昨年、娘が自分で使うお皿を作って欲しい、
絵柄はムーミンでと注文を受けた。
良く学食にあるような、区分けされた皿の注文だが
ロクロではちと無理なので普通の皿を作っておいた。
師匠が素焼きを昨年中にしてくれていたのだが
帰省とか色々あって、やっとこの日に行くことが出来た。
まず、素焼きされた物の土の埃と言うか
表面にある粉状の土を水を含んだスポンジを
しっかりしぼった物で拭くように取り除く。
釉薬をかけた時に窯の中で釉薬が解け
くっついてしまうので、その窯に触れる部分に
釉薬が着かないように釉抜き剤を高台の部分に塗る。
昨年、なかなか思った形大きさにならず
これでもかこれでもかと作ったので
こんな大量に。
ムーミン用に、形、大きさの良い物6点を選んで
いよいよ、絵付け。
昨日、パソコンでムーミンの絵を出し
携帯で撮影した画像を呼び出し、
携帯を見ながらムーミンの絵を書き出す。
最近、絵を描くにもパソコンのマウスでしか
書いたことがないので、久し振りの筆に大苦戦。
生きた線が引けないが、その回復には何年もかかる。
良しとしよう。
師匠がやたら周りではやし立てている
この師匠、家族に何かするとか、家族思いの行為に
やたら喜んでくれて、すごく協力的で世話を焼いてくる
「やっぱり桃旗さんも娘に弱いんや、
こんなに一生懸命なって、娘に甘いんや」
と、何度も我がことのように喜んでくれる。
実は桃旗、昨日、娘と喧嘩して気分はブルーなんやけど。
師匠には言えない。
奥さんとどこかへ行ったかと、やたら聞いてくるし、
これまた、どこかに行ったとすると喜んでくれて
ひつこい程、詳しく聞いてくる。
一人で映画に行ったと言うと、映画のことより
何故奥さんと行かないと問いただしてくる。
家族思いなんだ。それが彼の理想なんだろう。
僕も同じ気持ちだが、こうも他人には出さない。
なんとか師匠にそんな思いをして欲しいが
現実は、満たされていない。僕にはどうにもならない。
脱線したが
今書いたのは青い色。画面でくすんだ緑色に見える
焼いて初めて青色になる
この工房では青色と赤色の釉薬が基本
その2種を濃くしたり、薄くしたりして描く
画面には5点しか映っていないが
ムーミン皿は6点。
これが焼き上がると硝子状のきれいな色になる。
この工房の土は、一般の陶芸教室の土とは違い
磁土と言って固い土なんだ。
ヨーロッパのマイセンやウェッジウッドと似たものと
思ってくれれば良い。だから一般より、少し難しい。
師匠は展覧会が近いので
自分の作品を焼くのに
窯がいっぱいになってしまうにもかかわらず
「ムーミンのヤツは一緒になんとか入れるように
せんとな」
どこまでも家族思いの行為にはやさしい。
お昼ご飯の時にも2時間近く、
政治問題から生き方まで、色々話してしまう。
といっても、この師匠とっても頭がいいので
僕は大変だ。
今日はちょっと意地悪な質問で
「お母さんが師匠はIQが160あるって言ってましたけど」
僕の知り合いでこれは最高値です。
といったら、丁寧に説明してくれた。
それにしてもボキャブラリーがすごい。
対等に話してる僕をアホやと思ってるやろな。
まあ、彼の性格上、上から見る人じゃないが。
彼のお母さんと同じ思いで、子どもがいないのが残念だ。
こういう頭のいい人こそ、沢山子孫を残すべきだ
(なんの話や)
普段、一人でこの山の中で
黙々と焼き物をしているので人恋しいのだ。
人と喋りたいのだ。
出来るだけ訪ねて行きたいと思う。
手を振る師匠が真っ暗になった山の中に遠ざかる。
さあ2時間のドライブをして家まで。
絵柄はムーミンでと注文を受けた。
良く学食にあるような、区分けされた皿の注文だが
ロクロではちと無理なので普通の皿を作っておいた。
師匠が素焼きを昨年中にしてくれていたのだが
帰省とか色々あって、やっとこの日に行くことが出来た。
まず、素焼きされた物の土の埃と言うか
表面にある粉状の土を水を含んだスポンジを
しっかりしぼった物で拭くように取り除く。
釉薬をかけた時に窯の中で釉薬が解け
くっついてしまうので、その窯に触れる部分に
釉薬が着かないように釉抜き剤を高台の部分に塗る。
昨年、なかなか思った形大きさにならず
これでもかこれでもかと作ったので
こんな大量に。
ムーミン用に、形、大きさの良い物6点を選んで
いよいよ、絵付け。
昨日、パソコンでムーミンの絵を出し
携帯で撮影した画像を呼び出し、
携帯を見ながらムーミンの絵を書き出す。
最近、絵を描くにもパソコンのマウスでしか
書いたことがないので、久し振りの筆に大苦戦。
生きた線が引けないが、その回復には何年もかかる。
良しとしよう。
師匠がやたら周りではやし立てている
この師匠、家族に何かするとか、家族思いの行為に
やたら喜んでくれて、すごく協力的で世話を焼いてくる
「やっぱり桃旗さんも娘に弱いんや、
こんなに一生懸命なって、娘に甘いんや」
と、何度も我がことのように喜んでくれる。
実は桃旗、昨日、娘と喧嘩して気分はブルーなんやけど。
師匠には言えない。
奥さんとどこかへ行ったかと、やたら聞いてくるし、
これまた、どこかに行ったとすると喜んでくれて
ひつこい程、詳しく聞いてくる。
一人で映画に行ったと言うと、映画のことより
何故奥さんと行かないと問いただしてくる。
家族思いなんだ。それが彼の理想なんだろう。
僕も同じ気持ちだが、こうも他人には出さない。
なんとか師匠にそんな思いをして欲しいが
現実は、満たされていない。僕にはどうにもならない。
脱線したが
今書いたのは青い色。画面でくすんだ緑色に見える
焼いて初めて青色になる
この工房では青色と赤色の釉薬が基本
その2種を濃くしたり、薄くしたりして描く
画面には5点しか映っていないが
ムーミン皿は6点。
これが焼き上がると硝子状のきれいな色になる。
この工房の土は、一般の陶芸教室の土とは違い
磁土と言って固い土なんだ。
ヨーロッパのマイセンやウェッジウッドと似たものと
思ってくれれば良い。だから一般より、少し難しい。
師匠は展覧会が近いので
自分の作品を焼くのに
窯がいっぱいになってしまうにもかかわらず
「ムーミンのヤツは一緒になんとか入れるように
せんとな」
どこまでも家族思いの行為にはやさしい。
お昼ご飯の時にも2時間近く、
政治問題から生き方まで、色々話してしまう。
といっても、この師匠とっても頭がいいので
僕は大変だ。
今日はちょっと意地悪な質問で
「お母さんが師匠はIQが160あるって言ってましたけど」
僕の知り合いでこれは最高値です。
といったら、丁寧に説明してくれた。
それにしてもボキャブラリーがすごい。
対等に話してる僕をアホやと思ってるやろな。
まあ、彼の性格上、上から見る人じゃないが。
彼のお母さんと同じ思いで、子どもがいないのが残念だ。
こういう頭のいい人こそ、沢山子孫を残すべきだ
(なんの話や)
普段、一人でこの山の中で
黙々と焼き物をしているので人恋しいのだ。
人と喋りたいのだ。
出来るだけ訪ねて行きたいと思う。
手を振る師匠が真っ暗になった山の中に遠ざかる。
さあ2時間のドライブをして家まで。