copyright (c)ぴーきん
絵じゃないかぐるーぷ
-----------------------------------------
「
3000人が1日に、どっと押し寄せ後は閑古鳥。
よりも、
100人が30日間ひきも切らずだらだらと路歩きなどに。
「左琴」「右書」ならぬ古書・新書に導かれて、
あなただけのピンポイント地方めぐりを!
」 「左琴」(万葉集巻五参照) (c)ちふ・ぴーきん
-------------------------------------------
* 冬至の三輪山に朝霧流れて
どんよりとした冬至の曇り空の朝。
三輪山の山すそに朝霧が流れていた。
南から北へ、山の三分の二くらいの
ところまでを、ゆっくりと、
たなびき流れをしていた。
霧が晴れると、
下の方から三分の一くらいまでが、
紅葉や黄葉となっており、
残りは、青黒く見える。
三輪山と耳成山の山頂を結ぶラインあたり
から見える、やまと青垣は、北は、空いている。
残りは、東青垣、西青垣、南青垣に分けられる。
西や南は、少し遠くて霧の流れまでは
見えなかった。
三輪山と生駒山とを、
見くらべてみるのも、
おもしろいように思うのである。
ただ、生駒山の建造物類は、
いただけない。
注)
「
三輪山
又三諸山とも云ふ、纏向山脈の南端に聳ゆる高山にして、山容端正
老杉鬱蒼、衆山に比し異彩を放つ、實に本郡の鎮たり。大和一の宮
大神神社は實に此山を以て神霊となして祭祀するなり。
」
「
耳無山
松樹密生し、大和三山中其容姿最も美なり、古来山中に梔樹多し、
因りて又梔子山とも呼ひなせり。山頂山口神社を鎮座す、耳成村
大字木原にあり。
」
(「奈良県磯城郡誌」より)(本文と一部、未登録字体等のため違いあり)
この項おわり