JD(日本障害者協議会)が30周年を迎え、社大で公開シンポジウムを開きます。
1980年に国際障害者年日本推進協議会を創設以来、30年を数えたことになります。
国際障害者年を日本でアピールするために、主張を超えて集まった各障害者関係団体。
障害種別も志向性も異なる団体同士が、本音で語り、創り上げてきた民間の協議会です。
僕が、協議員として参加させて頂いていたのは、もう10年前のことです。
日本病院・地域精神医学会が精神関連学会として初参加し、その代表で出席していました。
初代代表の調一興さんの舵取りの苦労は、並大抵のことではなかったと思います。
でも、彼の人柄と包容力、時代の先見性が、今日の動きを作って来ました。
精神障害者福祉を積極的に取り上げてくれたのも、調さんでした。
激しく意見が対立した時、「仲間じゃないですか~」という彼の一言で納まりました。
当事者団体や家族団体、専門職能団体や学会や、立場を超えて同じテーブルにつく。
主張すべきは主張し、でも共通の目標を掲げ、取り組み課題を明らかにする。
今、政府の障がい者施策改革推進会議でも、激しいやりとりが展開されています。
でも、障害者権利条約締結に向けての国内法整備が必要という認識と目標は一緒です。
今回のシンポジウムのコーディネータは、総合福祉部会長の佐藤久夫さんです。
新しい時代の新しい障害者福祉を切り開く、公開市民シンポジウムに奮ってご参加下さい。
(ただ、残念ながら、僕はこの日、他用重複のため大学におりません…あしからず)
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日本障害者協議会(JD)結成30周年記念 公開市民シンポジウム
「 すべての人の社会へ
-国際障害者年から障害者権利条約実現への歴史・情勢・人間に学ぶ-」
時代の要請に大きく寄与すべく、JDもこの国際障害者年日本推進協議会(IYDP推進協)の創設から今年で30周年、来年の国際障害者年スタートから30周年のこの機会に、幅広い市民を対象とした公開講座を添付チラシの内容で企画いたしました。
日時 2010年 9月4日(土) 午後2時~5時
会場 日本社会事業大学 清瀬キャンパス B101 手話通訳付き
※西武池袋(有楽町)線「清瀬」駅南口よりバス6分『日本社会事業大学前』下車
先着 300名・入場無料
○あいさつ
勝又和夫(JD代表)
○コーディネーター
佐藤久夫(日本社会事業大学教授・総合福祉部会部会長)
○シンポジスト
尾上浩二(DPI日本会議事務局長・制度改革推進会議構成員)
森本美紀(朝日新聞記者)
藤井克徳(JD常務理事・制度改革推進会議議長代理)
なお、これに引き続き以下のテーマで、日本社会事業大学文京キャンパスで公開市民連続講座(全4回)を開催します。
○10月30日(土):障害とはなにか
○11月13日(土):自立とはなにか
○11月27日(土):世界潮流(ノーマライゼーション・インクルージョン)
○12月11日(土):障害者運動と提言
この9月4日(土)の清瀬キャンパスでのシンポジウムは、そのプレセッションとも位置づけられるものです。
当日参加もちろん大歓迎ですが準備の都合もあり、事前に参加者氏名・人数等JD事務局にお知らせいただきますと大変しあわせです。
日本障害者協議会事務局
Tel:03-5287-2346 fax:03-5287-2347
E-mail office@jdnet.gr.jp
※画像は、前記事に引き続き、玉川上水の散歩道です。