今回のセミナーでは参加者全員の方からアンケートをいただきました。ありがとうございました。
その中で、次のようなご意見がありました。
「アーユルヴェーダの併用は大掛かりになりそうです」
「利用は難しそうです」
そう感じられたのは当然だと思います。インドでアーユルヴェーダを学ぶには大学の医学部で学ぶのですから。
しかし日本にはたくさんのアーユルヴェーダサロンが存在します。
利用は難しいはずなのに・・・・何故でしょうか?
それは、今回のセミナーの内容がアーユルヴェーダによる疾患の予防と治療に重点をおいていた為だと思います。つまりリラクゼーション目的のお話ではありませんでした。
患者さんに最適な治療法は?最適な薬草は?治療頻度は??????
アーユルヴェーダの入り口で、アーユルヴェーダの扉をノックしたばかりです。難しい!無理!と感じられるのは当然ですし、そのご意見はアーユルヴェーダへの敬意の現れと感謝したいほどです。
是非、難しいと思われた先生方、アーユルヴェーダの基礎を勉強していきましょう!アーユルヴェーダは施術テクニック方法ではありません(つまり、アーユルヴェーダの古典にはマッサージ方法の記述は一切ありません)。アーユルヴェーダは哲学であり医学概論です。五大元素やドーシャ理論を元に疾患を考えていけば、テクニックは鍼灸であろうとホメオパシーのレメディであろうと、それはAyurvedaなのです。
大きな鍋がなくても、大量の油を処理する施設がなくても、アーユルヴェーダは可能だ、それがインドで毎年研修をしている鍼灸師hottaの意見です。