保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

血圧のお話

2013年10月11日 | 脂質異常症と動脈硬化&血圧の話

若い方には興味がない話かもしれませんが
「血圧」は左心室から大動脈弁を出た直後の“大動脈内圧”を指します。

人間の正常範囲は、収縮期血圧(最高血圧)で130mmHg未満
拡張期血圧(最低血圧)で85mmHg未満とされています。

(mmHG:水銀柱ミリメートル)

正常範囲を超えた高い血圧が続く状態は「高血圧症」と呼ばれ
生活習慣病の1つになっています。

また、正常範囲より低い状態は「低血圧症」と呼ばれ
疲れが取れにくい、慢性的に体がだるい・重い、耳鳴りがする
動悸や息切れがする、脳貧血で意識を失いやすい、などの症状が出ます。

ただし、“早起きが苦手”は医学的に根拠がなく必ずしもそうは言えないらしいです。

さらに、たとえば事故などで大量に血液を喪失し
重要臓器への血流が保てないほど血圧が低下した状態は
ショック(末梢循環不全)と呼ばれ、生命に危険がある状態になります。

この血圧はさまざまな影響を受けて変動します。

・体位・・・臥位から座位、立位への変換によって一過的に低下し
その後、圧受容体反射などで回復する
(これにより立ちくらみが起こる)

・体格・・・肥満の人は、やせたひとよりも高い傾向がある

・性別・・・女性は男性よりも 5~10mmHg 低い傾向がある

・時刻・・・一般に夜間、睡眠中が最低で、午後は午前よりやや高い
夜間は低くなり、起床とともに高くなる

・摂食・・・食後は上昇し、1時間ほどで元に戻る

・運動・・・運動後は一般に上昇する

・入浴・・・適温であればわずかに低下する。熱い風呂は上昇させる。

・アルコール摂取・・・適度の飲酒は血圧を低下させる
過度の飲酒は上昇させる。

・喫煙・・・喫煙は一般に上昇させる。

・気温・・・温暖時は低下し、寒冷時は上昇する

・心理的要素・・・緊張や感情の動揺、ストレスは血圧を上昇させる
逆にリラックスすると血圧はやや低下する

・恐怖感情・・・著しい恐怖などの感情を覚えると
ノルエピネフリンが分泌され脈拍と同時に
一時的に急上昇する 等など

 

最近ではあちこちの公共的な施設に血圧計が設置されていますので
無料で簡単に測定することができますが
上記のように僅かなことにも影響されて簡単に上下しますので
長期に渡る“流れ”として捉えればよいと聞いています。

例えば、右は私が病院の駐車場から100mほどの距離を歩いた後の数値で
左は整形外科で20分ほど腰掛けて診察を受けた後の測定値ですが
このようにすぐ上下に変動します。

普通の場合、血管拡張期の「最低血圧」はあまり気にしなくてよいようです。

コレステロール値が慢性的に高く「高脂血症」と告げられていて
かつ、喫煙習慣があるので“血圧の上昇傾向”には自分なりに注意をしています。

コメント
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