土壌全体が赤い「オークル」のルシヨン一帯
『Massif du Luberon リュベロン山塊』の一角には
赤い土壌の土地があります
日本画の絵の具である『泥絵の具』の
赤や黄色の原料を
「黄土」
と言います
フランス語で『オークル』
英語では「オーカー」
地中海沿岸地帯の土壌はオークルであることが多く
その土地その土地で色合いが微妙に違い
薄い「黄土色」から
真っ赤な「緋色」まで
様々です
そこで
地中海沿岸諸国は
家屋の外壁を
歴史的にその土地のオークルで塗ってきた
ギリシアなど
極端に夏の太陽が強烈な土地では
熱を遮断するために生石灰で白く塗るけれど
丸ごと真っ赤なオークルの丘にある
『ルシヨン村』は
結果として「真っ赤」なのです
丘の麓の方は
比較的新しく広がった新村域
それで
新しい建物も結構あって
家ごとに違う色のオークルを塗ったりしているものの
村の中で上に行くほど
赤くなる
しかも
下の方は3階建などもあるが
上に行くほど
家屋の背が低くなり
赤が心なしか濃くなっていく
そして
旧村域に入る「赤い門」を入ると
あとはもう
ただひたすら赤い
まず
今の門の内側が
あとは家屋の数がまばらになり
小さくなり
赤 赤 赤
となる
そして
丘のてっぺんは広い平らな草木の茂る空間
その端から
反対側を見晴らすと
ガイドブックで有名な光景が現れる
そして
さらにその先が
世界に名高い光景の写真が
あなたにも写せます
真っ赤なオークル剥き出しの断崖
これぞ『ルシヨン』なのです
村の周りは
ほんの少し行くと
山林の中のあちこちに
オークルの剥き出しの「鉱脈」を見ることができます
こんなだったり
こんなだったり
またまた
こんなだったり
もっともっとあります
こんな
妙ちきりんな姿をしたのやら
一箇所で
何色もの「オークル」のヴァリエーションを
見ることのできるポイントです
当然
この辺りは
「オークル採掘・精製工場」もあって
採掘跡のトンネル
そこが運営する
『エコミュゼ』もあり子供達に人気です
いかがですか?
かの孫悟空が身を焦がした「火焔山」もかくや
と言わんがばかりの
『ルシヨン村』
一生に一度は訪れてみたいですよね
プロヴァンスは
もっと素敵なところが沢山あります
だから
このシリーズは
もっと続きます
お楽しみに
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