copyright (c)ぴーきん
絵じゃないかぐるーぷ
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「
3000人が1日に、どっと押し寄せ後は閑古鳥。
よりも、
100人が30日間ひきも切らずだらだらと路歩きなどに。
「左琴」「右書」ならぬ古書・新書に導かれて、
あなただけのピンポイント地方めぐりを!
」 「左琴」(万葉集巻五参照) (c)ちふ・ぴーきん
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・ひっそりと芭蕉の句碑
芭蕉の句碑など探し求めて。
「
草臥れて宿かる比や藤の花
」
の句は、もと
「
ほととぎす宿かる比の藤の花
」
といわれているようです。
ほととぎすの季語は初夏、
藤の花は晩春扱い。
1句だけでいうのも何かと思いますが、
季語は芭蕉に取って
そう重要ではなかったとも、
言えるのではないでしょうか?
そういう姿勢なので、
こういう事例は探したら
他にも出てくるかと思います。
で、この句の句碑は、
橿原市の八木と天理市の三昧田とに
あります。
どちらの場所で詠まれたのかも、
ナゾのひとつのようです。
註;
1.「芭蕉と八木の宿」(橿原市教育委員会発行)
・
2.ほととぎす宿かる比の藤の花 芭蕉
窪田惣七宛書簡(貞享5年 1688年)
3. 大和行脚のとき
草臥れて宿かる比や藤の花
「猿蓑」(元禄4年 1691年刊)
第3字目のとは旧字、比(ころ)
この項おわり