Pochiのブチブチジャーニー

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中部電力はルールを求めて、要請を拒否すべきだったのでは

2011-05-09 23:25:22 | Weblog
 法律にもない菅首相の要請を中部電力が受諾した。裁量行政の典型的な例である。これまで、マスコミや識者といわれる連中は裁量行政を肯定してはいなかっただろう。それがなんだ。この方式を認めるということは、次に同じようなことがあっても裁量行政を否定しないっていうことだ。
 原発を止めるのならばルールにのっとって止めるべきであり、その意味で中部電力には政府にそれを求めてほしかった。

 その昔、名古屋には五摂家と言われた有力な会社があり、一般的には中部電力・名古屋鉄道・松坂屋・東海銀行・東邦ガス(場合によって中日新聞)を言う。その当時、聞いた話だがお中元やお歳暮は松坂屋で買わないとバカにされるということだった。中部電力はその一社であり、今でも名古屋の有力会社であることは間違いないだろう。今ならばトヨタ、JR東海などが加わるのでは。
 それはともかく、電力会社はその地域での殿様であるという話は聞いたことがある。とくに地方に行くと御威光は優れているという。東北電力…北陸電力…中国電力…四国電力…北海道電力などがその典型だという。だというのであれば、変な裁量に従うのではなく、堂々とルールを求めてこそ、本当の有力企業と言えるのではないか。社長の会見はそれらしいようでいて、企業としての戦略としてはどうだったかと思うpochiである。まずはボールを投げるべきだった。