本日より実技講習である。
実技であるから、メモもノートもない。
七日目、八日目、九日目の講義メモが未整理であるが、
おいおいやっつけることにして、先にこちらから記録する。
とりあえず憶えておかなければいけないのは、
着患健脱という言葉らしい。
右半身麻痺、左半身麻痺などの方の着替えの場合、
麻痺(患)の側から着せ、健常側から脱がせるということだそうな。
初日の今日は、まずは単純なベッドメーキングから。
無人のベッドで練習し、次は人が寝ているベッドでシーツ交換を行う。
「人に見られてると思うと緊張する」と皆は言うが、
オレの場合、見物人が五十人くらいは居てくれないと緊張できんので、
むしろ実地でやれるかどうかのほうが心配だ。
続いては、左半身麻痺を想定しての着替え。
モデルさん、ということでベッドに寝て実験台になってみる。
試しに左側の力を抜いてみると、驚いたことにまったく体が動かせない。
「右腕で左腕を掴んで動かす、固定する」と口では言えるが、
腕一本がこんなに重いものだとは思わなかった。
「右脚で左脚を持ち上げます、はい」・・・ぜんぜん、動きゃしねえ。
子供の頃に事故で三週間、五年後にその後遺症の手術で四ヶ月間、
松葉杖の生活を送ったことがあったが、あの時ゃ片脚だった。
半身麻痺というのがこんなにたいへんな事だとは・・・。
資格だの勉強だのという以前に、人生のナニゴトかを学んだ一日であった。
実技であるから、メモもノートもない。
七日目、八日目、九日目の講義メモが未整理であるが、
おいおいやっつけることにして、先にこちらから記録する。
とりあえず憶えておかなければいけないのは、
着患健脱という言葉らしい。
右半身麻痺、左半身麻痺などの方の着替えの場合、
麻痺(患)の側から着せ、健常側から脱がせるということだそうな。
初日の今日は、まずは単純なベッドメーキングから。
無人のベッドで練習し、次は人が寝ているベッドでシーツ交換を行う。
「人に見られてると思うと緊張する」と皆は言うが、
オレの場合、見物人が五十人くらいは居てくれないと緊張できんので、
むしろ実地でやれるかどうかのほうが心配だ。
続いては、左半身麻痺を想定しての着替え。
モデルさん、ということでベッドに寝て実験台になってみる。
試しに左側の力を抜いてみると、驚いたことにまったく体が動かせない。
「右腕で左腕を掴んで動かす、固定する」と口では言えるが、
腕一本がこんなに重いものだとは思わなかった。
「右脚で左脚を持ち上げます、はい」・・・ぜんぜん、動きゃしねえ。
子供の頃に事故で三週間、五年後にその後遺症の手術で四ヶ月間、
松葉杖の生活を送ったことがあったが、あの時ゃ片脚だった。
半身麻痺というのがこんなにたいへんな事だとは・・・。
資格だの勉強だのという以前に、人生のナニゴトかを学んだ一日であった。