテスト前の課題なんて必要ないと思っています。なぜならば、勉強なんて能動的にやらないと効果は薄いどころが、「義務」になってしまえば「勉強嫌い」という逆効果になるからです。
学校の課題に関しては、それを欲しい子にだけ配ってあげればいいのではないでしょうか。提出する義務もなくして、どの問題集を選んで、どの範囲をするのかも全部子どもたちが決めればいいと思います。「テストでいい点数をとりたい!」「学力を上げたい!」と思う子はたくさんすればいいですし、そうじゃない子は1冊もしなくていいのでは。勉強って同じ時間やっても、気持ちが入っていなかったら頭に何も残りません。ただ「勉強がめんどくさい。自分は勉強ができない」という負の感情があふれるだけです。
「ちょっと頑張ってみようかな」「そろそろ本気でしようかな」そう思って、能動的に勉強したときに初めて効果が表れるのです。本来ならばそういった前向きな気持ちを養うはずの場所である学校が、まったく逆の感情を子どもたちに持たせる場所になってしまっています(もちろん学校があるから頑張れる子もいて、すべてが悪いと言っているわけではありません)。
「課題を出さなかったら成績がつけられない」という意見もあるでしょうが、成績はテストの結果が80~90%で、残りは授業態度やノート提出、小テストの結果くらいで評価すればいいと思います。成績をつけるために効果が薄く、勉強嫌いにさせてしまうような課題を与えるって本末転倒です。
「何も課題を与えなかったら子どもは勉強しなくなり学力は下がる」本当にそうでしょうか?私はそうは思いません。
1年前、学校が休校になったとき、多くの子どもたちは「宿題がほしい」と言ってきました。これまでそんなこと一度も言ったことがなかったり、宿題を出してもやってこなかったりした子たちが、自分から宿題を出してくれと言ってきたのです。つまり子どもたちは心のどこかで「勉強はした方がいい」と思っているんです。それなのに、わけのわからない課題を大量に与えられ「提出しろー!成績に響くぞー!」などと言われるからやる気をなくしているだけなんです。
また、受験前になると多くの子どもは「勉強しなさい」と言われなくても勉強します。「高校に合格したい」という気持ちが強くなるからです。勉強に対して前向きな気持ちにさせることが大切なんです。そういった環境づくりが必要なんだと思います。
「理解できた!」「解けるようになった!」
そんな学びの本来の喜びを感じることができる場所に学校はなってほしいですし、私の塾の目指すところもまさにここなんです。
ONE-SのHP
前回の続きです。
日本の子どもの学力低下が問題になって、英語の改革や入試制度や全国学力テストの実施、授業のやり方の見直しなどされています。ですがこのテスト前の課題を与えるというのは完全にこの流れに逆行しているように感じます。学力を上げたいのなら、まずこんな成績のつけ方はは廃止するべきです。
たとえば塾で勉強するときに、すべての生徒に対して同じテキストを使いません。簡単に全部正解できるような問題集や、逆にほとんど間違ってしまう問題集を使うなんて効率が悪すぎますし、生徒たちもそんな勉強楽しくないでしょう。それぞれの学力にちょうど合った問題集を使うことで、チャレンジしようという意欲が湧いたり、理解できる喜びを得ることができるのです。
学校にそれを求めるのは難しいでしょうが、せめて何種類かレベルの異なった問題集を用意して、生徒に選ばせるようにしてあげてほしいと思います。いくら成績のためとはいえ、ほとんど理解できない問題集の解答を赤ペンで写し、何時間もかけて仕上げている生徒を何人も見てきました。赤ペンだらけで出来上がった問題集を見て、彼らは「よく頑張った!」と満足する出でしょうか?「これに何の意味があるのだろう?」という疑問しか湧いてこないでしょうし、「勉強全然わからん、おもんない」となってしまうでしょう。彼らの頑張りは確かに学校の成績には反映されるのでしょうが、学力面においてはほとんど身についていません。もし可能なら私が代わりに全部写してあげて、彼らには彼らの学力に合った問題を説明したり練習したりする時間を少しでも多く作ってあげたいといつも思います。
こんなことを中学校の3年間も続けていれば、さすがに途中で疲れてしまって「もう勉強はやらなくてもいいかな」と諦めてしまう子も出てきますし、ある程度学力が高い子にとっては「課題だから仕方なくするけれども、とにかくめんどくさいな」と勉強に対してもテストに対してネガティヴな感情を持ってしまい、もっと学力の高い子にとっては「効率わるいなあ。とっとと適当に終わらせて塾のワークでしっかり勉強しよう」と、どの学力の子に対しても決して良い効果をもたらしているとは言い難いのが現状です。
私は極端に言えば、こんなテスト前の課題なんて必要ないと思っています。なぜならば、勉強なんて能動的にやらないと効果は薄いどころが、「義務」になってしまえば「勉強嫌い」という逆効果になるからです。
学校の課題に関しては、それを欲しい子にだけ配ってあげればいいのではないでしょうか。提出する義務もなくして、どの問題集を選んで、どの範囲をするのかも全部子どもたちが決めればいいと思います。「テストでいい点数をとりたい!」「学力を上げたい!」と思う子はたくさんすればいいですし、そうじゃない子は1冊もしなくていいのでは。勉強って同じ時間やっても、気持ちが入っていなかったら頭に何も残りません。ただ「勉強がめんどくさい。自分は勉強ができない」という負の感情があふれるだけです。
「ちょっと頑張ってみようかな」「そろそろ本気でしようかな」そう思って、能動的に勉強したときに初めて効果が表れるのです。本来ならばそういった前向きな気持ちを養うはずの場所である学校が、まったく逆の感情を子どもたちに持たせる場所になってしまっています(もちろん学校があるから頑張れる子もいて、すべてが悪いと言っているわけではありません)。
「課題を出さなかったら成績がつけられない」という意見もあるでしょうが、成績はテストの結果が80~90%で、残りは授業態度やノート提出、小テストの結果くらいで評価すればいいと思います。成績をつけるために効果が薄く、勉強嫌いにさせてしまうような課題を与えるって本末転倒です。
「何も課題を与えなかったら子どもは勉強しなくなり学力は下がる」本当にそうでしょうか?私はそうは思いません。
1年前、学校が休校になったとき、多くの子どもたちは「宿題がほしい」と言ってきました。これまでそんなこと一度も言ったことがなかったり、宿題を出してもやってこなかったりした子たちが、自分から宿題を出してくれと言ってきたのです。つまり子どもたちは心のどこかで「勉強はした方がいい」と思っているんです。それなのに、わけのわからない課題を大量に与えられ「提出しろー!成績に響くぞー!」などと言われるからやる気をなくしているだけなんです。
また、受験前になると多くの子どもは「勉強しなさい」と言われなくても勉強します。「高校に合格したい」という気持ちが強くなるからです。勉強に対して前向きな気持ちにさせることが大切なんです。そういった環境づくりが必要なんだと思います。
「理解できた!」「解けるようになった!」
そんな学びの本来の喜びを感じることができる場所に学校はなってほしいですし、私の塾の目指すところもまさにここなんです。
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