リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

今年の収穫、かな?

2008-12-27 13:47:46 | 日記
苦節7年、というのは2002年2月に出会ってから結婚して今に至るまでの約7年間だけど、ようやくカレと私の共通点がみつかった。

それは「出来上がるまでが楽しい」ということ。
そして「出来上がったら興味を失う」ということ。

ずっとまえに実家でケーキを焼いたときにカレがなかなか芸術的なデコレーションを施してくれたのがきっかけで、クリスマスや誕生日などのイベントの時はスポンジケーキと生クリームとイチゴを買ってきて飾りつけてもらうことにしている。
「ちくしょう、俺買ってきたケーキの方がずっと美味しくて好きなんだケドな」
なんて文句を言いながらも背中を丸めてバターナイフを器用に使って細工を凝らしてくれるのが、私としてはめちゃくちゃ嬉しい。もちろん、あまった生クリームは全部私がなめるので、そこんとこもかなり嬉しい。

そして、今年のクリスマスケーキがこれ。


しかし、この日はもらってきたデメルのザッハトルテが一切れあったので、ブランド志向のカレはそっちを「うめぇ!!」と食っていた。
クリスマスケーキはほぼ私が専門に食べた。ちょっと複雑な気持ちになったけど。
カレが言うには、
「俺って機械屋だから、ものを造っていく過程はすんごく楽しくて集中できるんだけど、出来上がるとあとはどうでもいいんだよね。会社の実験道具も企画して細かい計画立てて設計したり組み立てていったりするのは大好きだけど、いざ完成してさあ実験始めましょう!ってなると途端につまらなくなっちゃうワケ。ケーキも一緒。」
なのだそうだ。

これ、私にもよくあてはまることで、私も物事の「準備」が大好きだけど、実際に物事が始まるとどうでもよくなる。
たとえば旅行。プランニングやチケットの手配、宿の予約、観光名所や美味しい物の下調べ、荷造りなんか嬉々としてやっちゃうし、特に荷造りは入れたり出したりを何度も繰り返して徹夜も全く苦にならないのに、いざ成田空港に着くころになるともうテンションが下がっていて、全部とりやめて帰っちまいたくなる。
たとえば料理や手芸。何を作るかレシピ検索から始めて、何度も何度も説明を繰り返し読んで覚えてしまい、そのとおりに作ってみせるんだけど食べないし使わない。人にあげちゃったりする。
たとえば買い物。綿密にスペック、価格、口コミを徹底的に調査していちばんコストパフォーマンスの良さそうなものを見つけ出すんだけど、それで満足して買わない。必要だと思ったから調べてるはずなのにな…。
それからTOEICみたいな資格試験。申し込んでお金を払ってかなり真剣に勉強して、鉛筆をきれいに削って出かけるのに、試験会場の手前で気が変わってバックレたことが何度かある。(あ、これは逃亡って言うのか。)

カレは、私に言われてしかたなく料理とかもするけど、興味を失っているから「がんばって作ったからきっと美味いぞ!」と思うことがなく、ただ坦々と食うだけらしい。自分で作ったものよりレストランで出てきたりコンビニで買ったりするものの方が何千倍も美味いと思うようだ。ちょっと不思議だけど。


「出来上がるまでが楽しい」
「出来上がったら興味を失う」
なんかあんまりいい共通点とは言えないけど、ま、いいや。

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