路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

国東オレンジロードと恋叶えロード。

2017-07-10 21:56:59 | ツーリングレポート

2017年6月17日土曜日 曇り。

 職場の元ゴールドウイング乗りのアニキとツーリング談議をしていたら国東の話が少し出てきた。
国東半島といえば、昔はオレンジロードという鮎川なんとかなんていうコケティッシュな美少女しか連想できないオッサンには
懐かしい名前の付いた広域農道がありツーリングコースの一つとなっていた。
「そういや最近聞かないね」と思い立ち、早速走って見ることにした。

 とはいえ、直接国東に行ってしまうのもなんなのでいつものコースで日田まで南下してスカイファームロードひた、ファームロードわいたを走り、
三愛を左折してやまなみハイウェイで湯布院まで出てから別府を抜け南から国東半島へ入った。
この時点で出発より約4時間経過していてなんとも遠回りしてしまったが、いつものことでもある。


◆杵築側からの広域農道オレンジロード入口。

 さて、ようやく杵築市街地に入り県道49号を左折する前のホームセンターの駐車場で少し休憩。
この日初めての降車となる、
目薬を差し、水を飲み、握ってきた爆弾おにぎりを頬張る。
少し前ならなんとも無かったが、最近はやはりしんどくなったかな、ちょっとキツイ。
しかし、本番はここからである。
一休みしてオレンジロードへ進入しアクセルを開ける。

 で、なんと言うか、視界が悪く整備もたいしてされておらず、道路は一昔前の規格であり、どこにでもある只の広域農道であった。
それでも、唯一対向車線から4台の大型ロードバイクのマスツーと擦れ違ったのだから、未だにツーリングコースとしての需要はあるのだろう。
暫くすると展望所の標識が目に留まり、そちらへ向った。


◆オレンジロード展望所の駐車場から。

 展望所という公園に上ってくると、これまた整備が中途半端なものが出てきた。
比較的新たしく整備された場所のようだけど、保守がなっていない感じである。
私が公園内に入ると暫くして赤い乗用車がそそくさと駐車場から出た行った。
あら、オジサン、若い2人の邪魔をしてしまったみたいだ、ごめんよ。




◆展望所から海を望む。遠くに見えるのは姫島。

 再び走り始めて暫くすると国道213号へ出てしまった。
道の駅くにみに寄ろうと思っていたが先のほうへ出たらしく、後戻るのは嫌なのでそのまま走ることにした。
これより先、豊後高田方面の国道213号は最近「恋叶えロード」と呼ばれているらしい。
手持ちのツーリングマップルにも別名「恋叶えロード」とある。
走っていても「どこがじゃ」と思っていたが、綺麗に整備された駐車場がある公園が目に留まり駐車することに。


◆粟嶋公園駐車場にて。

 粟嶋公園という綺麗に整備された駐車場に停車。
数台の大型バイクが2台ペアで4台停まっている所をみるとライダーも立ち寄るスポットなのだろう。
折角なので少し散策すると痛いモニュメントを発見。


◆愛鍵、ラブロックという南京錠をぶら下げるモニュメント。

 あぁ、あったさ、そんな気分の頃もさ・・・と、遠い目で眺める。
ラブロックだと?なんだその抗アレルギー薬剤のような名前は!
更に進むと・・・


◆モニュメント「結い」。

 あーはいはい、中島みゆきの「糸」とか、昨年ヒットした「君の名は」の組紐とかの類か。
赤い糸?あるよね、そういうの。
人生はそんなものによって運命付けられ縛られてゆく。
無心で自由で居られる時、それはバイクのアクセルを握っているときに他ならない。
坂道を下ると粟嶋神社なるものが姿を現す。


◆粟嶋神社。

 一礼して鳥居を潜ると石積みの階段が海まで続く。
なにやら動くものに気付く!
フナムシが参道にビッシリ!!居やがったぜ!!
数百を超えるフナムシが私から逃げながら汐が引くように動く。
ああああ、ビュジュアルがGに似てて苦手なんですよフナムシ。
しかも腐肉食だけでなく生きた者も噛み付く始末。
恐る恐る階段を下りると一面に海が広がっていた。
30代前半だろうと推察される女性ライダー(ウェアからバイク乗りであると判定)の2人組みと、
岬から必死にエギング(エギという疑似餌でイカを釣る漁具、漁法)を行う30代前半の男性というシュールな光景に出会う。
女性ライダー2人組みは、なにやら石を投げている様子。
釣り人はこちらをおかまいなしにエギングに没頭している。
昼の13時に釣られるイカがいるのか疑問だが、エギを投げて遊んでいるんだと思えば否ぬお世話と言うものだ。
女性ライダー2人組みが石を投げ込んでいるのを観察しているとこんなものを見つけた。





◆早速初穂料を投入。これで4回は石を投げられるよね。


◆これが願い石。




◆あそこの岩の窪みに投げ入れます。

 結構遠いようで近い微妙な場所にある叶い岩と呼ばれる岩の窪みに願い石を投げ入れ、
入れば願いが叶うとうことらしいです。
うん、叶い岩が子〇で、願い石が精〇という訳か。
分かり易い生殖信仰だけど、少子化問題を少しでも改善するのならなんでもありですよ。
さて、私も石を投げさていただきます。
一投目は石の縁に阻まれアウト。
二投目三投目と同じく惜しくもアウト。
最後の四投目でなんとか窪みに願い石が収まりました。
秘訣はアンダースローで距離感を掴みつつの力加減ですかね。
一応、家内安全夫婦円満を願いつつ投石しました。
しかし、オッサンが一人一生懸命願い石を放っている姿はきっと恥かしい光景であっただろう。
まぁ、見ているのはエギングしているお兄さんだけなのでまぁいいか。

 願い石を投入後は再びKLEに跨り走り出す。
豊後高田市を抜ける際ボンネットバスと遭遇。



◆昭和のボンネットバス。

 うーん、どうしようかな?昭和の町へ行こうかな?と思いつつも結局は停まらず一路家路に着いた。

・本日の走行距離 412km
・本日の旅費       2,704円
 


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2 コメント

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大分国東半島は一度だけ (Mako10)
2017-07-11 18:59:57
国東半島は独身の時に、車で行ったきりですね~!
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re:大分国東半島は一度だけ (なぎちん。)
2017-07-12 19:26:46
お久し振りです。
独身の時というフレーズが琴線に触れました。
うん、赤い糸って恐ろしいですね。
でも、それで今の自分がある訳で(良いのか悪いのか)。
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