大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

親の会にご参加ありがとうございました

2009年03月21日 | ノンジャンル
 今日は発達支援センターぽぽろを育てる会の親の会にご参加いただきました皆さん、お休みの日にもかかわらずご参加ありがとうございました。おまけに近所のマンションに配るチラシのビラ折りまでしていただき助かりました。
 参加者は9家族でした。風邪や急用などで参加できなくなって、わざわざお電話いただいた方々もいらっしゃいました。私たちはこうしてわざわざ来ていただいた方々の思いやねがいにはしっかり応えていきたいと思っています。

 少ししゃべりすぎでしたが、ぽぽろの現状やこれからのこと(壮大な構想?!)をまとめて話させていただいたのは初めてです。ご理解をいただくのにはいい機会だったかなって思います。

 バザーのことや募金箱作りなど、出していただいたご意見は財政活動が中心でしたが10周年記念の子育て講座や子育て支援教室、スタッフによる実践報告会などの内容についてのご希望やご感想・ご意見がありましたら遠慮なくお寄せください。

 昨日も書きましたが、ただ単に「利用」するだけでは面白くありません。是非とも参加し創っていく立場で楽しくとりくみませんか。
 誰でもが利用できる放課後や長期休業中の学童保育なんて「夢のまた夢」の時代は終わりました。高等部卒業後の「専攻科」づくりもそうです。発達障害の子どもたちも参加・利用できる制度づくりもそうです。かつてその様に思われてきたことがあきらめずに頑張って実現できたことはたくさんあります。今日の「会」が振り返ってみたら「はじめの一歩」だったねと言えるような制度をいっしょにつくりましょうね。

 さっそく、今日は今日参加していただいたIさんからのご紹介で、東大阪の方から「親子療育教室」(4月土曜日からスタート)を利用したいとお電話を頂きました。いつもぽぽろのことを宣伝していただきありがとうございます。嬉しかったです。

 また、この土曜日の療育教室にボランティアで参加していただけるNさん(支援学校の音楽の先生で地域で発達障害児への音楽療法的な取り組みやバンド活動などをされている)が今日来てくださいました!更に土曜日の療育が広がればいいなって思っています。

 皆さん、こんごともご協力を宜しくお願いします。


春分の日 学童

2009年03月21日 | ノンジャンル
 春分の日・学童は参加者(利用者)が急なキャンセルもあって4人。もうこんなラッキーな機会はありません。(経営的にはアンラッキー)お弁当を持って、イチかバチか例の放出公園へレッツゴー!

 ななななんと…、水曜日にはあれほどにぎわっていた公園はウソのようにガランガラン。ヤッター貸切状態や!

 Hくんが枯れ葉を鷲づかみにして撒き散らして私に自分と遊べとばかりに挑発します。公園はきれいに曹「たように枯れ葉が隅にかためられています。だもんで、説教しようとすると、強めの風が公園の木々を揺らします。Hくんがまき散らかした枯れ葉をサァーッとさらっていきました。風が聡怩オてくれるのです。

 風が枯れ葉をかき集めては、散らす様子がとても面白い。「あっ!葉っぱが!」とHくんが指さします。「そうやなぁ、よーいドンって葉っぱがかけっこしているなぁ」と詩的な返事を返す私(ガラでもない?)。すり鉢状のすべり台の上から見下ろすと本当にその様に見えるのです。不思議な自然のいたずらにしばし見入っていました。そして、Hくんが「かぜ、ふけー!」「よーい どん」と叫びます。面白かったなぁ~。何百、何千の葉っぱが運動会をしているんですよ。

 この日は一人ひとり好きなように遊びました。先日は不調で大泣きしていたM君が復活です。Mくんは少し前の日の雨でぬかるんだ土に指を差し入れ、泥を握っては公園のハトをめがけて投げてはガハハと笑いころげながら追いかけていました。(実は今日もそうだったけど、この頃は砂ではなく泥んこを掌でこねて丸くしてながめたり、二つに割ったり、投げて割ったりして遊べるようになってきています。遊びが進化してきています。今度粘土遊びをしてみようかな?)

Rくんは何と言ってもブランコです。ブランコが3種類もあるんですよ。

 でも、一番面白かったのはやっぱりすり鉢状のすべり台かな。全員がこのようにロッククライミングをして登りきりました。Rくんも、本心負けず嫌いなのか必ず友だちがいなくなってからこっそりやろうとします。一度は途中でリタイヤしていましたが、ホラこの通りしっかり登りきりました。

 この日、金曜日にしか利用していないYちゃんが初めてお弁当持ちで参加しました。Hくんと結構張り合っていました。
 すり鉢状のすべり台の中で「こちょこちょマン」をして追いかけっこをしました。こちょこちょマンがネコになったりして追いかけていると、スタッフのKさんが「(かわいい)Yちゃんの言うことなら何でも聞いてくれるよ!」なんて言うもんだから、Yちゃんが次々とくり出す「いぬ」「ねこ」の声にあわせて、何回も変身!まるでYちゃんのシモベでした。周りに人がいたら何と思われたことでしょう?

 久しぶりにRくんに注目。じっと観察していると、どうもブランコを一生懸命にこいでいる様子。いつも後ろから押しくれているスタッフに近いボランティアのTさんに「ちょっと手を止めてみて」と言うと、Rくんは前にブランコが移動するときには足を思い切り伸ばして上げています。後ろに引くときには足を引っ込めています。わずか3ヶ月前まではお尻を落としそうにしたり、お腹を突き出したりしてへっぴり腰だったRくんが、ここまで安定して出来るようになっているのです。
 そして、そしてです。この中腰の様子を見てください!(やっぱりなぁ、みんながやっていることに難しそうに見えても、自分でもやってみたい挑戦したいと心の中ではいっつも思っているんやなぁ…)ユラユラしながらも台の上に立とうとしています!
 これぞ学童保育の真骨頂。子どもたちは安心して力試しをしているのです。安心と信頼を通じて自信をつけていくのだと教えられました。

 そして、こんなことにも挑戦。1人で登りましたが「降りれるんかいな?」という心配をよそに、ちゃんとてっぺんで身体の方向転換をして降りてきました。Hくんといっしょに私とバットの取り合いもしました。「引っ張り合いっこ」は相撲といっしょでなかなか「自閉」のある子どもには難しいのですよ。

 やりとり遊びといえば、感激したのはMくんのこと。ボールのキャッチボールをしたことです。公園でやったことをぽぽろに帰ってきてからも再現してみました。彼は受けるというよりも避けるという感じで、たまたま受けたボ<汲熨且閧ノ返すことがなかなかできず、放っていました。この日は受けるのもうまいけど、ちゃんと相手を見て、方向を定めて返してくれるのです。急にうまくなったのです。これが気持ちを交流したり、身振り・手振り、発声・ことばのやり取りにもつながっていくのですね。

 これは友だちが帰ってしまって1人取り残されたRくんへの大サ<rス。かれも、かかってこれるようになったのですよね。

 しかし、疲れたぁー!支援学校時代の遠足や校外学習の日を思い出しました。でも、楽しかった。(今日、Hくんのお母さん曰く「この日は帰宅してからものすごくご機嫌でした」とのこと。家では不安定になって切れることが多いという相談を受けています。スタッフを独り占めにしてたっぷり遊べたことがよかったようです。)

 学童が終わってから、堺市にぽぽろのブランチをつくる計画を持って堺市関係のスタッフによる「堺会議」へ。この日の会合が後々花を開かせることになるのかどうか…。振り返ってみて「あの日が、あの4人の会議が出発やってんなぁ!」と言える歴史に残る(大げさ)日になるか?楽しみを胸にしまいこんで帰宅の途についた。