想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

怒りの矛先が定まらない。

2013-09-20 21:06:09 | 日記

いきなり、心が折れた。

介護部屋に入ってゆくと、
テレビを見ていた父が、
視線を動かない足に移す。
右から見たり、
左から見たり、
で、「ああ…」とか「うーん…」とか唸っているが、


何か言いたいことがあるなら言葉で云え!!

とキレた。
や、こっちから聞いて欲しいのだろう。
「どうしたの。足が気になるの?」
つい先月まではそんな心配りができたのだが、
今は、
父が口を開く前に立ち去る。

足がどうにもならないと訴えられたとしても、
二人で考えたってどうにもならないのだ。
なんせ、まだ治療法が見つからないのだから、
二人で悩んだところで解決にはならない。

…もう私は、何も考えたくない。
どうにもならないって云うなら、病院に行けよ。
足をどうすればいいかなんて、
素人の私に判るか!

どうにもならないんだよ。
どうにも!!

気休めに「明日になったらきっと治るさ」とでも云えばいい!?

もう今日は、全員駆逐してやる!! というあの気分だった。
心が荒れて粗ぶって、
自分で自分が手に負えなかった。
ベッドの上で悶絶するほど、

イライライライライライライライラ…



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