プロショップ杯2016の作品受付は昨日(9/1)をもって終了いたしました。
今回もエントリーして頂いた作品は力作ぞろいです。
エントリーして頂き誠にありがとうございます。
早速ですが、当店コンテストの結果は次の通りとなりました。
(写真は掲載せずに文字だけとなってしまいますが、ご了承ください。)
オープンコース : アラーム(作者:輝くあやね さん)
残念ながら、ジュニアコースのエントリーはございませんでした。
さて、写真を掲載していないので紹介しづらいのですが、私からのエントリー作品へのコメントや代表に選ばれた理由などを以下に記します。次回コンテスト等に役立ててもらえればと思います。
なお、手元にあるエントリー用紙順に紹介しているので順番に意図はありません。
①武神・武者頑駄無(作者:ヒビキ さん)
新生HGUCガンダムをベースにリアルタイプの武者頑駄無を再現した作品です。
各部への他キットパーツの流用、加工センスなど確かな工作技術を感じました。
ただし、一部合わせ目がそのままになっていたり、塗装が少々粗いのが難点でした。
合わせ目消し、マスキング、スミ入れ等を丁寧にすることでワンランクアップさせることは確実だと思います。
②装備検証用M1アストレイ MAS(作者:蒼機 さん)
M1アストレイの各種ストライカーパックを装備させた実験機という設定の作品です。
パーツの流用、ディテールアップ等々細部に至るまでの工作技術、アイデアは高く評価させていただきました。
塗装もドライブラシやウォッシングによるウェザリングが丁寧に施され技術的にはかなりの高得点です。
ただし、実験機らしくオレンジ基調の機体色で仕上げられているのですが、全体的に明度、彩度が低くなっており、作品としてはブレた印象を与えます。
オレンジの明度、彩度を思い切って上げることで、実験機らしさがグッと上がり、白や黄色などを差し色として加えることで作品の出来栄えもかなり上がると思います。
③アラーム(作者:輝くあやね さん)
「今は使われていない飛行場にて補給を待つメイジン。そこで無情にも敵襲のアラームが!しかし、その鳴り響くアラームは実は目覚まし時計だった」(エントリーシートから抜粋)というまさかの夢落ち設定でした。
MGレッドウォーリアを陸戦型に改修しただけあって、レギュレーションサイズギリギリという大きな情景作品です。
1/100ホバートラック、管制塔はフルスクラッチで工作、塗装ともに高得点です。
さらに、ビルドファイターズの登場人物が各所に配置されていたり、上記ホバートラックや管制塔などの組み合わせ等のアイデアも高得点でした。
④本気狩る☆あーみぃ?ハイモック!!(作者:がっかりうどんぬ さん)
HGハイモックのパーツの配置を変え、切断、加工することで女性型MSに再構築するというアイデアの塊のような作品です。
武器がMGZガンダムのハイパー・メガ・ランチャーの前後を逆にしたりというのも驚きでした。
さらに、半ば強引に全く別のデザインに再構築しているため、当然、各部に隙間が出来てしまうのですが、そこをスケールモデル等のジャンクパーツで埋め込むという手法も中々のものです。
塗装も綺麗に仕上がっており、カラーリングもバッチリ決まっております。
ただし、上述の隙間を埋めきれていない箇所があったり、使うパーツの縛りからか足首が少々手抜きしたような印象を与えたりしているのが残念でした。
本体にはパテやプラバンがほとんど使われておらず、自分で設けたルールに縛られ過ぎているような印象を受けました。
規格外のアイデアだっただけに、もう少し柔軟に対応しても良かったのではないかと思います。
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