宮城の春夏秋冬

日々の事や私の趣味の事などを綴ります。
独り言なので異論もあるかとは存じますが宥恕賜りたく存じます。m(__)m

寒蘭 『緑宝』

2021年11月06日 | 古典園芸

写真:『緑宝』(土佐寒蘭柄物)

これは昔は最高級品の一つだったのでしたが今ではかなり安くなって初級品並みの価格になってくれたので、数年前に購入したのでした。
最近の価格ならそこそこの株を買えばよかったのかもしれませんが、当時は好きな蘭を買いたくとも価格が高くて小さな苗しか買えなかった事を思い出して小さな苗を買ったのです。
(*^^)v ナンチャッテ
小さな株でしたが、ようやっと我が家に慣れてくれたようで今年はまずまずの大きさの新芽と成ってくれました。
しかも御覧の通りに柄も非常に奇麗に出してくれました。
来年は一度柄の良さは諦めて、肥料をやや多めにあげて株の充実に努めようかと考えている所なのです。

実はこの『緑宝』には思い入れが有るのです。
40年ほど前に成りますがJARLにしばしば行っていたのでしたが、巣鴨の駅の近くに蘭店が有ったのでした。
当時の蘭はそれこそ高級品で、入門品種と言われるような品種でも花を咲かせるような株は3~5万円ほどもしていた時代。
なので、この店もご多分に漏れず高級品を扱う店っぽくて入る事が躊躇われるほどでしたがある日意を決して入店して店内を見て廻ったのです。
店内の一角がガラスで覆われたショーウインドウに成っていたのですが、そこには高級品とされる寒蘭が5鉢ほど飾られていたのでした。
その中でも群を抜いて燦然と輝いていたのがこの『緑宝』。
何と価格がその当時で¥200万円でした!
( ゚Д゚) ナニスヤ
もちろん当時の私にそんな高級品が買えるはずも無かったので、初級品を一鉢買って帰路についた事を思い出します。

 

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寒蘭が咲き始めました。

2021年10月22日 | 古典園芸

写真:寒蘭 『山里』

今年は咲いてくれた『山里』
昨年春に2鉢にしたのですが、昨年は花を見られなかったのでちょっと残念でした。
しかし今年は両方の株とも花を着けてくれています。
(*^^*)
ただやはりまだ力が無くて輪数も少なく、色も全くと言って良いほど紅色の発色が有りませんでした。
そんな事で、来年からはまたしっかりと咲かせようと思っている私なのです。
(*^^)v

 
 

 

 

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花菖蒲(はなしょうぶ)

2021年06月27日 | 古典園芸

『初音(はつね)』(大船系)

この花は最初「伊勢系」と言う事で入棚したのでしたが、花容が優しいので調べてみたら江戸系の流れの「大船系」かもしれないと感じています。
伊勢にも“初音”という種が有るのかもしれませんが、この株は多分「大船系」で良いようですね。
何れにしても柔らかな感じの花で色も優しくて好きな花の一つなのです。

 

 

 

『紬娘(つむぎむすめ)』(長井古種)


この花は私が好きな品種群である「長井古種」です。
改良があまり進んでいないので肥後系に代表されるような絢爛豪華さを感じる事はあまりありませんが、それだけにすっきりと凛とした印象を持たせてくれるな気がするので好きな品種群なのです。

「長井古種」は全部で34種が登録されており、その中の13種が“長井市天然記念物指定”と成っています。
また、これらの品種群を親として新種が登録されていますが、それらは「長井系」と呼ばれています。
私は記念物指定の中の4品種及びその他の古種7品種、そして長井系1品種の併せて12品種が気に入って、楽しく育てています。

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えびね

2021年05月07日 | 古典園芸

写真:『神紫光』サツマ

室内で冬越しをしていたので4月中旬に開花してくれました。
古くからの花なので今では求めやすい価格で入門品種扱いと成っていますが、当時は一時代を作った品種です。
今の交配種に比べると弁がすっきりとしていますが、
元々私は洋蘭の様に“空間を埋める”タイプの花よりは、東洋蘭の持つ“空間を切る”と言う感じの花が好きなので未だに栽培して楽しんでいます。

 

 

写真:「キエビネ」

これはキエビネで、1週間ほど前に咲き始めました。
やはり庭に地植えをしていると開花期はこの辺に成りますね。

キエビネは名前の通り花色は黄色のみで面白みに欠けるとの評もありますが、花は比較的大きくて明るい黄色の発色と相まって結構人目を惹くエビネでもあります。

さて、エビネが終わると春の蘭は一休み。
もう暫くするともう一つのお気に入りである“ハナショウブ”が育って咲いてくれるので、梅雨の時期もまた楽しみなのです

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春・第2弾

2021年03月28日 | 古典園芸

写真:2ndシャック

普段は4・50センチも積もっているはずだが、3月10日の時点で例年になく雪が少ない…と前回アップしたのでした。
そして今年は雪囲いを外しに行くときは革靴で…と軽口をたたいたのですが、なんとなんと暖かな陽気が続いたようでどんどんと雪が溶けて行ってしまい、3月22日現在では御覧の通りに雪が無くなってしまったのです!
我々には雪が少ないのは有難いのではありますが、農業用水などの不足が起きないかと心配になる程です。

 

 

写真:雪割草

玄関先に置いておいたので、ちょっと葉枯れが出てしまいました。
冬至芽が緩んできたので玄関内に取り込んだのでした。
と言う事で満開状態になっています。

実はこの株は惜しくも選抜漏れの連中なのです。
実生した30~50株ほどが毎年新たに花を見せてくれるのですが、そこから1/3程度に第1選抜。
そしてその中から更に第2選抜を経て、最終的に残したいと思える株は数株なのです。
と言う事で漏れた株は庭のそこここに地植えするのですが、それもまた結構な早春の風情。

(*^^*)

 

 

写真:『松風』(日本春蘭 朱金色花)

我が家でも日本春蘭が咲き始めています。
支那や台湾産の春蘭に比べるとやや遅くは成るのですが、我が国における春の花の代表格。
だって、「春の蘭」なのですからね。
(^^)v

我が家の庭では既に「フクジュソウ」が終わり、今は「ユキワリソウ」が満開と言う感じ。
桜の冬至芽も動いて、既に蕾が顔を出して来ています。

と言う事で、これから初夏までは色々な蘭達が咲いてくれるので楽しみなのです。

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