(JR大阪駅・時空の広場にて)
「時空の広場、父さん…」
父さん、むかしは
みんなこんなだったよ
息子よウソをつくでない
お前は生まれてもいなかった
みんななんてまぼろし
花の見る夢ような
逃げた母のような
ほらほら
プラットホームを
滑走路にして
行きかうひとのような
父さん
それでも
みんなみんな
優しかったよ
「時空の広場、父さん…」
父さん、むかしは
みんなこんなだったよ
息子よウソをつくでない
お前は生まれてもいなかった
みんななんてまぼろし
花の見る夢ような
逃げた母のような
ほらほら
プラットホームを
滑走路にして
行きかうひとのような
父さん
それでも
みんなみんな
優しかったよ
タイヤをヤイタ
このケッタイなタイヤ
しかしタイヤはタイヤである
しかも
リタイヤしたタイヤである
そしてタイヤは
輝くダイヤではない
優しいマリヤでもない
枯れたダイヤでもない
―というお前はダレヤ?
ワイヤ!
「プラトーン」
朝、小鳥のさえずりが
獣たちや木々の
昨日の眠りから
今日への
目醒へと促すように
地上に
生まれたその日から
思い出したい思い出が
あなたにもあるだろう
思い出せぬ限り
今日という一日が
まだ夢のうちにあるような
とびきり美しい
しかし怖くもあるような
生まれる
一日前の
その思い出
朝、小鳥のさえずりが
獣たちや木々の
昨日の眠りから
今日への
目醒へと促すように
地上に
生まれたその日から
思い出したい思い出が
あなたにもあるだろう
思い出せぬ限り
今日という一日が
まだ夢のうちにあるような
とびきり美しい
しかし怖くもあるような
生まれる
一日前の
その思い出
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