When I Dream

~気侭な戯言日記~

スウィートオアシス 1巻

2006-02-26 23:50:00 | 書籍/コミック/アニメ
待ちに待った秋里和国さんの新連載のコミックが2/24に発売でした!
秋里さんって・・・毎回連載が変わるごとに微妙に登場人物の顔の描写がちょっとづつ違うんです。それは目の描き方だったり髪形だったり輪郭の描き方だったり・・・色々なんですけど“絵”のタッチはまさに秋里女史の画風。雑誌によって、ターゲットの年齢層によって、話の内容によって、アクセントとして描き分けているんだと思いますが・・・雰囲気や台詞にもそれは如実に現れます。
前作“鈴が音のさやさや”とはがらりと変わって“スウィートオアシス”はアダルト路線だった。

アダルトとは違うか(笑)エロいわけじゃないです。大人の・・・シリアスロマコメ路線かな?(笑)舞台は麻布近郊が多くなりそうで・・・すっごい身近に感じてしまう現在(謎)
彼女ならではのドロドロ人間模様に突入する気配と・・・“THE B.B.B”←バックレバークレイボーイズ→っポイ雰囲気も感じる第一巻でした。でも読み終えた感想は“横溝正史”チックな伏線張ってあるのかなぁっと思ったんだけど・・・
主要登場人物は、樹医と銀座のホステスと飛行機の副操縦士とネールアーティスト・・・頻繁に出てくる土地は麻布に銀座。そこに二つの家族の過去の“何か”を織り交ぜて・・・紐解きながらのミステリー仕立てなストーリーって言う気がするなぁ。もしや・・・ドラマ化狙ってるの?(笑)←小学館→テレ朝の23時帯なら可能でしょうか(笑)ちょっとディープみたいだから。

秋里女史の作品の登場人物って“変わった人”が多くて、おまけにゲイな人がたいてい登場するので好き嫌いがはっきり分かれる所ですね。少女漫画界でも異質な方かもしれない。
ゲイ描写がキッツい事もあれば、非常にライトで軽いアクセント程度な登場のさせ方をする事もある・・・そのへんは小学館主導かもしれません。levieが彼女を知ったのは“それでも地球は回ってる”でした。高校が舞台の話だったんだけど・・・ぶっ飛びな設定で爆笑できるコメディで面白くってそれ以来のファンです(笑)癖モノばっかり登場する所が好きなんですわ(爆)
賛否分かれる“TOMOI”はゲイとエイズを描いたシリアスストーリーで・・・衝撃で強烈だったなぁ・・・濃厚な社会派映画を見終わった後の何とも言えない後味で涙がポロリ・・・漫画で涙が一滴落ちるなんて自分でも驚いたモンです(笑)←ファン決定打←意味が不明かな?
“ショッキングピンクスカイ”みたいなコメディセンスも大好きだけど・・・彼女には超シリアス路線も描いて欲しいとずっと思っていたので、ちょっと陰のある“スウィートオアシス”にはちょっと期待しています。まぁタイトルからして重くて暗い話にはならないんだろうけど。

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