アンケートの中で多かったのが「マルマ」と「脈診」にクローズアップして欲しい、というご意見でした。
実は「マルマ」理論も「脈診」理論もアーユルヴェーダの古典にはのっていません。従って全く脈診を行わないドクターも多数存在しますし、マルマについて大学で学ばないところも沢山あります。
今回この内容の一端に触れたのは、鍼灸師など東洋医学に従事した専門家のセミナーであったためです。バット先生が実際治療を行う場合に重要視しているマルマと脈診をご紹介する事で、よりアーユルヴェーダへの導入がし易くなったのではないでしょうか。
しかし、マルマや脈診を理解するには基礎が大切です。それは、例えば東洋医学を知らない西洋医学のドクターが鍼灸を行う事がどのような結果をもたらすか・・・
そこからもご理解いただけると思います。
また薬草についてご興味がある、というご意見も多かったようです。
薬草を学ぶにも、アーユルヴェーダの基礎である「薬理学」が必要となります。
実際私hottaはこの薬理学(ドラビアグナ)が学びたくてインドに行きました。しかし難関です!薬草の特徴から味・同化異化作用などなど膨大です。そしてモチロン内服&外用どう使うのかも大切です。
したがって、こちらもアーユルヴェーダの基礎が必要です。そして薬草辞典を見つめ続ける・・・私は毎日大学の図書館で格闘してました(傍らには日本から持ち込んだ和漢薬草辞典もおいて・・・)。
アーユルヴェーダ医師になるには約5年間大学に通い、その後インターンをする必要があります。こう考えると「無理~」となるかもしれません。
しかし、だれにでも行えるのもアーユルヴェーダです。
ご参加いただいた皆様には症状別の「してはいけない」「すべきこと」「家庭でできる処方」をお渡ししました。これらの内容も通常の一般セミナーの方にはお渡しできません。しかし専門家の皆様ですので是非ここからスタートしてほしい、という希望でレジメをお渡ししました。
なぜ、この薬草なのか?なぜ、これを「してはいけない」のか?
それらには全てアーユルヴェーダ的理由があります。
是非、近日中にこれらを説明する機会を作りたいと思っております。