![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/13/7eb031e1f7e8e7a157e64bf368cfd308.jpg)
巻頭写真 : 『64年 65年 69年 の作品』
第二次世界大戦『欧州大戦』(1939〜1944)終了後
ガブリエル・シャネル
1945年モード界復帰第一作
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/1e/7c5cbcf1159f1054946c6255c8fc8536.jpg)
『フォーマル・ドレス』1945年春夏
アイヴォリーのコットン・テュール 金糸刺繍
ゴールド・ラメのホワイト・オーガンジー
その前に
一度戦前の作品をもう一度ご紹介しておこう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/07/8bc27c064beef2adda14af1426c5340d.jpg)
左『イヴニング・ドレス』1933年春夏
黒のシルク・テュール アイヴォリーのシルク・ポンジィ(絹紬)
中「イヴニング・ドレス」1929年から30年秋冬
ブラックのシルク・テュール ブラックのシルク・クレープ
アイヴォリーの機械編みレース
右「イヴニング・ドレス」1930年
ブラックのシルク・レース
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/eb/b964f450b3e39dbe9dca89b826af0338.jpg)
右
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/c9/0625b183c40a87997ed783f3be741edf.jpg)
中
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/3d/89f9d79dc7a1980de80767544f2c9e92.jpg)
『イヴニング・ドレス』1954
シルク・テュール 黒刺繍糸で縁取り刺繍
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/8c/784e53fad6f3fc3196e2b9e612152c71.jpg)
『イヴニング・ドレス』1957年から58年秋冬
赤のシルク・ヴェルヴェット 黒シルク・シフォン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/20/57aae1f8bc1217d79e256eb8ce9e8ea4.jpg)
『カクテル・ドレス』1959年春夏
黒のドグニン・レース
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/c4/00c22684cb8d5d1c55e1c2e26549875a.jpg)
『ブローチ』1959年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/20/e3834adb67cc86ded799895427203f84.jpg)
『カクテル・ドレス』1959年春夏
黒ドグニン・レース
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/77/8c95a4b6358a48caaf5f9c329cb7831b.jpg)
右『イヴニング・ニュース』1955年春夏
赤シルク・モスリン
中『イヴニング・ドレス』1970年から71年
赤シルク・モスリン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/d1/76a982c0cad5b63b45557deb3fb09ad0.jpg)
左『ドレス』1966年から67年秋冬
黒のシルク・モスリン 黒糸刺繍のアップリケ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/5e/2c612823561bdc9746f156826459d259.jpg)
『映画衣装』1961年
黒シルク・クレープ 黒タフタ
女優デルフィーヌ・セリグが
1961年の作品『去年マリエンバードで』で着用した衣装
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/53/122c3616ab6e1d2b2e59cf95ce7a1971.jpg)
『映画衣装』1961年
ゴールド・ラメ
同じくデルフィーヌ・セリグが「去年マリエンバードで」で着用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/4c/c989c7d7b7b8f9b973f3bd5fcea504ba.jpg)
『イヴニング・ドレス』1957年から58年秋冬
黒シルク・ヴェルヴェット 黒シルク・ガーゼ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/f8/aba83139950d167980b36595be7f93da.jpg)
『ドレス』1964年
黒のコットン・クロッケ(膨れ織り) 黒のオーガンジー
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/e1/b3819021ae5ede438e3d2f0ef7378b15.jpg)
左『テュニックとスカートのアンサンブル』1960年春夏
黒のシルク・クレープ 黒のラレックス糸のラメと黒シルク・コード 金メッキメタル
中『ジャケット、スカートとブラウスのテーラード・スーツ』1961年から62年秋冬
黒のセロファン・ヴェルヴェット アイヴォリーのデュシェス・サテン
黒のガラリス
右『ドレス』1963年から64年秋冬
黒のパイエット・ビーズで総刺繍したシルク・テュール
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/7c/004cce0297598cdba0230f80585cea1e.jpg)
女優「ロミー・シュナイダー」が着用したもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/14/43ffccec225e1300b11ccfbd1b78ceb6.jpg)
『カクテル・ドレス』1961年から62年秋冬
ブッコル社製「フロッシュブリーユ生地」 黒のナイロンとセロファンのテュール
黒ラッカー仕上げのサテン・リボン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/f0/f1ad38a9916c3decad23ba2577796348.jpg)
『ドレス』1961年から62年秋冬
ゴールドとシルバーのラメの膨れ織り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/6e/b1c240b79ebee4e21a7cda5c9c18d5ca.jpg)
左『ドレス』1960年
アイヴォリーのコットン・テュール コットンとシルクの金糸刺繍 金ラメ
ホワイト・オーガンジー アイヴォリーのシルク・クレープ
右『スーツ』1962年から63年秋冬
ゴールド・ラメ アブサン色シルク・オットマン(横畝織)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/fe/f7262fe248e5ad84069f835061caa9f9.jpg)
『イヴニング・ドレス』1964年から65年秋冬
黒のモール糸とラレックスの変わり織 赤シルク・ヴェルヴェット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/da/31c7810c5d02fba3f6ed675714185208.jpg)
左『イヴニング・ドレス』1967年から68年秋冬
ナイロンの網細工 ホワイトの捻り織レーヨン 虹色セロファン クレープ
モスリン アイヴォリーのシルク・シフォンとシャルムゥーズ
右『イヴニング・ドレス』1967年から68年秋冬
ネイヴィのシルク・クレープ 淡青のシルクのモスリンとタフタ
そして1960年に入って
いよいよ「シャネル・スーツ」が登場する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/fc/76dc472d2a73339a47f8f51aa3575a81.jpg)
『スーツ』1961年から62年秋冬
ピンクのウール・ジャージィ ルラックスとナイロンのラメ
ブッコル社の『ムスタファ生地』
1960年代に入り
ゴールドのラメを多用するようになって
ゴールドが夜の衣装限定から昼にも身につけられるようになった
「ムスタファ」という生地が
メタリックな光沢を備えてゴールド色と」方向性が一致し
1965年からは
小粒の人造パールで縁取ったボタンや「ダブル C」のボタンも登場する
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/85/26a56894ad82ccdd8159d1e2ca68b785.jpg)
『スーツ』1961年から62年秋冬
ウール・ツイードにゴールドのメタリック糸 フランボワーズ色のシルク・ポンジェ(絹紬)
もともと
ここ「パレ・ガリエラ」には『ガブリエル・シャネル・ギャラリー』という
彼女に捧げられた名前の付いたギャラリーが地階にあるのです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/fc/b38ff53bb6919eb8a23f9161afd88602.jpg)
そこに
今回の「特別回顧展」でも60年代以降の「スーツ」が
一堂に会しておりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/1b/2194948aa6b73eb4431fbca27b52962a.jpg)
1950年台後半にはすでに「雛形」は存在していた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/06/649dfca018ce2ec40c1facfa3562a8ee.jpg)
『スーツ』1958年から59年秋冬
レジュー社のフレック(細かい斑点)の茶と白のツイード 金メッキのメタル
そして発展型が次々と登場してゆくこととなる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ed/84911072be56c8a0d3245d5855e247ba.jpg)
『スーツ』1959年末
オフ=ホワイトの膨れ織りウール・ニット ネイヴィの飾り紐の縁取り
モナコ大公国『グレース大公妃』が着用されていたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/7a/973f015c56933ccb5c7f4b91142bdcf3.jpg)
左『スーツ』1960年から61年秋冬
ビュール社製白ウール・ニット ネイヴィのウールニットで縁取り シルク・ポンジェ(絹紬) 金色メタル
中『スーツ』1963年から64年秋冬
アイヴォリーのウール・ツイード アイヴォリーのシルク・ポンジェ アイヴォリーとネイヴィのウールボカシ染め飾り紐で縁取り
右『スーツ』1959年末
ベージュとプルーン(赤紫)のツイード プルーンの縁取り 金色メタル
モナコ大公国『グレース大公妃』が着用されていたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/fa/7c285ece4fe613e57e1dd8e58563b7ca.jpg)
『スーツ』1961年
細糸織りツイード グロ=グラン(絹の畝織り) ネイヴィの組紐フケシア
金メッキのメタルとイミテーション・パール
ベルギー王国『パオラ王女』が着用されていたもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6b/22/1127373ee6b08fefa74e8ce5c057a66f.jpg)
『スーツ』1961年春夏
ボカシ染め細糸織りのツイード ネイヴィの飾り紐付き赤のグロ=グラン(畝織り)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/66/98fddfc458b0a0491e6adcd34785232a.jpg)
『ジャケットとスカート モダン・ブラウス』1961年から1962年秋冬
多色フレック・ツイード 黒のグログラン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/ca/3b3db4d53271b4269387ab0726afb5a1.jpg)
『スーツ』1962年春夏
ベージュのツイード 黒のシルクの縁取り
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/75/66058edf43260ce992988df3e3aeb56d.jpg)
『ドレス』1962年から63年秋冬
白のコットン糸でキルティング縫い目を入れた黒のウール・ニット 金色メタル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/8e/954350acf58ce5ff24ecdb316cec9786.jpg)
『スーツ』1962年から1963年秋冬
黒シルク・ヴェルヴェット 黒のシルク・サテンのリボン 金色メタル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/18/0e597c86aaf504cb3acaa7fcf0534986.jpg)
『スーツ』1964年から65年秋冬
フレックのベージュのツイード 金メッキのメタル ピンクのシルク・クレープ・ド・シーン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/3a/a47101f1b0c2a20921b7b2164d528dc9.jpg)
『スーツ』1964年から65年秋冬
フレックのベージュのツイード 金メッキのメタル ピンクのシルク・クレープ・ド・シーン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/33/53c41a9dffe9fcbc37ef5b5c0b754c06.jpg)
左『ジャケット、ブラウスとスカートのスーツ』1964年
白とネイヴィのチェック柄ツイード ネイヴィーでプリントした白シルクのテュイル
中『ジャケット、スカート、シャツとタイのスーツ』1969年
ネイヴィと白のチェックのウール・ニット 白コットンのポプリン 黒のシルク
右『スーツ』1965年
ネイヴィでプリントした千鳥講師の白のシルクのクロッケ(膨れ織り)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/05/c956c351c3dce3bfeb640749970cab16.jpg)
『スーツ』1964年から65年秋冬
オフ=ホワイトのツイード ネイヴィと赤のウールでブレード
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/bb/887374f71acd3ed48d562f9f09061440.jpg)
『スーツ』1965年から1966年秋冬
ネイヴィのツイード 膨れ織りの赤のシルク ネイヴィのガラリス 金色メタル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/86/887e5dba46f86042c867c0816cae5f59.jpg)
『スーツ』1968年春夏
ネイヴィとピンクのボーダー柄プリントのシルク・テュール
女優『メレーネ・デートリッヒ』が着用したもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/1d/3510dd46b63869e886e7a70c48b5d226.jpg)
『ジャケット、スカートとベルとのスーツ』1970年
マレスコット社社製ファンタジー(変わり織り)アイヴォリーのウール・ジャージイ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/00/fcaf48e566339c0039970b370b615197.jpg)
『ジャケット、スカートとベルトのスーツ』1970年
マレスコット社黒ファンタジー・ウール・ジャージー
女優『マレーネ・デートリッヒ』が着用したもの
コートもあります
まず1950年代のもの
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/0a/25eb0cbc18fdd302ba846abcad9ec6e5.jpg)
『コート』1954年春夏
アイヴォリーの広幅織りウールとシルク・クレープ 真珠貝
そして60年代に入る
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/7b/c7c8279e1682cca21455a0225ce43717.jpg)
『ドレスとコートのアンサンブル』1962年春夏
アイヴォリーのブックル・ツイードとシルク・クレープ 金色メタル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a2/f32bec26a459783cadecca4d7ab22579.jpg)
『コート』1961年から62年秋冬
黒の膨れ織りシルク 白のミンク 金色メタル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/18/cca7c4f9e8fda1ac1a062a6ba2a5b3dd.jpg)
『ドレスとコートのアンサンブル』1962年春夏
赤のウール ラズベリー(赤紫)のキルト模様シルク・タフタ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/c2/111f1ad069e196de1de82509099b8b92.jpg)
『ドレスとコートのアンサンブル』1962年春夏
ネイヴィの広幅織りウール アイヴォリーのシャンタン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/fb/a72cf9057c1782dd30df61a90bfc6c1d.jpg)
『ドレスとコートのアンサンブル』1965年から66年秋冬
ネイヴィのツイード 赤の幅広織りウール 金色メタル
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/74/77d2f23892ba0bd50f6c63b77df61a63.jpg)
『コート・プリッセ(毛皮月コート)』1966年から67年秋冬
チェック柄行き浮き出し織りの黒ウール 刈り込みビバーのファー 黒ガラリス 金色メタル
変わり種も
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/db/102ce9754b0c7d4e106459060e5cc360.jpg)
『ドレスとケープのアンサンブル』1968年から1968年
ゴールドのクロッケとラメ ゴールドのシルク・オーガンジー メタルと螺鈿
この項
字数が足りませんのでここまで
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