低山徘徊の記 プラス 日常ブログ

日常生活、九州のお山の散歩や芋焼酎・・・そんな自分の好きな事だけ書き散らす。どうでも良いよな、ブログですね。

安蔵寺山1263m(島根県)

2005-10-27 22:57:53 | 徘徊の記(その他の山)

4時起床、北九州市を5時出発。島根県の日原を目指します。安蔵寺山1263mへ。西中国山地の西端。今回が3度目ですが、まだこの辺りのブナの黄葉にお目にかかった事がありません。六日市で中国自動車道を降り、どんよりと曇ったR187を北上します。木部谷温泉を左折、滑峠(ヌメットウ)へ高度を稼ぎます。峠の手前で突然青空の下に飛び出したぞ?おっと、ここでルートミスです。峠を越えて下横道まで下ってしまいました。分岐まで戻り安蔵寺トンネルまで道は更に高度をあげて行きます。途中、ガードレールに直撃の落石が!こんなのに直撃されたら、、、恐怖ですね。

登山口の安蔵寺トンネル手前に車を止め展望を楽しみます!なぜか黄葉のこの時期に先客の車は一台も居ません!下界を見下ろすと先ほどまでの曇りは雲海の中だったようですね。津和野方面に青野山のモッコリした姿がチョコンと頭を出してます。おおっ、秀麗 十種ヶ峰も見えるます!ブナの黄葉に期待が高まります。チマキザサが茂る登山道をジグザクに登って行くとアッと言う間に稜線上に飛び出します。すぐに樹齢約600年以上のミズナラの巨木。幹回り4.4m樹高約20m、島根県一のミズナラです。(看板の受け売り)。ここからアシウスギ(日本海側の気候の特徴にあった天然スギの変種?、、ウラスギとも言う)とブナの混成する快適稜線歩きがアップダウンを繰り返し山頂まで続きます。ふ~ん、スギにも表と裏があるのですね。屋久杉はどっちだ??


時折、石見空港発着のジェットの音が響くだけであとは鳥の声と木々のざわめきだけ。こわい位静かな独り歩き、いや~嬉しいです!!


鮮やかな紅やオレンジ、黄に色付いた木々の美しさを独り占め!!ブナの黄色に感激です!

この辺り島根・広島・山口の県境一帯はツキノワグマの生息地です。一応携帯ラジオのボリュウームをあっぷ気味にして稜線歩きを楽しみます。

安蔵寺山中峰を過ぎるとすぐに本峰が見えて来ます。少し下ればそこが「寺床」。南北朝時代ここにあった「安蔵寺」がこの山の山名の由来です。一登りで安蔵寺山本峰頂上!!

真正面には「小五郎山」や山口県最高峰「寂地山」や広島県の「冠山]まで見渡せます!ひなたは暑い位の山頂ですが木陰はもう秋の気配です!山頂ビールが心地よく回り、お手軽カップヌードルで空腹が満たされたら、、、独りの静かな山頂で睡魔が襲来。きっかり一時間、ラジオの歌謡曲を子守唄に爆睡してしまった、、今度は香仙原から縦走をしてみたいですね。