大好き森の人

オランウータンの赤ちゃん大好き、かわいいもの大好き、おいしいもの大好き、おしゃべり大好き、Happyな毎日。

森で環境教育

2012-10-15 21:20:28 | ボルネオツアー

 森での活動は、天気に左右されます。

雨でなければ、子どもたちと一緒に森で活動するという計画でした。

もちろん、森へは舟で行きます。

村は村、活動場所は活動場所ということなのですね。

タンジュンハラパン村では、FNPFが学校の先生と協力して

一か月に一度、村の子どもたちに環境教育を行っています。

子どもたちは、薬や苗木になる植物の勉強をしたり

ネイチャーゲームをしたり、森の中でクッキングをしたりしているそうです。

おそろいのグリーンのTシャツを着ていました。

子どもたちと一人ずつペアになって森を歩きました。

私はテディくんとペアでした。

一緒に植林をしました。

ネイチャーゲームをした時以外、一緒に過ごしました。


ロッジでお昼

2012-10-14 15:06:32 | ボルネオツアー

  お昼頃、高学年の授業も終わったのか

小学生が学校から帰ってきます。

私たちは、昼ごはんを食べるために

バナさんのロッジに行きました。

朝晩は、ホームステイ先で食べましたが

昼ごはんはほとんどバナさんの手料理でした。

水は、ペットボトルのものを飲みます。

とても貴重です。

お昼の時にやりくりをして

持ち歩くための水を確保しました。

バナさんとこでの食事には、必ずペットボトルの水が用意されていたので

助かりました。

かき揚げ(bakwan)と空芯菜炒め(carkangkung)とビーフン(bihun)とごはん(nasi)です。

魚の料理もありましたが、私は苦手なので食べませんでした。

日本でもよく食べるものばかりで、とてもおいしいかったです。

でも、ごはんだけは日本のやわらかく炊いたものが恋しくなりました。

午後は、子どもたちと一緒に環境についての学習会でした。


jalan jalan (ジャラン ジャラン)

2012-10-14 11:19:44 | ボルネオツアー

 小学校の見学の後は、自由時間でした。

私は、友達のキョーコさんと今回のツアーで仲良しになったエミさんの三人で

村を歩くことにしました。

歩くことをジャランといいます。

ジャランジャランは、散歩です。

ホームステイ先の奥さん、ソフィアンさんにも「ちょっと出かけませんか?」という意味だと思うのですが

「ジャランジャラン」と言われました。

多くの村人は、朝、食事が済むと洗濯をしておしゃべりして一日を過ごしています。

時間がゆったり流れていきます。

川は、洗濯、水浴び(マンディ)など

生活になくてはならないものです。

大きな川には、ワニがいるそうですが

この川にはいないようです。

村には、電気も水道もありませんが(発電機と太陽電池を利用したものはあります)

村人は、携帯電話を持っていました。

電話線を引くのは大変ですが、携帯電話はアンテナを一本立てればすむからだと思いました。

ウシやニワトリなどの家畜が放し飼いされていました。

庭先では、野菜や花、たくさんの植物を育てていました。

お店も2、3軒ありました。

コーラやスプライトなどの缶ジュースやお菓子が売られていました。

昔、日本でも売られていた何で色をつけているかわからないような色のジュースも

ありました。

子どもたちは、そのジュースを片手に遊んでいました。

村人は、お店によく集まって話をしています。

果物や肉、魚などはバイクで行商の人が売りに来ていました。

ソフィアンさんも、食材を買っていました。

この緑の屋根の建物は、診療所だそうです。

お医者さんには、会いませんでした。

出かけていたか、いても私が気付かなかったのか

どちらなのかわかりませんけれど・・・。


インドネシアの小学校

2012-10-13 15:51:10 | ボルネオツアー

 

 タンジュンハラパン村、一つの村の小学校だけ見て

インドネシアの小学校のことを語ることはできませんが

私の感じたこと、思ったことを書かせてもらいます。

子どもたち全員、広めの高学年の教室に集まってくれました。

制服を着ていました。

制服には、二種類あるようですが

どのように区別されているのかわかりませんでした。

私服の子もいます。

お菓子を食べていた子がいて、校長先生らしい方に注意されていました。 

先生も制服を着ています。

私たちは、一人ずつ自己紹介をしました。

私は、れいなちゃん赤ちゃんも紹介しました。

「ナマ ディア レイナちゃん」(彼女の名前はれいなちゃんです)ってね。

先生が、「ブラジャール」と言って

みんな、それぞれの教室に戻って行きました。

ブラジャールは、勉強するとか習うという意味です。

5年生の教室です。

弟を連れて来ている子もいます。

インドネシアでは、ドラマの「おしん」が大人気ですが

兄弟を連れて登校するなんて、「おしん」の時代の頃のようです。

宗教上の理由で休みを取っているのか、単なる休暇なのかわかりませんが、

先生の数が少なかったです。

(たくさん聞きたいことがあったのですが、何せ言葉がわからないので質問できませんでした。

次に行く時には、もう少し言葉を覚えてから行きたいと思っています)

1年生の教室です。

先生はいなくても、それぞれ課題がわかっているのか

勉強を始めることができていました。

視写をやっていましたよ。

「えらいね」とか「がんばっているね」とか

何か言えたら良かったなぁと思いました。

三人の先生が各教室を回って教えたり、指示を出したりしていました。

先生も、子どもを抱いたまま授業をしていました。

一年生の教室の壁に貼ってあった「掛け算九九」の表です。

アルファベットの表も貼ってありました。

ミッキーマウスやナルトの絵が付いていました。

アニメの「NARUTOナルト」は、大人気なんですよ。

↓の写真は、時間割表のようです。

senin(スネン) 月曜日やselasa(スラサ) 火曜日など曜日と

時間が書いてありました。

1時間くらい勉強して、1年生たちが校庭に出て来ました。

サッカーをやったり、おいかけっこをして遊んでいました。

一人でくるくると踊りを踊っている子ももいました。

1年生は、それで一日の授業は終わりのようです。

外にいた子に集まってもらって写真を撮りました。

どうもありがとう。


小学校の見学

2012-10-13 08:41:19 | ボルネオツアー

 村の小学校です。

50人ほどの子どもたちが学んでいるそうです。

 

校庭は、こんな感じです。

日本の校庭にあるような遊具はありません。

自然のビオトープかな?

水路もありました。

太陽光で電気を取ってるようです。

 

教室の中は、こんな感じです。

先生の机の上には、たくさんの本が置いてありました。

ここは、図書室のような部屋です。

資料も置いてあるようです。

高学年の子どもたちが使用していました。

 ここは、職員室です。

朝、始業時間のだいぶ前から子どもたちは集まり始めていて

自由にしたいことをしているという感じでした。


村の朝2

2012-10-13 03:47:25 | ボルネオツアー

 

 村での生活4日目が始まりました。

村の朝は、たくさんの鳥の声で始まります。

とても爽やかです。

日本でも夏はそうだと思いますが

早い時間から人々は活動を始めます。

赤道直下の国では、

ほぼ同じ時間に日が昇り、同じ時間に日が沈み・・・

一年中同じサイクルで時が過ぎて行くのでしょうね。

昔、子どもの頃の夏休みは

私もこんな感じで、朝を迎えていたような気がします。

4日目の予定は、村の小学校の見学でした。

6時半には、もう子どもたちは小学校に登校を始めています。

午前中で、授業は終わりです。

たぶん、涼しい午前中のうちに学習を済ませてしまおうということだと思いました。


ホタル乱舞

2012-10-11 20:03:31 | ボルネオツアー

 村人とのアクティビティが終わって・・・

天気が良かったら、ホタルを見に行くことになりました。

天気は変わりやすいので

その時間にならないと予定は立ちません。

途中雨が落ちてきたのですが

ホタルを見に行けることになりました。

私は、田舎育ちですし

「多摩動物公園」でもホタルは見ることができます。

だから、若い子たちに比べればホタルを見ている方だと思います。

でも、インドネシアで見る

熱帯雨林の中で見るホタルはどんなものだろうと

わくわくしました。

1月に行われた同じ「ウータン」が企画したツアーでは雨が降り見られなかったそうです。

ホタルは、村の中で見るのではなく

舟で約1時間ほど川を下りました。

残念ながら写真はありません。

私のカメラではうまく撮れませんでした。 

熱帯雨林で見るホタルは、言葉にできないくらいみごとなものでした。

大きな大きなクリスマスツリーのようでした。

森ごとホタルの光が瞬いていました。

(表現力のなさが悲しいです・・・)

それを見られただけでも、このツアーに参加して良かったと思いました。

天気には、左右されますが

ホタルを見るだけでも観光客が呼べると思いました。

(北欧やアラスカなどで行われているオーロラツアーだって、いつだって見られるわけではないものね!!)

村の生活も三日目になると

れいなちゃん赤ちゃんもすっかり村の人たちと仲良しでした。

気さくなおばちゃんと記念写真です。 


アクティビティ

2012-10-11 00:00:00 | ボルネオツアー

  村のエコツーリズムのリーダー、バナさんのロッジに集まりました。

村の人たちとの交流をするためです。

村人は、そのうち観光客を相手にしたアクティビティをしたいと考えています。

 ボルネオの自然に親しむために訪れる観光客に、

村人が伝統工芸を教えたり、カヌーや伝統スパを提供し、副収入を得ようというのです。

貧しさゆえに、不法伐採や密猟を行ってきた人たちです。

エコツーリズムが成功すれば、自然を破壊せず生活も安定できるだろうと

考えているからです。

村のお母さん、お父さんたちが集まって

敷物づくり、木彫りの人形づくり、アクセサリーづくりを教えてくれました。

教えると言っても、作品づくりは簡単にはできませんし、

村人たちも教えるということにあまり意識がないようで・・・。

自分たちがどんどん作っていってしまっていました。

でも、やれるところはやらせてもらいました。

私は、木彫りのオランウータンづくりに挑戦しました。

彫刻家のはしもとみおさんに彫刻を教えてもらったことがあるので

木彫りの難しさは知っています。

時間もかかります。

でも、アクセサリーにはほとんど興味がないし

オランウータン(木彫り)が作られるのを見るだけでも楽しいと思ったからです。

木彫りを教えてくれたのは、FNPFの村のスタッフであるトゥヤンさんです。

私のあまりの不器用さに呆れていました(たぶん・・・)が、

私のオランウータン好きは十分伝わったようで

最後に、トゥヤンさんが作った見本の木彫りのオランウータンをプレゼントしてもらいました。

ラララ・ラッキーでした。

木彫りづくり選んで良かったです。

女性の参加者全員に、草で編んだ指輪もいただきました。

アクセサリーをほとんどつけない私ですけど

あれからずっともらった指輪をつけています。

言葉はお互いにわからなかったわけですけれど、

楽しい時間を過ごすことができました。


降ったり、照ったり・・・

2012-10-10 19:43:36 | ボルネオツアー

  バナさんのお弁当をいただきました。

バナさんは、とても料理が上手です。

インドネシアでは、ヒルに血を吸われることがあると言うことで

ちょっとドキドキしていました。

参加者で吸われた人はいなかったのですが

ガイドをしてくれていた「ウータン」のスタッフであるイッシーさんが

血を吸われてしまいました。

ヒルは、血を吸ったあとは満足そうに?膨らんでいました。

最近、昆虫や虫に慣れてきた私ですけど

ヒルは、まだだめです。

帰り道です。

雨が降ったり、止んだり・・・

雨が止むとものすごい日差しになりました。

カメラも曇っています。

帰りは、なんとれいなちゃん赤ちゃんが舟で先頭になりました。

ちょっとわくわく、うきうきしました。

舟の先には、ぶつかってもいいようにタイヤが付いていました。

途中、エンジンに草が引っ掛かって止まることもありました。

素人は、手が出せない

出さない方がいいからですが

何から何まで村の人にやってもらった

道中でした。

どこでも、いつでもワイルドなインドネシアの男たちです。


大きく育て♪

2012-10-10 00:00:00 | ボルネオツアー

 一休みしたので、村の人たちが以前植えた木を見に行きました。

周りの草を刈ってもすぐ生えてきます。

さすが、熱帯地域です。

どこに植えたかわからなくなります。

だから、ポットのビニールをそばに置いておくのですね。

それがあるのが、植えた苗木の場所です。

植林している樹種は、バランゲラン、ニャトウ、ウバル、プラワンだったかな?

私たちが植えた木も、りっぱに育つといいなと思います。

村の若者は、どんな時もユーモアを忘れません。

草で作った帽子でおどけてみせてくれました。

おかげで、暑さも疲れも吹き飛びました。


へとへと・・・

2012-10-09 21:08:04 | ボルネオツアー

 雨が降ったり、風が吹いたりすると

とても涼しいのですが

日が照ると、とたんに暑くなります。

(日差しを感じない時は、照り返しがない分、東京の方が暑いのではないかと思う時もありました)

 暑さと久しぶりに体を使ったのとで、へっとへとになりました。

(体力づくりとダイエットの必要性を感じました・・・。体が重い。。。) 

ペットボトルの水も限られています。

冷やしたコーラをいただきました。

めったにコーラは、飲まないのですが

そのおいしいことと言ったら・・・。

生き返った心地がしました。 

村の人たちも、一息ついてゆったりしていました。

そんな時、ドラえもんの話になりました。

インドネシアでも、日本のアニメは大人気です。

地面に、ドラえもんの絵を描いたり・・・

歌を歌ったり・・・

言葉はわからなくても通じるものがいっぱいあるのだなと思いました。

文化交流って大事なのですね。


苗木を植える

2012-10-09 00:00:00 | ボルネオツアー

  いよいよ植林です。

3mおきに、一本ずつ苗木を植えて行きます。

木を植える場所には、目印がついていました。

まず、草刈りをして植えるスペースを作ります。

そして、穴を掘り

苗木のポットのビニールを破いて地面に植えます。

植えた場所には、そのビニールを置いておきます。

次に来た時に、植えた場所がすぐ見つかるようにです。

やり方を丁寧に教えてもらいました。

横一列に植えていきますが

奥に、縦にも植えていきました。

村の人が、草を刈ってスペースを作ってくれます。

私を手伝ってくれたのは、アドゥでした。

彼は、気さくで好奇心いっぱいの青年です。

日本語で数を数える時に、何と言うか聞かれました。

「1本、2本、3本・・・」

私が、イント゜ネシア語の数字を覚える前に

彼は日本語をマスターしていきます。

「5本の次は、何と言うのか・・・」とアドゥ。 

「6本だよ・・・」と私・・・。 

「じゃあ、6本(目)。。。」 

私は、アドゥに乗せられて・・・

9本植えることになってしまいました。。。

日本でだって、草刈りや農作業をほとんどやったことないのにね。 


ラストサムライ

2012-10-08 21:11:27 | ボルネオツアー

  国立公園内と言っても、大きな木が生えていないと思います。

それは、山火事でかなりの面積の森を焼失してしまったからです。

プランテーションによる森林伐採と山火事とボルネオ島の熱帯雨林は、少なくなる一方です。

森林を失う時は、一瞬ですが

再生には、相当な時間がかかります。

それでも、地道に植林を続け、森をつないで「緑の回廊」をつくろうとしています。

FNPFでは、ボーイング社からの助成金を使い2011年から三年間で40haの植林をする計画があるそうです。

バスキさんから、森がどのように失われていて

今後どのようにして食い止めなければならないか話がありました。

(言葉がわかれば、もっとよく理解できるのになあと自分の語学力のなさを悲しいと思いました)

村のスタッフたちは、

自分たちのやっていることに意義を感じているので

とても誇らしげにバスキさんの話を聞いていました。

バスキさんは、植林による「緑の回廊」づくりを続けないといけないのですが

それには、とても時間がかかるので

残されている森を手に入れて開発されないようにしなければいけない

土地を確保したいと思い始めたと語っていました。

上の写真の方は、ここで農業を営む最後の農民だそうです。

最後の砦の方だと思いました。

「ラストサムライですね。。。」と言うと、彼は自信たっぷりにポーズをとってくれました。

ピノキオのおじさんもそうですが

彼に続く若い人が育ってくれるといいなと思いました。


小舟で進む

2012-10-08 15:20:52 | ボルネオツアー

 苗木を積み込んで植林に出発です。

植林をする場所に行くのには、せまい水路を通るので

この日の舟は小さいものでした。

途中で、さらに小さな舟(カヌー)に乗り換えました。

川岸には、両手を伸ばすと届きそうでした。

木の橋の下をくぐることもあり、背を低くして通ることもありました。

村の人は、舟の扱い方が若い人もとても上手でした。

私は、高い所、せまい所、不安定な場所はとても苦手ですが

村の人は、とても信頼できましたし、

みんなと一緒かと思うと簡単な舟の上でも全然こわくありませんでした。

川から上がりました。

植林の場所までは、まだまだ歩きます。

ところが、雲が重く立ち込めてきて雨が降り出しました。

熱帯雨林での天気は変わりやすいのだと思いました。


ピノキオのおじさん

2012-10-08 10:02:27 | ボルネオツアー

 ゆかいなピノキオの歌を歌ってくれたおじさんです。

家の前で、香木を育てています。

おじさんが育てている木は、

樹木に傷をつけるとそこに香りの種のようなものができるのだそうです。

それを香木として利用します。

その木は、しいたけの原木と考えるとわかりやすいと通訳してもらいました。

香りはアロマテラピーや香水など、ビジネスになると思います。

おじさんの仕事がうまくまわり確実に副収入が得られるということになると、村のみんなも同じように苗づくりを始めるでしょう。

苗作りで森再生と収入が得られて一石二鳥です。

私たちも、ピノキオのおじさんに苗を分けていただいて

他の苗木と一緒に植えることにしました。