村のエコツーリズムのリーダー、バナさんのロッジに集まりました。
村の人たちとの交流をするためです。
村人は、そのうち観光客を相手にしたアクティビティをしたいと考えています。
ボルネオの自然に親しむために訪れる観光客に、
村人が伝統工芸を教えたり、カヌーや伝統スパを提供し、副収入を得ようというのです。
貧しさゆえに、不法伐採や密猟を行ってきた人たちです。
エコツーリズムが成功すれば、自然を破壊せず生活も安定できるだろうと
考えているからです。
村のお母さん、お父さんたちが集まって
敷物づくり、木彫りの人形づくり、アクセサリーづくりを教えてくれました。
教えると言っても、作品づくりは簡単にはできませんし、
村人たちも教えるということにあまり意識がないようで・・・。
自分たちがどんどん作っていってしまっていました。
でも、やれるところはやらせてもらいました。
私は、木彫りのオランウータンづくりに挑戦しました。
彫刻家のはしもとみおさんに彫刻を教えてもらったことがあるので
木彫りの難しさは知っています。
時間もかかります。
でも、アクセサリーにはほとんど興味がないし
オランウータン(木彫り)が作られるのを見るだけでも楽しいと思ったからです。
木彫りを教えてくれたのは、FNPFの村のスタッフであるトゥヤンさんです。
私のあまりの不器用さに呆れていました(たぶん・・・)が、
私のオランウータン好きは十分伝わったようで
最後に、トゥヤンさんが作った見本の木彫りのオランウータンをプレゼントしてもらいました。
ラララ・ラッキーでした。
木彫りづくり選んで良かったです。
女性の参加者全員に、草で編んだ指輪もいただきました。
アクセサリーをほとんどつけない私ですけど
あれからずっともらった指輪をつけています。
言葉はお互いにわからなかったわけですけれど、
楽しい時間を過ごすことができました。