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地中海の『美の島』コルシカ島 39 < アジャクシゥ 9 > アジャクシゥ の最後に街のおさらいをもう一度 

2021-11-19 00:11:01 | 素晴らしき世界/コルシカ島
巻頭写真 : 古きコルシカの雰囲気を残す建物の数々

地中海からいきなりそびえ立つ高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた



コルシカ島の首都「アジャクシゥ」の最後にもう一度おさらいの回です
街は「シタデル」から北側の狭い旧市街とそのさらに北側の中心街
そして周囲に広範囲な住宅地が広がっている


Map by ⒸGoogle Map

地図右端の茶色い部分が旧市街で
西側は「シャルル・ド・ゴール広場」で東側は旧港
北側に「フォッシュ広場」で南側に「シタデル」に囲まれた
旧市街の南側半分が最も古い地区で狭い通りが走り
路地の一階にはレストランがあるパターンが多い


Map by ⒸGoogle Map

車が通れる通りは東西を結ぶ1本と南北を結ぶ2本だけ


突き当たりに「シタデル」のある車の通れる通りの1本

その3本の通り以外の細い通りは車は通れない





港側に通じる小径

そして「フォッシュ広場の北側が旧市街の商店街
全国レベルのブランド店などもならんでいる







この最後の写真は「フェッシュ宮」の横を通る通りで
写真左端は「帝室礼拝堂」の通りの側の入り口
ちなみに商店の並ぶ通りの裏側には巻頭写真にあるような古くて生活を感じさせる
一般住居の建物も集まっている






「フォシュ広場」の北側に面して「市役所」がある



「フォッシュ広場」の北側をみた写真で
左が市役所で右が新しい魚市場


Photo by ⒸGoogle Map

『Hôtel de Ville d'Ajaccio』

Hôtel は「不特定多数の多くの人が集まる建物」が語源で「館」に相当する
Ville は「町」
従って「Hôtel de Ville」は町の館(すなわち市役所)




エントランス・ホールの天井はガラス張り


突き当たりに大理石の彫像が立っており
その奥が階段


彫像はナポレオンの兄で「ウエストファーレン国王ジェローム」


左右の壁には町の歴史を辿るフレスコ画が


1492年4月30日「アジャクシゥ開市」

1660年3月18日カテドラル落成

1791年5月13日ロベスピエール「植民地と奴隷解放宣言」にアジャクシゥ市当局賛同

1943年アジャクシゥは全仏最初の枢軸国占領からの解放都市となる

「ジェローム」の彫像の後ろの階段を上ると上階は「ナポレオン広間」

『Salon Napolèon』


同 天井画

この「ナポレオン広間」が市庁舎のレセプション・ホールで
市民の「民法上の結婚式」も市長か助役の元で行われる

この市役所の並びの港側が「魚の市場」

『Marcatu di Pesci 魚市場』

19世紀の見事な建物の入り口にコルシカ語で誇らしく
「マルカテュ・ディ・ペッシ(魚の市場)」という瀟洒な看板が出ている
「フォッシュ広場」の露天市が町の中央の市場だったが
近年魚の業者を集めた建屋の市場をこの建物に置き
さらに最近「食品公設市場」を近くに建てたとご紹介した


内部は瀟洒な館の外観からは想像できない近代的で衛生的な魚市場



壁の前のブースと違って中央はアイランド風


「海の国コルシカ」に恥じない豊富で新鮮な海産物が溢れている


右端上の大きな赤魚はコルシカ特産の沖の岩場の深みにいるカサゴの一種
「シャポン」という本土では見られない美味なお魚
その下側は「ヒメジ」


輪切りになって売られているのは「メカジキ」
左上はやや小型の「シャポン」


左下は「鯵」で真ん中は「ヤリイカ」



「ラングスト(伊勢海老)」は活で生簀にて


建物の反対側の入り口にはフランス語で「Halle aux Poissons (魚市場)」という看板がある

この「マルカテュ・ディ・ペッシ」のもう一つ北側に
新設された「常設公設市場」
「フォッシュ広場」の露天市の混雑を緩和するために食品業者用として新設

『Marcatu d'Ajacciu』

「アジャクシゥ市場」という華々しい看板
長い建物の向こう半分は屋根が採光をよくした造りになっている


反対側は壁で閉ざされている


しかし
夏場はどうしても建物の外にテントで露天市を出す方が
市民には喜ばれるのは
レストランやカフェと同じ精神構造なのかもしれない



かなり長細い建屋で奥の方は採光と換気を考えた屋根になっている




スリットを多用した換気と採光特殊な屋根


こちら側には
お惣菜屋やパン屋や花屋やカフェ・スタンドもあり


なんと魚屋もあるんですよ



魚だけの専用市場より
一箇所で何でも揃う市場の方が市民たちにとっては都合がいいのかもしれません



外にもあるし
「フォッシュ広場」の青空市場までものの2〜3分ですし

それにしても


魚市場を出たら
目と鼻の先にこんなのが見えたらやっぱり「海の国」です

ということで「アジャクシゥ」のビーチも訪れて見ないわけにはまいりません


Map by ⒸPlanet.TV

見取り図の道板右端の「プラージュ・ポルティッシオ」を除いて
「アジャクシゥ」だけで31箇所ものビーチがある

まず『プラージュ・サン・フランソワ』

『Citadel & Plage saint-François』



このプラージュ(ビーチ)は
東(右端)のシタデルから始まって海岸通りの下にずっと続く
アジャクシゥの人々にとって最も日常てきなビーチなんです
写真左端は「シャルル・ド・ゴール広場」


「シタデル」の真下で砂浜に寝そべると
真後ろの真上に


こんな光景が目に入る


海岸道路のしただから真夏には観光客がひしめき合って通って行く



次に「アジャクシゥ」東側の端のビーチ『ラザレ』

『Plage Lazaret』

また町の西側に戻って「サン・フランソワ」のさらに西側の『トロッテ』

『Plage de Trottei』

さらに西側の「ギリシア人の礼拝堂」の位置のビーチ『シャペル・デ・グレック』

『Plage de la Chapelle des Grec』

引き続き西に行って5つの小さなビーチをまとめて「サンタ・リナ」
そのうちの一つ『アリアドゥン』


『Plage d'Ariadne』

そして『マリネッラ』


『Plage de Marinella』

その西には『テール・サクレ』


『Plage de la Terre Sacrée』

「アジャクシゥ」の対岸にも
一つだけ『ポルティッシオ』のビーチを挙げておこう

『Plage de Porticcio』
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