こどものころ、庭に淡いピンクのシャクナゲが咲いていました。
石楠花、どこをどう読んだらシャクナゲになるのか不思議ですが・・・
その昔中国から西洋へと渡り、その美しさが大評判になって
ずいぶんと配合を重ねて、西洋では春を告げる花なのだとか。
どこかのきれいな写真がありました。
果たして、うちの庭の石楠花が
こんなに美しく咲いていたかどうかは定かではありませんが(^^;
ただこどもながらにとても印象的だったのは
この葉の形状です。ちょっと厚みがあって細長い・・・
つつじも多くありましたが、あのつつじの小さくてひらひらした
かわいい葉とはずいぶん印象が違って
お花はよく似てるのに・・・といつも不思議でした。
でもこの石楠花が大好きで・・・
多分、庭の花の中で一番きれいだったと記憶しています。
母一人の実家では、あちこち手入れも大変だったり
最近の天候の悪さで、あちこち木が折れたり・・・
松や梅など、当時どこの家もあった少し大きめの木はなくなりました。
石楠花もその一つです。
でも不思議とお縁から見る庭には石楠花が見えます。
時折帰って眺める庭の、
そこに咲いているような気がします。
こどものころの記憶って不思議ですね。
きっと写真とに残っていたりするからでしょうね。
ずいぶんそんなことしみじみと思ったことなかったのに
今年、実は教室のカレンダーにお花のことがたくさん書いてあるのです。
そして今月のお花のイラストが石楠花なのです。
このイラストだけでたくさんの思い出が蘇るのです。
石楠花のそばには、子供の足がぶらぶらする大きな石があって
(?いや、今でもぶらぶらする大きさだわ(^^;)
そこの上にいつも座っていました。
本を読んでたこともあるし、そもそもよくぼーっとしてたので
その石の上でただ庭の木を眺めていたこともあります。
こどもなのに、おばあちゃんみたいです(笑)
弟と一緒に並んで座ってたり、おさななじみのまゆちゃんと
その石の上で並んで大笑いしてる写真も残っています。
今月はこのカレンダーの前で、つい、ぼぉーっとしてしまいます(笑)
で、くすくす思い出し笑いしたりします。
今度実家に帰ったときは、久しぶりにこの石に座って
石楠花を思い浮かべてみようって思っています。
カレンダーのおかげで、なんだか今月は格別、しあわせです(^^♪
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