胃袋の
先端であるような
二本の脣を
禁欲的に
きっと結んで
いいから
この濁ったカフィーを
飲みたまえ
絵本の時代
この悦びさえあれば
生きていける
なんて、君
呆けて
情欲をのんだことも
あるだろう
あのね 胃袋は
人のほんとうの瞳なんだ
夜より暗い液体は
夜より深い
瞳に落ちていく
宇宙の深さを
埋めている
銀河の列に
カフィーの
苦い甘い
簾(すだれ)かかる
哀しい目をして
ソフィー
もう
言葉は呑むな
先端であるような
二本の脣を
禁欲的に
きっと結んで
いいから
この濁ったカフィーを
飲みたまえ
絵本の時代
この悦びさえあれば
生きていける
なんて、君
呆けて
情欲をのんだことも
あるだろう
あのね 胃袋は
人のほんとうの瞳なんだ
夜より暗い液体は
夜より深い
瞳に落ちていく
宇宙の深さを
埋めている
銀河の列に
カフィーの
苦い甘い
簾(すだれ)かかる
哀しい目をして
ソフィー
もう
言葉は呑むな