尾崎まことの詩と写真★「ことばと光と影と」

不思議の森へあなたを訪ねて下さい。
「人生は正しいのです、どんな場合にも」(リルケ)
2005.10/22開設

詩「駅長!駅長!」

2010年08月27日 23時11分52秒 | 詩の習作
夢をみた

真っ暗闇に
カンテラの明かりが
振り子のように揺れながら
こちら方へ駆けてくる

「駅長!駅長!」

そうだ、俺は駅長だった
それに滑走路のような長い道だと思っていたが
これはプラットホームではないか
ずいぶん、俺も偉くなったもんだ
(父さん、どうだい)

オレンジ色の明かりが
目の前で停まると
それは懐かしい少女の顔だった
硬い蛇のような
いつもの匕首を持っている

「死んでもらいやす」と
言ったかどうか
それはどうでもよい
つまりこれはデジャヴである

最後に俺は彼女に懇う
「この駅の駅名を教えてもらえないか」

二人は憂鬱に落ち込み
カンテラの明かりを消すのである

夢であることが
救いにならないことがある
それはどうしても
繰りかえすことである


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真「風船屋」

2010年08月24日 23時31分18秒 | 詩の習作

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真「顔」

2010年08月24日 23時14分16秒 | 尾崎まことの「写真館」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「非詩」とは何か

2010年08月24日 08時19分40秒 | 詩の習作
「詩」が何であるか答えることは難しい。
というのは、「詩」そのもの自身がが「問」の途上にあるからだ。
詩はいつもわたしたちと見えない旅をしてきた。
たぶん、言葉を覚えてから。
つまり、生物としての何かを決定的に欠いてから。

しかし「非詩」とは何かについてなら端的に言うことができるだろう。
それは「自殺」である。
わたしということの抹殺である。
そのとき、「詩」は殺される。
旅は強制的に終わるのだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

詩の一行は…

2010年08月21日 11時46分25秒 | 詩の習作
詩の一行は
母のながい足の想い出

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真「空中庭園より遠景」

2010年08月17日 23時19分46秒 | 尾崎まことの「写真館」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フォトポエム・マーブルビーチより、「潮騒…わたしたちは」

2010年08月17日 01時29分51秒 | フォトポエム

 「潮騒」



昼間あれほど饒舌だった二人は
黄昏には黙ってしまう

潮騒に耳を澄ましていると
世界は二人のために微笑んだ

彼らは自分の中の寄せてくる潮騒をも聞いて
同時に思いだすのである

わたしたちは
海から来た

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USJマジカル・スターライト・パレードより写真「不思議の国のアリス」

2010年08月17日 01時24分38秒 | 尾崎まことの「写真館」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USJマジカル・スターライト・パレードより写真「シンデレラの時計」

2010年08月17日 01時21分33秒 | 尾崎まことの「写真館」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USJマジカル・スターライト・パレードより写真「シンデレラと王子」

2010年08月17日 01時17分59秒 | 詩の習作

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

USJマジカル・スターライト・パレードより写真「アラビアン・ナイト」

2010年08月17日 00時50分16秒 | 尾崎まことの「写真館」
踊り子が影絵のようになっていますが、ゾウさんのお腹の中に、ほんとうに娘さんが踊ってました!
音楽がまた素晴らしい!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真「薔薇姫ふたり」

2010年08月10日 00時51分23秒 | 尾崎まことの「写真館」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「母の出口と入口」

2010年08月10日 00時13分03秒 | 詩の習作
生まれ出(いずる)というように、誕生という出来事が、母体からの出口であると同時に人生への入口でもあった。
同様にわれわれの死が人生の出口であることはだれでも知っているが、
どんな母への入口であるかだれも知らない。

われわれは観念して、新しい母である自分の死を待つことがあるだろう。
しかし、新しい母が観念してわたしたちを待ってくれることはない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真「天神祭・にらめっこ!」

2010年08月09日 23時54分49秒 | 尾崎まことの「写真館」
夏が一番好きです。
へんなのですが、小学生のころから、あと何回ぼくは夏を体験できるのだろうか…、
とその盛りに思ってしまします。
蝉の鳴き叫ぶ季節に、胸に抱えたカメラだけが涼しいです。
パソコンのハードディスクにたまっていく写真たちは、言ってみれば昆虫採集の虫たちに近いかも。
整理しなければ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

絶景写真「空中展望台より黄昏の都市」

2010年08月09日 23時33分16秒 | 尾崎まことの「写真館」

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする