大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

3・7土曜学童

2009年03月08日 | 児童デイサービス
 土曜学童は20人が参加。スタッフのKさんからの「ピンチ!」メールに応えてボランティアさんを含めて11名で迎えました。

 町田先生の定例日最後の「音楽あそび教室」となりました。お別れスペシャルは28日(土)です。
 この日の最後は「お相撲大会」の予定です。先日、高橋さんからいただいた着ぐるみと町田先生自作の着ぐるみとで勝負します。

 はい、これは昨日の帰り際にMちゃんが「オレにも着させろ!」と迫るので、着せたら足の短いお相撲さんに大爆笑!当人はやる気満々でした。それにしてもよく出来た衣装にカツラです。


 この日の町田ワールド・プログラムと子どもたちの様子です。

①歌「うたってドンドン」 ②「あいさつってすてきだな」 ③オーガンジーバルーン ④「ひなまつり」の歌とリボンダンス ⑤酎セ鼓 ⑥ぬりかべのダンス ⑦大人と一緒に踊る「ともだちマンボ」 ⑧「ゴムのわのびろ」 ⑨くすぐりあそび「とうふハンバーグ」 ⑩歌「うたってドンドン」 以上です。

オーガンジーバルーン


リボンダンス
久しぶりにやってきたSくん。来るなりバットを持ち出したくらいだから野球をしたいというお目当てがあったのかな?結構、ボールにバットを当てていたけど、君は右利き?左利き?左利きの人の統計調査結果(アメリカ)をふまえた本を読んだというスタッフのHさんが「私が出会う子は結構左利きが多いよ」といわれて、考えた。どっち利きだったかな?
Sくんはリボンにぐるぐる巻きにされています。



酎セ鼓
このごろイヤマフをつけなくなったYくん。うるさい酎セ鼓もバチを持って叩いています。そういえば、Mちゃんもお母さんがいなくなっても、大きい音(騒音)時も飛び出さなくなったし、いい表情で歩き回っています。町田先生が来れなくなっても来て欲しいな。
今日もYくんは酎セ鼓でも、ヤンボラTさん(始めて3時までロングランで参加してくれた)と一緒に楽しそうに参加。
 しかし、その後、何か気に入らないことがあったらしく、Tさんから「落ち着けよ」と慰められていたとか。そういえば、「卜部さ~ん、事務所に行って頭を冷やしてくるわ」とわざわざ言いに来てくれたことがありました。下駄箱ひっくり返して大暴れをしていた数ヶ月前までのことが嘘のように思い出されます。1年前は一日に何回パニックの彼に抱きついて言ったことでしょう。「Yくん、悔しいなぁ。でも、落ち着いてなぁ。事務所に行って頭を冷やしておいでよ!」と。こちらもこんなに落ち着いていたわけではありませんよ。バトルといったほうがいいのかも。事務所の書類もバサーッとおとしていたYくんが、この日は態度も表情もとても落ち着いて自分から頭を冷やしに行ったのに驚きました!ちゃんとコントロールする力がついてきたんだよね。



Aちゃんは始めてのお弁当日。午後はすっかり疲れてお昼寝をしましたが、その分午前中は楽しめましたよ。うるさい酎セ鼓も隅っこで叩きました。1年前にはピーピー泣いていた姿が嘘のようです。これからも時々 お弁当持ちで来てね。


ぬりかべのダンス
Mくんはホントよく歩き回るようになりました。ボールプールに自分で入ったり、紐やコードを引っ張ったりして自分から遊びを見つけています。自分の嫌いなことや遊びには誘っても入りません。結構、頑固です。




ゴムのわのびろ
いつも土曜日はお父さんの送迎でやってくるYくんも、すっかりぽぽろになじんでどんな遊びにも入ってきます。最近はちょっかいを出してくるまでになりましたよ。




お弁当。
Mくんの変化に注目。半年前まではお弁当のあとにはご飯だらけの服を着替えていました。しかも、手づかみです。遊んでは食べ、食べては遊びの繰り返しもありました。最近では必ずおかずを全部、ご飯の上に載せてから食べます。私たちは「弁当丼」とよんでいます。時々スプーンを使っていたMくんが、この日は弁当丼を遊びもせず黙々とスプーンを使って食べきりました。誰も横につかないで、まったく自発的に食べることが出来ました。「出したり入れたり」「開けたり閉めたり」…の「機能的な遊び(操作)」が多く、時たま物を道具として使う(バットで打つ、メガネをかける…)けれども、スグに放ることが多かったMくんです。スプーンも放ったりしていました。
 道具的な操作が可能(上手)になってきたからだけではないと思います。やっぱり、周りの友だちの様子や食後の公園遊びへの期待感などもあったのでしょう。常連だとこういう変化(成長)をしっかり受け止めることが出来るのが何よりも嬉しい。子どもたちは遊びの中で、或いは遊びを通して成長していくということを大人はあまり知らないか、過小評価しているように感じてしまうのです。

お弁当といえば「早食い」のHくん。この日も午前で帰る子らに合わせて11時半からあっと言う間に食べ終えてしまいました。「エーッ、ウッソー」まだ食べ始めてもいない子がいる12時前です。待ちくたびれて我慢できなくなって切れてしまいはしないかと気が気ではありませんでした。でも、1時間も待ったのに大丈夫、ちゃんと待てました。遊んで欲しいときにはちゃんと大人をつかまえて、顔を覗き込んだり、抱きついたり、おんぶしたりして積極的です。


これはベッドか?入れ代わり立ち代り利用する子どもたち。「静養室」は別にあるけど使ったことがありません。Yくんは「けんか友だち」のHくんが風邪気味でお休みのために肩すかし?をくらったのか、静養しながら読書です。


午後からは公園遊び。ドレミファくらぶも1年になるけど一度も!雨に降られたことはありません。ところが、この日は花粉に降られて後が大変でした。スタッフのKも私も花粉症なのです。そういうわけで、ブログも今日になりました。目をこすり、鼻をすすりながら、相談の合間に書いています。

Mちゃんは四輪車をとられて砂遊び。この日、始めてヤンボラに参加したTさんとのんびりひなたぼっこ。Tさん、初回にしてはなかなかいい感じでしたよ。これからも宜しく。


Mくんはドロンコ遊びだけではありません。ブランコを一通り楽しんでから移行しはります。お絵描きから解放されて、Yくんも思い切りブランコを楽しみました。Kくんはブランコこぎをしながら遠くへ靴をとばして楽しんでいました。


今日のMくんのターゲットは道路標識。すごいドロンコ玉の命中率です。車に冷や冷やしながら見守りました。


Sくんは四輪車に乗って至福のひと時を過ごし ました。スタッフのNさんがずっと付き合ってくれました。公園周辺を乗り回し、車が外れると自分でなおし、空いている車庫があると車庫入れをして、また次のところへ。「S君の大冒険」だったかもしれません。時々、下から見上げる建物や空…?Nさんいわく「何を見ているのかなぁ…、彼から見るときっと不思議なものやとてもきれいなものに見えてたりしているんやろうなぁ」。


早く「幼児用ぶらんこ」を取り付けて欲しいなぁ…。柵の外からは見えにくい小さな字で「注文が追いつかなくて、しばらくお持ちを」という趣獅フことが書いてある。これも「年度末の工事」なのだろうか。楽しみにしていま~す!高校生のNくんも残念そうに、フェンスを叩いて音を鳴らそうとしましたが、続くものがいなくてやめました。


久々にやってきたMちゃん。相変わらず自分からは輪の中に入っていこうとはしませんが、2年前に比べてとても表情が柔らかくなりました。以前は大人に対してかなりきついことばをぶつけて気を引こうとしていましたが、今は優しくなってきています。スタッフのKさんが憧れの存在のようです。2枚もお手紙をもらいました。「Kさん だーいすき。おしごとがんばって。」と書いてあります。本当の底の方にある気持ちをお手紙にしたらちゃんと伝えることが出来るんだよね。こうした思い、子どもたちからの発信に思い切り応えてあげられないスタッフとしての立場と体制が恨めしい…。今度、Mちゃんが来たときには寄り添ってあげてくださいな。


バスケットに興じるYくん。結構命中率が高いのです。気持ちも集中し、身体・腕の動きも調整しないと入りません。長いことやっていたね。


  Yくんの力作です。満足したのか、私のところへ持って来て「貼ってちょうだい」とさしだしました。嬉しかったなぁ。それから満足したからか結構みんなの輪の中でウロウロしたり、巻き込まれて遊んだりしていました。初めの頃は不安そうな表情だったけど、ぽぽろにもだんだん慣れてきて安心の表情になってきたよね。後からお迎えのお父さんに聞くと「家でも描いたものを壁に貼っているのです」と今日もデジカメ写真を撮って帰られました。


公園から帰ってきて一騒動あったけど、場所を変えた後は落ち着いて、読書でくつろぐHくんです。


来るなりあくびを連発しながら寝込んだRくんはやっぱり発熱でした。リタイヤです。元気印のHくんも風邪でお休みでした。Sくんも同じくキャンセルでした。みんなお大事に!