セナンク大修道院
プロヴァンスには
三つの最重要な大修道院がある
『Abbaye de Sénanque セナンク大修道院』
『Abbaye du Tholonet ル・トロネ大修道院』
『Abbaye de Silvacane シルヴァカンヌ大修道院』
です
まず今回
丘の村ゴルドのすぐ近くにある
「巻頭の写真」であまりにも世界的に名高い修道院をご紹介しよう
『Abbaye de Sénanque セナンク大修道院』
です
街道が高地を通っていて
谷地にある修道院に近づくと下り坂になり
その途中から
全景が俯瞰できます
アップにするとこうなりますが
建物群の右側の
未だ緑の部分が紫色一色の時期に来れば
目を疑うような
この世のものと思えない美しさです
下り坂を下りきると
こんな感じで低地に到着
そして
この角度で近づいて行くことになります
あとは
訪問の季節
時間帯
天候
などによって
こう見えたり
こんなだったり
百変幻の光景です
このセナンク大修道院の教会は
『Abbaciale Notre Dame de Sénanque ノートル・ダム大修道院聖堂』
という名前です
聖堂内部は
それなりに大きく
平面図上十字架形の交差部の天井が高く
左右に紐が垂れ下がっているのが
お分かりだろうか
この
交差部の屋根の上は「鐘楼」が有って
ミサの時に
修道僧がこのロープを引っ張って
鐘を撞くのです
修道院である以上
『回廊』が必ずあります
その四面の壁のうち
一面
内側の部屋に素通しになっている壁があり
その内側の部屋が
『Salle des Chapitres 運営会議の部屋』
週に一回
主だった修道僧が全員集まって
周りの三段のベンチに座り
前の週の反省と次の週の目標と
を
定めるのです
今の時代は
修道僧の数も限られて
半円形に並べた椅子で用が足りるそうですが
その回廊から上階に登れます
通常
上階には
「書庫」「写経の間」「宝物殿(聖遺物の間」
などと並んで
『大寝室』
があります
こんな階段もある
12世紀半ばに作られたこの修道院は
最も戒律の厳しい『Sistercien シトー会』に属しているので
個室などはありません
天井の痛みが
胸を痛める
『大食堂』
は
今は見学者は入れません
なぜなら未だに現役の修道院だから
ですが
特別に
通常
この写真は撮ることはできません
(修道院から特別にいただきました)
言うまでもないことですが
ラヴェンダーが伸びていない時期に来ると
とても寂しい光景です
春の訪れとともに
ラヴェンダーも息を吹き返します
そして
6月半ばから7月一杯の一月半ほど
この『眼福』を
堪能できるのです
この後に併記を予定していた
『ボリーの村』
は
次回に回します
= = = = = = = = = = = = = = = = =
【お願い】
皆様のご感想やご意見をお待ちしています
右下の「コメント」ボタンからどうぞ
実名でなくても
ペンネームでもSNSのハンドルネームでも構いません
旅行の実態にご興味の方は次のサイトもぜひ!
veritas21.com 『こんな旅がしてみたい 誰も真似のできない 旅のプランナー』