記憶のスクラップ・アンド・ビルド

当然ながら、その間にタイムラグがあり、
それを無視できなくなることこそ残念です。

自問自答

2009年10月13日 05時40分47秒 | Weblog
  何だ、これは。
  不用意に原記憶などという言葉を使ってしまって。
  原罪、原風景という言葉を連想させる。
  怪しげになる。

  原罪:既に誰も実在を信じない遠い先祖の話。
  物語としてなら何時でも誰でも作れる。
  それが尤もらしく意味づけされないと済まなくなる。
  昔の宗教家や哲学者が、ためにしようと作り揚げた筋書き。
  皆が背負うべきという論理まで作っての脅しになる。

  原風景:何故か分からないが懐かしい風景というだけだったかも。
  懐かしからとて、古いわけではないのに。
  まして最も古いなどと言えば無理になる。
  美しければ共有したくなる。
  しかし誰でもが同じように懐かしいと想うはずだと考えてはいけない。
  人々が共有する風景の元祖だという歴史的根拠もあるわけでない。
  意味づけするために手を加えて、却って作り物になる。

  跡づけるために出発点だったと考えるべきものが必要だろうか。
  意識に対して無意識の概念を作り、
  さらに前世の記憶やら集合的無意識などの概念を作った轍を踏みかねない。

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