人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第155回『重陽の節句』

2024年09月09日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第155回

『重陽の節句』

最近は、天候の影響もあり、なかなか季節の境がわかりづらくなっていますが

通常、日本では、春夏秋冬それぞれの季節が楽しめます。

秋は、実りの秋ともいい、
自然からの様々な恵みを楽しむことができる季節です。

本日、9月9日は「重陽(ちょうよう)の節句」とも呼ばれ、

日本の五節句のひとつとして
数えられています。

象徴として、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒を楽しんだり
しながら、

長寿や無病息災を祈る日とされています。


もともと、東洋では奇数は縁起の良い「陽の日」とされ、

奇数の重なる日を祝いの
日とされていました。

陽の日の最大値である「9」が重なる日を「重陽」と呼び、

節句の
ひとつにしたと言われています。旧暦の9月9日は、現在の10月中旬ごろあたり、

菊の
花が見ごろとされる時期にあたります。菊は邪気を払う力をもっているとされていたことで、

重陽の節句では、菊の花を楽しむ行事として、今でも受け継がれています。


*参考:重陽の節句以外の、五節句は下記の通りになります。
日本の春夏秋冬の四季を彩る、
それぞれの象徴として植物が彩られます。

人日(じんじつ)の節句、1月7日、睦月、七草の節句。
七草粥を食し、その年の無病息災を祈願します。
(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ)

上巳(じょうみ)の節句、3月3日、弥生、桃の節句。
女の子の健やかな成長や、幸福を願う行事。ちらし寿司などを
食べて祝う日とされ、江戸時代以降は、「ひな祭り」として親しまれています。

端午(たんご)の節句、5月5日、皐月、菖蒲の節句。
男の子の健やかな成長や幸福を願う行事。鎧兜など人形を飾り、鯉のぼりをあげて
菖蒲の花をそえた柏餅をいただく。現在は、こどもの日として祝日となっています。

七夕の節句、7月7日、文月、笹竹の節句。
もともとは、縫製や染織などの技術上達を願う行事とされていた。
一般的には、短冊に願い事を書いて笹竹に飾る夏の催しとして親しまれています。


さて、本題に戻りますが、3年前2021年9月9日にこのブログ始めました。

ちょうど、今まで学んできた東洋思想をより深めていきたい、


日本の伝統文化、風習などをもっと探究し、実感していきたい、

どの
想いが強くなり、その一歩として書き始めました。

本当にまだまだ知らない事や、改めて実感することなども沢山あり

日々学びと気づきの毎日です。


*参考:第1回「一陰一陽これを道という」(易経)2021年9月9日


書き始めて実感することとしては、

理解というのも、ただなんとな
知っていること、実感して実践できていること、

身体に染みついていることなど
様々なレベルがあると思いますが、

やっとスタートラインにたったような
感覚があり、毎回新しい気づきがあります。

これからも、言葉を丁寧に味わいながら、

その本質を身体全身で
感じられるように、毎日の生活を通じて、

実感していきたいと思います。



参考図書
『病気を遠ざける暮らし方』本間真二郎著 講談社

 


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