おはようございます。堺市西区の上野芝にある個別指導の学習塾ONE-S(ワンズ)の塾長の松下です。
今年は10連休ということもあり、塾の授業をどうしようか悩みましたが、2日~5日を休みにさせていただきました。究極のインドア派ですので、どこに出かけるわけでもなく、ほぼ自宅にいることになるでしょうが、久しぶりに映画を何本か見て、土・日の競馬の予想に励もうと思っています(笑)
ですが、子どもたちは大変ですね。この連休中に春休みや冬休みと同じくらいの量の宿題を出されている子もいます。塾の先生をしている私が言ってはいけないかもしれませんが、GW中くらいはゆっくりさせてあげたいなあというのが本音ですね。
ところで、私は禁煙して4年半が経過しました。以前はかなりのヘビースモーカーで、多いときには1日に5箱、つまり100本ほど吸っていた時期もありました。そのタバコが原因で大学生のときに2回喉の手術をしました。病院の先生からは、すぐにタバコをやめるようにキツく言われましたが、1日は禁煙できても2日目からはすぐにタバコを吸ってしまうというダメダメな人間でした。
それからも何度も禁煙しようとチャレンジしましたが、以前にも書きましたように3日間の壁を破ることがなかなかできませんでした。
大縄跳びってありますよね。跳び続けるって、とってもしんどいですよね。あの中に入る瞬間、そして跳び続けている間、「いつまで跳び続けなあかんねん。早くだれか引っかかってくれー!もうしんどい!」
これと禁煙って似てるんです。「タバコを吸わない!」と決意したときが、大縄跳びに入る瞬間なんです。ただ、これが一生続くのかっと考えると怖くなるんです。何十年も吸ってきて、もはや大親友のようになってるタバコをもう一生吸えないんか、ここで永遠の別れになるんか、そう考えると勇気が出ないんですよね。「大縄跳びを一生跳び続けるなんて、できっこないわ」そんな弱い気持ちが襲ってくるんです。
でも、実は勇気を出して大縄跳びに入って跳び続けていると、いつの日にか大切なことに気付くんです。
「大縄跳びを跳び続けているのは、禁煙している今ではなくて、タバコを吸っていた時」なんだと。
タバコを吸っていたときは、生活がタバコに支配され、外出するときには財布や携帯よりもまずタバコとライターを持っているかの確認をし、外食するときもとにかく喫煙できる店をわざわざ探していました。どこに行っても最初にすることは喫煙所の確認であり、すべてがタバコ優先の毎日でした。タバコに支配されている生活でした。どっぷりとタバコという大縄跳びの中に必死で跳び続けているにもかかわらず、それに気づかずに、逆に禁煙することが大縄跳びを跳び続けることなんだという大きな勘違いをしていたため、体の調子もどんどん悪くなっているのがわかっていたのに、怖くてなかなか飛び込むことができませんでした。
それでも、体調の悪化が激しく「長生きしたい」という気持ちが何とか恐怖心を上回り、一生跳び続けることを覚悟して禁煙を始めてから1年が経過しようとしていたときに、ある変化が訪れました。「あれ?俺は今跳んでいないぞ」という感覚が現れ始めたのです。そこから意識が正常に戻っていったのでしょうか、大縄跳び地獄から解放されたことやタバコを吸っていた時期が大縄跳びを跳んでいたんだということにようやく気づき、洗脳というか思い込みから抜け出すことができました。
自分の体や気持ちが、何かに慣れてしまったとき、それをやめるというのは怖いものです。頭のどこかでは、やめないといけないとわかっていても、何か言い訳を考えてはそれを正当化しようとします。それは私の禁煙のときと同じように、やめることが大縄跳びに入ることだと錯覚してしまい、その恐怖心からくるというケースも多いのではないでしょうか。
不登校やひきこもりの子どもたちの中にも、同じような感覚の子はたくさんいます。不登校やひきこもりの時間が長くなればなるほど、1歩踏み出すことが怖くなります。決して今の状況に満足しているわけではないのですが、怖いのです。以前は当たり前のようにできていたことができなくなっている自分に自信が持てず、足が動かないのです。
いいんだよ。それが当たり前だし、だれだってそうなんだ。だれだって習慣をやめたり、環境を変えることって怖いんだよ。でも頑張って1歩踏み出してみよう。今すぐでなくていいから。
大縄跳びの回転の速度がハンパなく速く見えるだろう。入るタイミングを探すのは大変だろう。でも勇気を持って飛び込もう。ひっかかってもいいやん。跳び始めた直後は息も切れて、めちゃくちゃしんどいかもしれない。「もう無理だ」と思ったら1回大縄跳びの外に出ればいいんだ。何回だって入るチャンスはあるんだから。そして何回目かの挑戦で大縄跳びに入って、頑張って跳び続けているうちに、いつかきっと自分が跳んでいないことに気づくときがやってくる。それは必ずやってくる。すべての苦しんでいる子どもたちが、勇気を持って1歩踏み出すことができるように、私なりにできることをしていきたいと思っています。本人はもちろん、そのご家族も苦しいでしょうが、きっと笑顔で振り返られる日がやってきます。あきらめずに頑張ってください!
ONE-SのHP
今年は10連休ということもあり、塾の授業をどうしようか悩みましたが、2日~5日を休みにさせていただきました。究極のインドア派ですので、どこに出かけるわけでもなく、ほぼ自宅にいることになるでしょうが、久しぶりに映画を何本か見て、土・日の競馬の予想に励もうと思っています(笑)
ですが、子どもたちは大変ですね。この連休中に春休みや冬休みと同じくらいの量の宿題を出されている子もいます。塾の先生をしている私が言ってはいけないかもしれませんが、GW中くらいはゆっくりさせてあげたいなあというのが本音ですね。
ところで、私は禁煙して4年半が経過しました。以前はかなりのヘビースモーカーで、多いときには1日に5箱、つまり100本ほど吸っていた時期もありました。そのタバコが原因で大学生のときに2回喉の手術をしました。病院の先生からは、すぐにタバコをやめるようにキツく言われましたが、1日は禁煙できても2日目からはすぐにタバコを吸ってしまうというダメダメな人間でした。
それからも何度も禁煙しようとチャレンジしましたが、以前にも書きましたように3日間の壁を破ることがなかなかできませんでした。
大縄跳びってありますよね。跳び続けるって、とってもしんどいですよね。あの中に入る瞬間、そして跳び続けている間、「いつまで跳び続けなあかんねん。早くだれか引っかかってくれー!もうしんどい!」
これと禁煙って似てるんです。「タバコを吸わない!」と決意したときが、大縄跳びに入る瞬間なんです。ただ、これが一生続くのかっと考えると怖くなるんです。何十年も吸ってきて、もはや大親友のようになってるタバコをもう一生吸えないんか、ここで永遠の別れになるんか、そう考えると勇気が出ないんですよね。「大縄跳びを一生跳び続けるなんて、できっこないわ」そんな弱い気持ちが襲ってくるんです。
でも、実は勇気を出して大縄跳びに入って跳び続けていると、いつの日にか大切なことに気付くんです。
「大縄跳びを跳び続けているのは、禁煙している今ではなくて、タバコを吸っていた時」なんだと。
タバコを吸っていたときは、生活がタバコに支配され、外出するときには財布や携帯よりもまずタバコとライターを持っているかの確認をし、外食するときもとにかく喫煙できる店をわざわざ探していました。どこに行っても最初にすることは喫煙所の確認であり、すべてがタバコ優先の毎日でした。タバコに支配されている生活でした。どっぷりとタバコという大縄跳びの中に必死で跳び続けているにもかかわらず、それに気づかずに、逆に禁煙することが大縄跳びを跳び続けることなんだという大きな勘違いをしていたため、体の調子もどんどん悪くなっているのがわかっていたのに、怖くてなかなか飛び込むことができませんでした。
それでも、体調の悪化が激しく「長生きしたい」という気持ちが何とか恐怖心を上回り、一生跳び続けることを覚悟して禁煙を始めてから1年が経過しようとしていたときに、ある変化が訪れました。「あれ?俺は今跳んでいないぞ」という感覚が現れ始めたのです。そこから意識が正常に戻っていったのでしょうか、大縄跳び地獄から解放されたことやタバコを吸っていた時期が大縄跳びを跳んでいたんだということにようやく気づき、洗脳というか思い込みから抜け出すことができました。
自分の体や気持ちが、何かに慣れてしまったとき、それをやめるというのは怖いものです。頭のどこかでは、やめないといけないとわかっていても、何か言い訳を考えてはそれを正当化しようとします。それは私の禁煙のときと同じように、やめることが大縄跳びに入ることだと錯覚してしまい、その恐怖心からくるというケースも多いのではないでしょうか。
不登校やひきこもりの子どもたちの中にも、同じような感覚の子はたくさんいます。不登校やひきこもりの時間が長くなればなるほど、1歩踏み出すことが怖くなります。決して今の状況に満足しているわけではないのですが、怖いのです。以前は当たり前のようにできていたことができなくなっている自分に自信が持てず、足が動かないのです。
いいんだよ。それが当たり前だし、だれだってそうなんだ。だれだって習慣をやめたり、環境を変えることって怖いんだよ。でも頑張って1歩踏み出してみよう。今すぐでなくていいから。
大縄跳びの回転の速度がハンパなく速く見えるだろう。入るタイミングを探すのは大変だろう。でも勇気を持って飛び込もう。ひっかかってもいいやん。跳び始めた直後は息も切れて、めちゃくちゃしんどいかもしれない。「もう無理だ」と思ったら1回大縄跳びの外に出ればいいんだ。何回だって入るチャンスはあるんだから。そして何回目かの挑戦で大縄跳びに入って、頑張って跳び続けているうちに、いつかきっと自分が跳んでいないことに気づくときがやってくる。それは必ずやってくる。すべての苦しんでいる子どもたちが、勇気を持って1歩踏み出すことができるように、私なりにできることをしていきたいと思っています。本人はもちろん、そのご家族も苦しいでしょうが、きっと笑顔で振り返られる日がやってきます。あきらめずに頑張ってください!
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