尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

さかな

2007年12月02日 21時39分41秒 | ライトバース集
「さかな」


いつの間にか
うかうか
誰かの思いのなかで
生きてしまっていることは
魚が
晴れの日も
雨の日も
池のなかで
おっとり
暮らしているぐらい
あたりまえのこと

だから
魚は
たまに
跳ねてみる
あなたが
わたしの天井
ではないよ

まだまだ高い天井が
あるわよと

人が
新しい恋に
挑戦してみるように
ピチッと
自らの背と尾を
ムチにして

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown ()
2007-12-07 02:17:41
恋に恋する

人魚

雄々しい

魚の姿に

頬を染めて
返信する
ありがとう♪ (尾崎まこと)
2007-12-09 02:29:43
Yさんの素敵な5行歌に
インスピレーションを得て
今夜、詩を書きましたので
見てくださいね。
「人魚であるということは」です。
返信する

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