リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

キスしていいですか

2007-05-11 20:32:44 | 日記
「あの、リカコさん。質問なんですが。」

「はい?」

「キスしていいですか」

「…」

「…ってキスの前に聞くのはやっぱりサイテーなんですか?」

「サイテーです!!」



というか、キスしていいですかのあとに間を置くTさん、そっちの方がサイテーです。
めちゃくちゃドキドキしました。職場ですよ、ここ。

「いいじゃないですか。普通に「ええ、いいわよ♪」って言えば。」

「違うんですよ。「いいわよ♪」って言って待たなきゃならないのは間抜けだし、興ザメです。」

「でも、事前に相手が聞いてくれれば「あ、ちょっと待って。お化粧直してくるわ」とか、そういう準備ができるじゃないですか。」

「どこの世界にキスの前に化粧を直す女がいるんですか。」

「直したくないんですか?至近距離から見られてるのに。」

「キスの間は目を閉じてます。」

「私は開いてますけど。」

「じゃあ、これからは閉じてください。」

「でもですよ、こっちとしてはその瞬間にすべてが終わるかもしれないし、キスひとつに、ときとして社会人生命まで賭けることになるんですよ。それよりは、最初に許可をもらった方がずっと気がラクなんですけど。」

「その逃げの姿勢がカッコ悪いんです。背負ってくださいよ、リスク。」

「男にリスク背負わせても、ムードがほしいんだ。ヒドイよなー女って。」


で、会話が終わった。
黙って考えていたら、≪突然のキス≫というシチュエーションを考えるにあたって、私とTさんが異なる条件を前提としていることに気がついた。すなわち、私が考えているのは≪2、3回のデートを経て、そろそろキスしてくれるんじゃないかしら?となんとなく予感している≫状況であり、対するTさんはおそらく≪職場や学校や道端などに好きな女の子がいて、「ああカワイイなぁ」と思っている≫程度の状況を想定しているのだろう。たしかに、彼女の気持ちを知らずにいきなりキスするのは、かなりリスキーだし乱暴だし、ときに犯罪になるだろう。そこでリスク背負えとはさすがの私でも言わないよ、Tさん。

でもこんなキスの話を蒸し返したらそれこそ「キスしたい」と言ってるみたいなので、やめます。


<註>
この会話が始まる前に、2人の仕事中の雑談メールで「思い出のチュウ」の話で盛り上がっていて、私が「やっぱ、突然キスされるのって心に残りますよね」とかなんとか書いたのです。それがTさんの「キスしていいですかって聞くのは…」発言に至るのであって、あの発言に他意はなかったはずだと当方は認識しております。