昨日の続きだけど、僕が「ヒグラシ」という蝉と
初めてた出会ったのは50歳ぐらいの時だった。
もちろん、その前にも出会っていたかもしれないが。
気が付かなかったか、わからなかったと思う。
「ヒグラシ」という蝉の名はちょっと印象的で、
小説の中で出てきたりして知っていたが。
山に登るようになって初めてであった。
滋賀県の武奈ヶ岳に坊村から登った時。
その時は登りの途中でキャンプ泊を楽しみ、
次の日に頂上という予定だった。
出発がゆっくりで、登山道の中ごろに達したのが夕方近くだった。
きつい登りを喘ぎながら登る途中
突然不思議な声の合唱に出会う。
まるで声が、谷に、尾根に、僕の頭上を飛び交っていく。
遠ざかったり、近づいたり、音に奥行があるのだ。
いくつものその声が飛びかい交わる。
初めての声に、少し初めは不気味で怖さを感じた。
登山仲間に「ヒグラシ」だと教えられた。
「ヒグラシ」は夕方近くに鳴きだすのでここで出会ったのだ。
普通、蝉の声は単調だ、音の抑揚はない。
だから、いくつもの声が、
谷を登ったり下がったりした音に聞こえる。
聞きなれると自分が不思議の国を歩いているように思う。
耳を澄ませて、急峻を登りながら考えていた。
この「ひぐらし」の声、カタカナでは何と書くのか。
ミンミンゼミは「ミーンミーンミー」
アブラゼミは「ジーーージリジリ」
ツクツクボーシは「ツクツクボーシ」
確かにそれぞれそんな風に聞こえる。
じゃあ、今聞こえているこの声は?
何度聞いても、カタカナで僕には表せない。
そんなことをずっと考えていたが、
なぜか他の人に聞かなかった。
気になって3日後に家に帰るとすぐ調べた。
「カナカナ・・・」?
ヒグラシの鳴き声は「カナカナ」。
えっ?
僕はその時撮った動画の音を聞いた。
どうしてもカナカナカナには聞こえない。
だけど、自分ではどうしても声を聴いて
カタカナに表すことができない。
そんな50代半ばの初体験を思い出した。
久し振りにこのサイトで声を聴いてみた。
やっぱりあらわせないわ。
セミの鳴き声
このサイトのヒグラシの声をきいて、
緑の奥深い山の中で、初めて出会った僕を想像してほしい。
この声が何十匹も飛び交うんだよ。
初めて出会うこの声は、ちょっと不思議の国のように思わない?
初めてた出会ったのは50歳ぐらいの時だった。
もちろん、その前にも出会っていたかもしれないが。
気が付かなかったか、わからなかったと思う。
「ヒグラシ」という蝉の名はちょっと印象的で、
小説の中で出てきたりして知っていたが。
山に登るようになって初めてであった。
滋賀県の武奈ヶ岳に坊村から登った時。
その時は登りの途中でキャンプ泊を楽しみ、
次の日に頂上という予定だった。
出発がゆっくりで、登山道の中ごろに達したのが夕方近くだった。
きつい登りを喘ぎながら登る途中
突然不思議な声の合唱に出会う。
まるで声が、谷に、尾根に、僕の頭上を飛び交っていく。
遠ざかったり、近づいたり、音に奥行があるのだ。
いくつものその声が飛びかい交わる。
初めての声に、少し初めは不気味で怖さを感じた。
登山仲間に「ヒグラシ」だと教えられた。
「ヒグラシ」は夕方近くに鳴きだすのでここで出会ったのだ。
普通、蝉の声は単調だ、音の抑揚はない。
だから、いくつもの声が、
谷を登ったり下がったりした音に聞こえる。
聞きなれると自分が不思議の国を歩いているように思う。
耳を澄ませて、急峻を登りながら考えていた。
この「ひぐらし」の声、カタカナでは何と書くのか。
ミンミンゼミは「ミーンミーンミー」
アブラゼミは「ジーーージリジリ」
ツクツクボーシは「ツクツクボーシ」
確かにそれぞれそんな風に聞こえる。
じゃあ、今聞こえているこの声は?
何度聞いても、カタカナで僕には表せない。
そんなことをずっと考えていたが、
なぜか他の人に聞かなかった。
気になって3日後に家に帰るとすぐ調べた。
「カナカナ・・・」?
ヒグラシの鳴き声は「カナカナ」。
えっ?
僕はその時撮った動画の音を聞いた。
どうしてもカナカナカナには聞こえない。
だけど、自分ではどうしても声を聴いて
カタカナに表すことができない。
そんな50代半ばの初体験を思い出した。
久し振りにこのサイトで声を聴いてみた。
やっぱりあらわせないわ。
セミの鳴き声
このサイトのヒグラシの声をきいて、
緑の奥深い山の中で、初めて出会った僕を想像してほしい。
この声が何十匹も飛び交うんだよ。
初めて出会うこの声は、ちょっと不思議の国のように思わない?