四日目の一番は、
雅山 vs 朝青龍
取り組みとしてはほぼ一瞬で決まってしまったので、それほど面白い訳ではなかったけど。
雅山は図体の大きい力士だが、仕切りからの一連の動作がちょこまかとして、
注目して見ていると面白い。
塩をちょろっと取ってパラパラと足元に撒いて、
大きな身体に似合わない小さな歩幅で、パタパタと土俵に入っていく。
仕切り線前でのしこも淡白なもんだ。
腰の落とし方とか雅山特有の型はあるが。
対する朝青龍は力があふれんばかりの勢いで、
自陣のテリトリーを踏み慣らすように一連の仕切り動作を行う。
時間いっぱいになり、行事の軍配が返って、両者が向き合い仕切り線に手を落とすと、両者の姿が一変する。
こじんまりとしてた雅山は鎖を解き放たれた猛獣のように朝青龍に当たっていった。
朝青龍は下がり、土俵際まで押した雅山が勢いのまま土俵の外に出てしまい、
朝青龍は余裕を残して土俵の内側を伝って残った。
相撲ではよく見る光景。
雅山はここ何場所か見ているが、最近は迷いが無いような感じだ。
強く当たる時の方が、昨年前半、一昨年よりは多いと思う。
結果、朝青龍には負けはしたけど、内容的には良かったし、つめが甘かった。
朝青龍の力を大きく見すぎてたような感じがした。
もう少し視界を広げていれば、どうにか・・・といった感じだった。
日馬富士が大関のプレッシャーに悩まされて本領を発揮出来ない今、
あまりにも強いラスボスと、一昔前のラスボスを誰が破れるのか。
早くその相撲を見たい。
豪栄道、豊ノ島、安美錦あたりがやってくれると楽しいんだけど、
関脇の把瑠都や大関陣が倒すのは順当かなぁ と思います。
稀勢の里には必要以上に期待しない事にしてます。
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