昨日のラジオJFN メロディアスライブラリーで松谷よね子著「ちいさなモモちゃん」を紹介していました。
その中でオンエアされた曲の中に大好きな友部正人さんの「愛について」がありました。
哀しいことに僕の大切な友達の一人が入籍しているにもかかわらずシングルマザーになります。
生まれてくる子供の父親は言葉通り「人間のクズ」です。
母親になる彼女は自己嫌悪、一人での出産への不安、不満でいつもつらい日々をおくっています。
僕は彼女に何もしてあげられません。
せめて、見守り続け、力になれることは出来る限りしていたいと思います。
僕もけっして強い人間ではありません。しかし、自分より弱い人間も沢山います。
そんな人達に少しでも手を差しのべられる人間でありたい。
たとえ、自分が食べる分の食料しかなくても、それをためらうことなく、他人に分けてあげられる人間でいたい。
自分の子供達にもそんな人間であって欲しいし、そんな心を持った仲間を持ってほしいと思います。
先日、釣りに行った帰りにラジオから友部正人の「愛について」が流れていた。
「愛について」作詞・作曲:友部正人
壁に二つの影が映っている 子と母の二つの影が映っている 二人は自転車をこいで 今、家へ帰るところ 子は母に話しながら 母は子にうなずきなが ら
子に父はいなく 母に夫はいない 父も夫もいない夜道を 二人はゴムまりのようにはずんでいく ぼくには愛が二つの ゴムまりになったように見える
父のいない子は 愛について考えつづける 夫のいない母も 愛について考えつづける 愛について考えることで 二人は結ばれてい る
道ばたである日 星のように遠いはずの男とすれ違う 愛のことを考えながら 子と母と、男は道端ですれ違う 星のように遠い場所から その夜、男は子と母に電話をかける
愛のことを考えながら 子と母は生きていく 愛のことを考えながら 男もまた生きていく 遠く離れた場所にいて どちらも愛について考えている
つかまえた、と壁に映った子の影が言う つかまえた、と壁に映った母の影が言う 子と母は自転車をこいで 家へ帰って行く つかまえた、とつぶやく二つの影を 道ばたの壁の上に残して