プーです。
日曜日に富士山に登ってきた。今回はダースベーダーとしてではなく、世を忍ぶ仮の姿で登ってきた。だってあのマスク息苦しいんだもん。「コーホー」苦しそうな呼吸音は本当に苦しいのです。
通常、富士登山は7月か8月に行います。9月も中旬になるとほとんどの山小屋は営業を終了し、山頂付近では雪が舞うこともあるのです。ほとんど人いないだろうから富士山独り占めだー、と想像しながら5合目に着いてみると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/5c/307fa586333e8d63b546667144d84e13.jpg)
駐車場はほとんど満車。今年は7月に天気が悪く、登れなかった人が多かったからみたい。6月に行った時の方が全然少なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/63/c2e965c9e9aa06c4eae495f0ae477c20.jpg)
5合目で非常に美しい朝日を眺めてから出発。天気が良くて嬉しい。1日遅れたら雨だったもんな。
職場の上司に「5時間半切れないようじゃ、ハセツネ出る資格ないねぇ」とプレッシャーをかけられているので、前回のようにバテるわけにはいきません。5時間を目標にサクサク進むのです。
今回は頼れるものには頼る作戦。CW-Xにダブルストック。スタート前にベスパプロ、アミノバリュー、食べる酸素を飲む。苦しくなったら酸素缶。メダリストも500cc携行。前回より体重落としたし、ジョギングも始めたし、大丈夫なはず、と自分に言い聞かせながら登る。ダメだった場合の言い訳も考えながら登る。
7合目を過ぎると、嫌いな岩場の登りが始まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/6f/df8eff7c64e49f9befd917e652794bfe.jpg)
前回バテバテだった岩場も息が上がることなく登れる。スノボを背負ってないからか、サプリ漬けにしているからか。サプリの効果だとしても、4種類も飲んでるのでどれが効いてるのかわからん。
8合目あたりから肺を握られているような息苦しさが時々。食べる酸素をポリポリ噛み、酸素缶から酸素をシューシュー吸入。しかし、酸素吸入も効いてるのかさっぱりわかんね。
前回のドロップインポイントを過ぎ、9合目あたりから変にテンションが上がり始める。あきらかに5時間を切れるペースに自信が付いたからなのか、サプリが効いているからか。理由はわからんがペースは落ちるどころか上がり、あっけなく山頂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b8/8814f724beed12127c1bb8dae1c3dcfc.jpg)
↑あと10mを残して写真なんか撮ったりして寛ぐ。ほら、たっぷり焦らした後の方が白いのだっていっぱい飛ぶじゃん。
結局4時間10分で山頂に着いた。どうせなら4時間ちょうどの方が良かったけど、俺らしくていいや。8合目の山小屋でお土産どれにするか悩み過ぎたし、途中でタバコ何本か吸ったよな俺。そういう詰めの甘さが可愛いぞ俺。
写真ではいい天気に見えるけど、山頂はガスの中。空気が湿ってるし風が強くて寒い寒い。雨具上下着込んでみたけどやっぱ寒いのでお鉢巡りに出発。日本最高点はここではなく、火口の反対側なのだ。
30分ほど歩いて正しい山頂に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/f7/a44f9bb43bfd65cc82287ef0ed5869b6.jpg)
以前にドームがあった測候所の横が3776m地点。良かった良かった、後は降りるだけだし余裕だね、などと下山の苦しみを全く予想もせずに、同居人のNobiが作ってくれたおにぎりをモグモグするのでした。
再び正しくない山頂に戻り、下山開始。本当の苦しみ開始。
富士山は美しい山だけど、山行としては全く楽しくない。木が生えてないハゲ山だし、渓流も無い。そして行きは延々登るだけ、帰りは延々下るだけ。4時間上り続けた足にとって、帰りの延々下りはひたすらつらい。いくつあるのかわからないつづら折れを延々下っていく。河口湖口の下山道は砂走りも楽しめず、滑りやすい砂利道が6合目まで続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/16/710da2d2cd3c14711e18ed38f52c3cb4.jpg)
雲海へ向かってズルズル道を下っていく。高度計付きの腕時計を何度も見ながら下る。俺は本当にこんなに高くまで登ったのか?何かの間違いじゃないか?どこかで空間が歪んでないか?ほら、いくら歩いても景色変わらないし。「登らない馬鹿、二度登る馬鹿」の「二度登る馬鹿」とは、この下山の苦しさを表している言葉なんじゃないかな。
下りに3時間もかかってしまった。観光客で賑わう五合目広場で10分ほど呆然とし、リクライニングを倒して楽しそうに話し続けるカップルの車の隣でふらつきながら着替え、帰りの2時間ドライブを開始するプーさん。でもでも苦しみはまだ続くのでした。
中央道30キロ渋滞、通過に2時間以上って何よ・・・。
日曜日に富士山に登ってきた。今回はダースベーダーとしてではなく、世を忍ぶ仮の姿で登ってきた。だってあのマスク息苦しいんだもん。「コーホー」苦しそうな呼吸音は本当に苦しいのです。
通常、富士登山は7月か8月に行います。9月も中旬になるとほとんどの山小屋は営業を終了し、山頂付近では雪が舞うこともあるのです。ほとんど人いないだろうから富士山独り占めだー、と想像しながら5合目に着いてみると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/5c/307fa586333e8d63b546667144d84e13.jpg)
駐車場はほとんど満車。今年は7月に天気が悪く、登れなかった人が多かったからみたい。6月に行った時の方が全然少なかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/63/c2e965c9e9aa06c4eae495f0ae477c20.jpg)
5合目で非常に美しい朝日を眺めてから出発。天気が良くて嬉しい。1日遅れたら雨だったもんな。
職場の上司に「5時間半切れないようじゃ、ハセツネ出る資格ないねぇ」とプレッシャーをかけられているので、前回のようにバテるわけにはいきません。5時間を目標にサクサク進むのです。
今回は頼れるものには頼る作戦。CW-Xにダブルストック。スタート前にベスパプロ、アミノバリュー、食べる酸素を飲む。苦しくなったら酸素缶。メダリストも500cc携行。前回より体重落としたし、ジョギングも始めたし、大丈夫なはず、と自分に言い聞かせながら登る。ダメだった場合の言い訳も考えながら登る。
7合目を過ぎると、嫌いな岩場の登りが始まる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/6f/df8eff7c64e49f9befd917e652794bfe.jpg)
前回バテバテだった岩場も息が上がることなく登れる。スノボを背負ってないからか、サプリ漬けにしているからか。サプリの効果だとしても、4種類も飲んでるのでどれが効いてるのかわからん。
8合目あたりから肺を握られているような息苦しさが時々。食べる酸素をポリポリ噛み、酸素缶から酸素をシューシュー吸入。しかし、酸素吸入も効いてるのかさっぱりわかんね。
前回のドロップインポイントを過ぎ、9合目あたりから変にテンションが上がり始める。あきらかに5時間を切れるペースに自信が付いたからなのか、サプリが効いているからか。理由はわからんがペースは落ちるどころか上がり、あっけなく山頂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/b8/8814f724beed12127c1bb8dae1c3dcfc.jpg)
↑あと10mを残して写真なんか撮ったりして寛ぐ。ほら、たっぷり焦らした後の方が白いのだっていっぱい飛ぶじゃん。
結局4時間10分で山頂に着いた。どうせなら4時間ちょうどの方が良かったけど、俺らしくていいや。8合目の山小屋でお土産どれにするか悩み過ぎたし、途中でタバコ何本か吸ったよな俺。そういう詰めの甘さが可愛いぞ俺。
写真ではいい天気に見えるけど、山頂はガスの中。空気が湿ってるし風が強くて寒い寒い。雨具上下着込んでみたけどやっぱ寒いのでお鉢巡りに出発。日本最高点はここではなく、火口の反対側なのだ。
30分ほど歩いて正しい山頂に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/f7/a44f9bb43bfd65cc82287ef0ed5869b6.jpg)
以前にドームがあった測候所の横が3776m地点。良かった良かった、後は降りるだけだし余裕だね、などと下山の苦しみを全く予想もせずに、同居人のNobiが作ってくれたおにぎりをモグモグするのでした。
再び正しくない山頂に戻り、下山開始。本当の苦しみ開始。
富士山は美しい山だけど、山行としては全く楽しくない。木が生えてないハゲ山だし、渓流も無い。そして行きは延々登るだけ、帰りは延々下るだけ。4時間上り続けた足にとって、帰りの延々下りはひたすらつらい。いくつあるのかわからないつづら折れを延々下っていく。河口湖口の下山道は砂走りも楽しめず、滑りやすい砂利道が6合目まで続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/16/710da2d2cd3c14711e18ed38f52c3cb4.jpg)
雲海へ向かってズルズル道を下っていく。高度計付きの腕時計を何度も見ながら下る。俺は本当にこんなに高くまで登ったのか?何かの間違いじゃないか?どこかで空間が歪んでないか?ほら、いくら歩いても景色変わらないし。「登らない馬鹿、二度登る馬鹿」の「二度登る馬鹿」とは、この下山の苦しさを表している言葉なんじゃないかな。
下りに3時間もかかってしまった。観光客で賑わう五合目広場で10分ほど呆然とし、リクライニングを倒して楽しそうに話し続けるカップルの車の隣でふらつきながら着替え、帰りの2時間ドライブを開始するプーさん。でもでも苦しみはまだ続くのでした。
中央道30キロ渋滞、通過に2時間以上って何よ・・・。