保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

ついに雨、それも“ほど良い”量の…

2013年10月17日 | 自然農法による自給用野菜作り

台風26号による豪雨で伊豆大島では
大きな「土砂崩れ」災害が発生したことをニュースが盛んに伝えています。

ちょうど30年前の昭和60年の夏には、当時私の住んでいた場所から
直線で200~300mしか離れていない所まで土砂が滑り落ちる
地附山の「地滑り」が発生し、50m離れた県道の向こう側の住人は避難させられ
私の家からはずり落ちる木まではっきり見えたことを覚えています。

この災害は一時的な豪雨によるものではなく、以前より前兆現象があり
事前に注意喚起されていたにも拘らず死者は26人に達したのですから
今回のように1日の総雨量800mm超などという膨大な量の、それも夜中となれば
今後、行方不明者から残念な結果に終わる方が増えてしまうに違いありません。

ちなみに、「地滑り」は5~30度の緩斜面で発生するもので
内部の基盤面と表面の層の間に水の道が作られ、このためかい離してしまった
かなりの大きさの表面の地塊が徐々に断続的に移動する現象で
ゆっくり反復して滑り台を滑るようにスライドしますので
末端部の一部は崩れることはあっても内部はほとんど原形を保ったままと言います。

一方、「土砂崩れ」は35~60度の急斜面で発生し易く、通常水を含まない斜面が
大雨などで水分を多く含むことで流動化して一気に崩れ落ちるのだそうです。

一般的には「地滑り」より「土砂崩れ」の方が規模は小さいとされているのに
今日現在ですでに17人の死者を出している今回の豪雨ですが
ここ長野では、一昨日夕方から昨日夕方までの丸1日の雨量は庭先のポリバケツで見ると
ちょうど100mmくらい、数週間おしめり程度は1回あったものの雨らしい雨も降らず
私の野菜畑は幅2cmにもなるヒビ割れが無数に走っていたのですから
まさに恵みの雨となってくれました。

  

周りのリンゴ農家が心配した風もそれほどではなく
その後、気温も最低気温が10℃前後、最高気温が20℃前後まで下がり
ようやく本来の秋っぽい気候にもなり、これまで必死だった野菜たちも
タップリの水を吸って元気を回復したように見えます。

 

 

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