引っ越ししたので、うたた寝三昧

2022年5月のみの利用です。(ブログ引っ越し作業のため)

宇野信哉展 吉祥寺美術館へ

2013年10月03日 | ぐるっとパスでアート展へ


武蔵野市立吉祥寺美術館 9月14日~10月20日
  
宇野信哉展 よみがえる江戸の情景

萩原英雄 魅惑の女 萩原英雄記念室

浜口陽三 花をめぐりて 浜口陽三記念室

10/3 吉祥寺美術館に行きました。
同時に開催されている3つの展示、どれも面白く metro metro 来たかいがありましたね。

宇野信哉展は 本のカバーの原画、新聞連載小説の挿絵の原画などたくさんの時代劇の絵が飾られていて、そのシンプルでいて精緻な絵は見飽きることがありますせん。
展示場を何往復もして、じっくり楽しみました。 symbol4

萩原英雄の版画「魅惑の女」もステキです。 
いろんなタイプの「貴婦人」が並びます。beauty 少しシュール。
ギリシア神話の女性たちは見事な線でくっきりとシルエットが浮かびます。

浜口陽三の銅版画は、こことミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクションで前にも見ていますが、なんとも味わいがあります。

土日はかなり混雑するらしいけど、平日だったのでゆっくり見ることができラッキー。

宇野信哉のカバーに魅せられて 時代小説を読みたくなりました!


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国宝「卯花墻」と桃山の名陶を見る

2013年10月01日 | ぐるっとパスでアート展へ

三井記念美術館 (日本橋) 2013/9/10 ~ 11/24

特別展 国宝「卯花墻」と桃山の名陶
―志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部―

 
桃山時代後期、岐阜県・美濃地方で新しい陶器が誕生しました。志野、黄瀬戸、瀬戸黒、織部です。斬新な作行きが活気あふれる当時の風潮と呼応して大流行しました。
この特別展では桃山茶陶の代表作とされる志野茶碗「卯花墻(うのはながき)」(国宝)と、美濃陶の名品を一堂に展示します。 桃山時代ならではの気風を感じていただきたいと思います。

 

10/1 国宝の展示ということもあって、見に行きました。

私は、有田焼きのような磁器が好きで、どうも ぼてっと厚いこのテのものの良さは、あまりわかりません・・・。
「偶然出来た釉薬の景色、歪んだ形、素晴らしい!」といわれたらそうかなぁ~と見るだけ。
卯花墻(うのはながき)は、卯の花の咲く垣根をデザインした茶碗。

 → 志野茶碗〈銘卯花墻/〉 文化遺産オンライン

展示された茶碗の中では、一番デザインが生き生きとし、色も形も工夫が凝らされている 「織部」の焼き物に魅力を感じました。

桃山時代といえば、戦国武将が戦いに明け暮れていた頃。
鉄砲伝来、キリシタン。 
その中で花開いた文化は絢爛とした面と 幽玄の美が混ざり 能、茶の湯がもてはやされていたんですね。
その頃にタイムスリップした気分で 展示された名品を見ると、また違った味わいがあります。
利休の時代につづく慶長年間(一五九六~一六一五)は、桃山の新しい茶陶が一挙に開花した時代であった。伊賀の花入・水指等にみる破格の造形、桃山茶陶の花ともいえる志野の誕生、緑釉を意匠の基調にした織部焼の装飾、自由奔放な造形と文様の食器群、美濃に匹敵する施釉茶陶の唐津など、まさに純然とした日本の陶撃ェ確立した時代であった。


参考 志野焼 - Wikipedia  織部焼 - Wikipedia
  黄瀬戸・瀬戸黒 (美濃焼- Wikipedia

キーワード : 陶磁器の名品